読書感想文の小学生低学年向けの書き方!おすすめの本も学年別に紹介!

祖父と、犬のパトラッシュと暮らす少年ネロの夢は、画家になること。つつましくも幸せな生活を送っていましたが――。
ネロとパトラッシュの友情に心を打たれ、待ち受ける悲しい結末に考えさせる不朽の名作。
さくさく読める世界名作シリーズ第19弾。(amazonより引用)
私はクリスマスプレゼントでこの本(シリーズは違っていましたが)を貰って、とても感動したのを覚えています。
動物や人間の死に触れることで、考えることができることも増えると思うので、読書感想文だけでなくお子様の心の成長にもおすすめの作品です。
3.わたしのいもうと
何気ないいじめによって傷つき、学校に行けず心を閉ざしてしまった妹。
作者のもとに届いた一通の手紙から生まれた、実話に基づく衝撃の絵本。妹をいじめた同級生たちは、そんなことなど忘れて中学生になり、高校生になっていきました。
(amazonより引用)
多感な時期だからこそ読んでほしい一冊。
いじめることの罪深さ、そして、死んでしまうことの罪深さも感じられます。
加害者にも被害者にもなりうるからこそ、その立場にならないために、その立場になったときに、どうするのか、しっかり考える機会を持てるのでおすすめです。
小学3年生におすすめの感想文向け書籍3選!
1.あたしって、しあわせ!
友だちができなかったらどうしよう――不安でいっぱいの新1年生ドゥンネは、エッラ・フリーダと仲よしになってから、何をするにも毎日いっしょ。
ところが、とつぜんの引っこしで2人はバラバラに。
泣いてばかりのドゥンネが、もう一度元気をとりもどすまでを、けなげに語ります。
スウェーデンの名コンビによる絵物語。(amazonより引用)
親の転勤などで引っ越してしまった友達がいたり、転校経験のあるお子様もいらっしゃると思います。
自分に置き換えやすいですし、お子様の日常生活と同じような感じでストーリーが進んでいくので読みやすくておすすめです。
2.にんきもののひけつ
花のバレンタインデー。
同じクラスのこまつくんはチョコレートを27こもらった。
ぼくはたった1こだけ。うーむ。
そこでぼくはこまつくんの人気のひけつを探ることにした。
最後には尾行までして探り出したその秘密とは?(amazonより引用)
にんきものシリーズは、私も小学校の頃に全制覇しました!
図書室に置いてある学校も多いと思います。
とっても読みやすいのと、小学校ならではの悩みや葛藤を題材にしているので感情移入しやすいと思います。
このシリーズは全部おすすめです。
3.より道はふしぎのはじまり
亜子は首をかしげた。
最初は風太を家まで送るはずだったのに、なぜか、帰ろうといった風太をひきとめた気がする。
なんかへん。…そうだ。かきを食べてからおかしなことになってるんだ。(amazonより引用)
不思議なお話が大好きなお子様におすすめの一冊です。
不思議に思うと同時に、まっすぐ正直に生きることの素晴らしさ、難しさを感じられるので、感想文も書きやすいです。
親御さんも一緒に読むと何だか懐かしさを感じられますよ♪
読書感想文を綺麗な字で書こう!
さてせっかく作文を書くならきれいな字で書かせたい!そう思う親御さんのために、きれいな字を書くコツをお伝えします。
筆者は左利きを直させたい、というのを理由に3,4歳の時から硬筆の教室に通わせてもらっていたのですが、そこで最初にしたのは、まっすぐな線やなみなみの線、だんだん太くなっていく線など、お手本通りにとにかく線を書きまくることでした。
当時はまだ字が書けないから線を書いているんだ!と思っていましたが、ここで鍛えられているのは、お手本通りに書くということでした。
きれいな字に関しては教科書や漢字ドリルがお手本です。
字の隙間や上がり具合を意識して練習しましょう。
といっても長い時間練習すると、手も疲れるし飽きてしまうので、1日何時間、や、1日何文字、今日はここまで、など課題を決めて集中させてすると、きれいに書ける確率もグーンとあがります。
まずはなぞり書き、慣れてきたら手本を見ながら書いて、最終的には手本も見ずにきれいに書けると良いですね。
これは本当に日々の努力の積み重ねなので、毎日少しの時間で良いから字の練習の時間を取ると良いと思います。
たとえば大きくなってからも、履歴書などまずは字で判断されるので、今しっかりと練習すると良いです。
読書感想文コンクールに入賞するには?
学校に読書感想文を提出して、先生が良作品と判断した作品は本人の同意のもと読書感想文コンクールに応募されます。
コンクールにもさまざまな種類があり、出版社が主催しているものや公的機関が主催しているものがあります。
一番有名なのは、「公益社団法人 全国学校図書館協議会」というところが主催している、青少年読書感想文全国コンクールです。
そのコンクールにもさまざまな賞があるのですが、入賞したいなら、本は課題図書を選ぶのがおすすめ。
なぜなら、審査員は全員課題図書は読んでおり、審査員なりの感想があるからです。
そこで、自分とは違う感想を持った子の作文を読んだら、どうですか?
こんな感性もあるのか!ととても引き付けられますよね。
それに課題図書はその年に出た本の中から選ばれるので、過去に同じ感性を持った子の作品を読んだ、ということがありません。
誰もなしえなかった、新しく新鮮なものが評価されやすいので、お子様の斬新な考えをどんどん引き出して、お子様にしか書けない読書感想文にしましょう!
親はどこまで手伝う?
さて、一番考えるのが、どこまで手伝っても良いのか分からない…。
というところですよね。
手伝ったとバレバレの作文を提出させて先生に怒られるのだけは避けたいし…と悩みどころ。
私の考えでは
- 読んだ感想や伝えたいことを質問する形で引きだしてあげる
- お子様なりに書いた文章の手直し
くらいで良いと思っています。
結局この宿題の意味は、感じたことを文章にする力や、お子様の感受性を伸ばすための宿題です。
あまり指摘しすぎると、お子様のやる気喪失にも繋がるので、手伝うのは最小限にしましょう。
そしてこんなに面倒くさいと思ってしまう宿題は早々に終わらせてしまうのがベストです。
私もそうだったのですが、夏休みの宿題を7月中に終わらせてやる!と思っている小学生はとても多いです。
そしてそういう子は8月に入って宿題が終わってないと、とたんにやる気がなくなるので(私がそうでした笑)、7月中に終わらせてしまうのがおすすめ。
まとめ
読書感想文の小学生低学年向けの書き方!まとめ
1.枚数
学校に規定に従う!大体は低学年だと3枚が目安。
2.読書感想文の構成
つかみ、あらすじ、感想、まとめで構成!
それぞれ全体の10%、10%、60%、20%を意識!
3.進め方
質問をする形で書きたいことを引きだしてあげる
それでも分からないようなら一緒に考えてあげる
4.題名
お子様の感じたことそのままが大人たちを引き付ける!
5.書き出し
読んだ理由やきっかけからサラッと入るのが書きやすくておすすめ。
6.本文、書き終わり
堅苦しくならないです、ます調がおすすめ。
習った漢字や言葉はどんどん使う!
思ったことを素直に書き、今後の目標で締める!
7.きれいな字で書く
毎日少しずつ練習することで、今後の印象も変えられる!
8.コンクールで入賞するには
新しくて新鮮な、斬新な考えを盛り込むべし
9.親の役目
伝えたいことを引き出してあげて、あとは文章の手直しのみ。
なるべくやる気のある7月中に終わらせよう。
お子様にとっても、親御さんにとってもネックな読書感想文。
早々に終わらせて今しかないこの夏休みを精いっぱい楽しませてあげましょう!
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