ですが、最近では温暖化によってお盆前でもいることが多くなっています。
刺された場合
小さくて透明なので、刺されてから気づくことも多いです。
ビクッと電気が走ったような激痛があり、触れた場所が赤くミミズ腫れのようになります。
命に別条がないことが多いですが、ミミズ腫れは数週間残る場合があります。
ミズクラゲ
水族館やペットとして人気があります。
透明感があり丸い傘が可愛らしい見た目です。
大きさは約15~30センチで、これ以上大きいサイズもいます。
生息場所
日本全国の海で生息しています。
1年中海にいますが6月~8月の暖かい時期になると浅瀬にいきます。
大量に発生することが多いです。
また若いクラゲはすり潰しても再生します。
刺された場合
刺されても痛みがほぼ感じません。
痒みが出る場合もあります。
痛みがほぼ感じないことから、刺されていても気づかない方が多いです。
刺された後、なんらかの症状が出る危険性もほぼありません。
皮膚が薄いところに刺されると痛みがある場合もあります。
カツオノエボシ
命の危険もあるとても危ないクラゲです。
アンドンクラゲと同様で別名【電気クラゲ】とも呼ばれています。
傘は約10センチからあり、触手の長さは10~15センチ、青くて透明なビニール袋のような見た目です。
生息場所
温かい場所を好みます。
冬の時期は熱帯地域に生息し、春から夏にかけて季節風にのって太平洋側にいきます。
日本では、本州の太平洋側で見かけます。
普段は沖合にいるので浅瀬ではあまり見かけないですが、台風や強い海風によって海岸に打ち上げられていることが多いです。
3月~8月によく見かけます。
刺された場合
触手に触れると、刺胞が発射されて刺されます。
全身に電気に打たれたような激痛がはしり、炎症を起こしたり、腫れあがったり、高熱が出る場合もあります。
痛みも長く続き、ひどい場合はアナフィラキーショック(アレルギー反応)で亡くなる危険性もあります。
アカクラゲ
名前の通り赤い色の傘と長い触手が特徴です。
別名【ハクションクラゲ】とも呼ばれています。
傘は大きく約30センチ、長い触手は数十本もあり約2メートルの長さがあります。
生息場所
他のクラゲに比べて冷たい温度を好み約14度以下の場所にいるクラゲです。
基本的に夏以外の11月~5月の太平洋側に多くいます。
※まれに海水浴の季節にいるので注意して下さい。
刺された場合
刺されるとヤケドのような痛みでミミズ腫れや水ぶくれになります。
しばらくの間、痛みや痒みがありますが1週間ほどで完治すると言われています。
クラゲに刺されたらどうなる?クラゲに刺されないためには?
刺されるとどうなるの?
- 痛みや赤み
- 腫れ(ミミズ腫れ)
- 頭痛
- 吐き気や嘔吐
- 全身蕁麻疹
- 心窩部(みぞおちの辺り)痛み
- めまいや痙攣
- 呼吸困難
- 心筋梗塞
などさまざまな症状があります。
クラゲの種類や、刺された方の体調によります。
クラゲに刺されないためには?
- クラゲの多く発生する時期(お盆付近)は避けましょう。
- クラゲを見かけたら、避けるか海から出ましょう。
- ウェットスーツやラッシュガードなどを着用し肌の露出を少なくしましょう。
- クラゲ予防用の特殊なクリームやなどを塗りましょう。
刺されないためにも、事前に準備しておくことも一つの手です。
クラゲに刺された時の対処?
クラゲに刺された時の対処法
1.すぐに海からあがります。
アナフィラキシー症状を引き起こす場合があり、溺水する危険性があります。
2.刺されたところを『海水』で洗います。
真水で洗うと、浸透圧の差によって毒が体内に流れる場合や刺胞を活性化してしまい、さらにひどくなる危険性があります。
3.触手を抜く(触手が残っている場合)
触手をそのままにしておくと、また刺される場合があります。
※素手では絶対に触らないでください!ピンセットや手袋を着用して抜くようにしてください。
4.氷や冷たいもので傷を冷やします。
刺されたところは、熱を持つため冷やすことで痛みを和らげてくれます。
5.速やかに医療機関での治療を受けましょう。
クラゲの種類によっては、後から症状が出る場合もあります。
医療機関で詳しく診察を受けることをおすすめします。
お酢を使う場合
刺された傷口にお酢を使う療法を聞いたことがあります。
お酢での療法はクラゲの種類によって効果がある場合と、逆に悪化させてしまう場合があります。
むやみに使用すると、とても危険ですので刺されたクラゲの種類が分からない場合はお酢の使用はやめましょう。
まとめ
クラゲはいつでるの?
- クラゲは8月頃(お盆付近)から最もピークになります。
※ですが、一年中海にいるので注意は必要です。 - 海水浴場でクラゲを見かけても遊泳は可能ですが、何かあってからでは遅いのでおすすめしません。
その場合は、海に入らず遊べる磯遊びなどに変更してもいいかもしれませんね。
クラゲの種類
特にお盆付近は、アンドンクラゲが大量に発生しやすいです。
大事には至らないクラゲ
- 「アンドンクラゲ」
- 「ミズクラゲ」
- 「アカクラゲ」
命にかかわるクラゲ
- 「カツオノエボシ」
クラゲは上記で紹介した以外にも、たくさんの種類のクラゲが海にいるので注意してください。
刺されるとどうなるの?
- 痛みや赤み
- 腫れ(ミミズ腫れ)
- 頭痛
- 吐き気や嘔吐
- 全身蕁麻疹
- 心窩部(みぞおちの辺り)痛み
- めまいや痙攣
- 呼吸困難
- 心筋梗塞
などさまざまな症状があります
刺されないための予防
海に入る際は、肌の露出を少なくし、クラゲ予防クリームを塗りましょう。
そして、クラゲの少ない時期やクラゲ防止ネットが張ってある海水浴場選びましょう。
刺された場合
- すぐに海に出る
- 海水で傷を洗う
- 触手を抜く(素手は禁止)
- 刺された傷を冷やす
- すぐに医療機関でみてもらう
しっかりクラゲ対策をして、海水浴を楽しみましょう。
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