参考サイト YOUTUBE – 歌曲集「奥の細道(俳句:松尾芭蕉)」(作曲:平野淳一)
参考サイト 楽天ブックス – おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
奥の細道の鑑賞文例3選!
実際に奥の細道を読んでみましょう!
松尾芭蕉が見て感じた情景を読み取り、文末に、鑑賞した自分の感想を書き添えて鑑賞文を完成させますよ。
本来の鑑賞文は、 <説明>と<感想>をつなげて鑑賞文としますが、ここではわかりやすくするために、<>を使って2つに分けて書いてみます。
おもしろや 今年の春も 旅の空
<説明>
清々しい青々とした空の下で、今年の春も良い旅が過ごせそうで、楽しみだなぁ。
<感想>
旅が大好きな芭蕉は、この春にどんなところへ行こうか、青空を見ながら考えていたのでしょう。
旅を計画する時は、みんなドキドキワクワクするものですね。
古池や 蛙飛び込む 水の音
<説明>
古池を眺めていると、古池に蛙が飛び込んだ。
静寂を破って一瞬水の音が響いた。
<感想>
とても普通の情景を、簡単に俳句にまとめているだけのような気がします。
でも、よく読み取ると、蛙が飛び込む古池の様子がしっかり伝わってきます。
古池がしっとりとした、静かな場所にあって、蛙が水の音を立てなければ、他に音がない様子も伝わってきました。
名月や 池をめぐりて 夜もすがら
<説明>
空を見上げると、名月が浮かんでおり、その光が池にも映っている。
その美しさに見惚れているうちに、一晩そのまま池の周りを歩き回ってしまった。
<感想>
芭蕉が月の美しさに見惚れて、目をそらすことができずに、一夜その場で過ごしてしまうほど美しい情景が思い出されていますね。きれいなものをずっと見ていたいと思う、人間の心理をうまく言葉で表現している作品です。
参考サイト Twitter
宝珠山立石寺(山寺)【山形県】 松尾芭蕉が『奥の細道』で「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という俳句を詠んだ有名な名所。 pic.twitter.com/lGkf1skP3T
— ★厳選★世界遺産 (@gensen_isan) December 4, 2019
俳句鑑賞文の書き方まとめ
- 俳句の情景・場面を説明する。
- 俳句の良い点を紹介する。
- 鑑賞した時の自分の感想を述べる。
- 鑑賞には、場面を想像できる俳句を選ぶ。
いかがでしたか?今回は、俳聖とも呼ばれる松尾芭蕉作「奥の細道」を題材に、鑑賞例を紹介してみました。
奥の細道に限らず、自分が読んでみて楽しいな!面白い!美しい!と思う俳句を選んで、鑑賞文を書いてみてくださいね!
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