夏休みの宿題の定番といえば、読書感想文。
見た瞬間に気が重くなりますよね。
中には著作権フリーのページからパクり、提出する方もいるでしょう。
先生も読書感想文の書き方を指導する余裕がないので、パクリを追及しない可能性もあります。
でも、シレっと提出するのはなんだかモヤモヤしますよね。
実は作法さえ守ればOK、パクリは認められるんです。
世間でいう、「影響を受けた、インスパイアされた」というレベルにするのは、それほど難しくありません。
型を知ることが感想文攻略への近道。
合法的にパクるとは、うまい構成を盗むということです。
著作権フリーサイトの作品から鋭い意見を取り入れ、「自分はどう考えるか」を追加すれば、立派な感想文が完成します。
夏休み明けに笑顔でいるためにも、がんばりましょう。
読書感想文はパクった内容でOKなの?提出すればそれでよい?
そもそも読書感想文を提出する目的、宿題になっている目的は?
読書感想文は
- コンクールに応募する作品をつのるため
- 読書習慣定着を目的
にしています。
「読書をしてきましたよ」という証拠を提出させて、成績評価の材料にする(赤点スレスレのときは救済策としても)という意味合いも強いですね。
本を読んで深く考えることは、長期休暇にこそおすすめの課題です。
たった1冊の本で人生が変わることもあります。
これが多くの先生の「宿題を出す目的」です。
パクった内容でも出せば問題ない?
パクリも程度によります。
著作権フリーサイトを使ってバレた場合、高い評価はつけられません。
しかし教える側としては、授業で書き方を指導できていない負い目があります。
追及される可能性は高くありませんが、書き方は早めに身に着けておきましょう。
問題となるのが、「コンクール入賞作品」を写して著作権を侵害すること、そして「友達に無理を言って」作品を写した場合です。
特に提出前の他人の作品をコピーするのは、頼んだ方も見せた方も同罪。
他人を巻き込む悪質な生徒と思われ、説教される可能性大です。
読書感想文のパクり・コピペはなぜバレてしまうの?
端的にいえば、先生の勘でバレます。
毎回提出される作品は、「懸命にマスを埋めてきた」ことがわかる、ほほえましいものが大半です。
そんな中で、体裁の整いすぎた感想文があると、先生はこう考えます。
- もともと文章が得意な生徒か
- 親が代筆したか
- パクりはされてないか
以上3点です。
特に問題となるのが3で、クラスメイトの作品をパクっていないか、厳重に確認します。
また、コピペチェックサイトも充実しているので、不自然なところを手入力して調べます。
妙にうますぎる文章を見たら、若い先生はベテランの先生に相談しますので、嘘はつかないのが一番です。
オリジナルかコピーか、意外と見抜いていますよ。
先生はどこまでチェックをしている?読書感想文のパクりがバレたことで学校生活に支障は?
実際の教育現場は多忙ですので、たいていの先生はサッと目を通して評価します。
しかしコンクールに出すとなると、よりチェックは厳しくしますよ。
いい作品があれば数人で持ち寄りますが、パクった作品はここでバレます。
コンクール作品や、友達の作品をパクるのは、テストのカンニングと同じこと。
呼び出しは覚悟しましょう。
お咎めがなくとも、成績や内申が下げられ、推薦で進学することは難しくなります。
信用を失い、先生から厳しい目で見られると思うと、怖くありませんか。
なお、大学や大学院でパクリをすると、「盗用」となります。
停学や退学となると、受験での苦労はすべて水の泡。
社会人であれば業界を追放される可能性もあり、社会的立場が危うくなります。
参考にするとしても、節度は守ってくださいね。
読書感想文をうまくパクるコツは?
読書感想文のパクリをバレにくくするには?バレにくくする方法
とはいえ、手本がない状態で書けといわれても困りますよね。
読書感想文には型があるので、サンプル品からうまく「テクニックを盗む」コツをお伝えします。
- リライトする
- 文章の順番を変える
- 敬体(けいたい)と常体(じょうたい)を変える
の3つです。
1.リライト
サンプルの文章をWordや「メモ帳アプリ」にコピペします。
他人が書いたものですから、自分にはなじみのない言い回しもだいぶあるでしょう。
それを自分らしい言葉に言いかえ、地の文で説明されたことを会話文にするだけでも、印象が変わります。
2.文章の順番を変える
最初に結論を持って来る、会話文から始めて読み手をあっと言わせるのもいいでしょう。
うまく前後がつながるように組み替えることが大切。
文末が「です」だけで終わらせず、「~といってもよいでしょう」のように、表現に幅を持たせましょう。
3.敬体と常体を変える
敬体「です」で書かれているところを、常体「だ、である」という言切りのかたちに直してもいいですね。
最後にお手本を見ながら手書きで写すと、「こういう表現の方が自分らしいな」と思うところが出てきます。
コメント