蛍が見れる温泉宿5選!生態・時期や鑑賞の注意点は?

ホタル

初夏のごく限られた時期だけ私たちにその美しい姿を見せてくれる蛍。

一度は目の前で夜空に輝く光景を見てみたいものですが、観賞できる時間が夜であることや、また蛍の生息場所が遠かったりして、観賞をあきらめている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、小さなお子さんがいるご家庭や、足に自信がない方でも楽しめる、日本各地の蛍が見られる温泉宿をご紹介します。

蛍観賞で夜遅くに出かけても、すぐ近くに宿があるので時間を気にせず蛍を楽しむことができますよ。

蛍の発生時期が遅く、夏休み期間中にも楽しめるスポットばかりを集めました。

この時期ならではの粋な旅行を計画してみてはいかがでしょうか?

また、蛍観賞の際には蛍ならではの気をつけるべきポイントがあります。

そちらもまとめましたのであわせてご覧ください。

蛍が見れる温泉宿5選! その1:小樽朝里クラッセホテル(北海道)

小樽朝里クラッセホテルの敷地内にある「ほたるん公園」では、蛍の森づくりを目指して蛍が飼育されています。

毎年7月中旬~8月中旬ぐらいにかけて5000匹ものヘイケボタルが舞う幻想的な世界を観賞することができます。

シーズン中にはほたる祭りも開催されており、クワガタ・カブト虫のふれあいコーナーや、地元アーティストによるライヴ、ご当地グルメや新鮮野菜の販売などの屋台も出店されますよ。

ホテルの露天風呂では、日暮れとともに蛍を彷彿とさせるイルミネーションが瞬き、蛍観賞後もゆったりと体を休めながら、その余韻に浸ることができます。

小樽朝里クラッセホテル

住所

〒047-0154 北海道小樽市朝里川温泉2丁目676

 

アクセス

  • 新千歳空港から道央自動車道「千歳IC~朝里IC」ご利用で60分
  • 札幌駅から車で40分
  • 札樽自動車道「朝里インターチェンジ」より5分
  • JR函館本線「小樽築港」駅より車で15分
公共交通機関
  • 札幌駅からJR快速利用、小樽駅まで35分
  • 小樽駅から中央バスで30分
  • 小樽築港駅から中央バスで15分

鑑賞可能期間

7月中旬~8月中旬

夏休みシーズンの料金

2名1室(1泊2食付き) 11,800円から

蛍が見れる温泉宿5選! その2:鈴の宿 登府屋旅館(山形県)

山形県にある小野川温泉は、豊かな自然に恵まれた蛍の名所であり、別名「ほたるの里」と呼ばれています。

「ゲンジボタル」、「ヘイケボタル」、「ヒメボタル」と3種類もの蛍を見ることのできる貴重な観賞スポットです。

水路脇や「ほたる公園」など、山奥まで行かなくとも温泉街からすぐ近くの場所で蛍を観賞することができるので、蛍だけでなく観光も楽しみたい方にはピッタリです。

毎年、蛍の時期に合わせて「小野川温泉 ほたるまつり」が開催されています。

期間中は露天風呂 小町の湯が解放されたり、ほたる茶屋にて生ビールやソフトドリンク、山形名物玉コンなどが販売されます。

2020年は6月20日(土)~7月19日(日)に開催予定です。

そんな小野川温泉にある鈴の宿 登府屋旅館では、その日のベストスポットでしっかりと観賞できるよう、平日限定で「ほたるガイドツアー」を行っています。

知らない土地で探し回らなくとも、地元の方にベストな場所を教えてもらえるのはうれしいですね。

また、蛍の観賞地が宿から徒歩1分であり、道路がアスファルト塗装であるため、足に不安のある方や車いすの方でも安全に蛍観賞へ出かけることができます。

お部屋やお風呂など宿自体もバリアフリー構造になっているので、安心して過ごすことができますよ。

宿自慢の温泉は源泉かけ流し、早朝でも夜間でもいつでも入浴できますので、蛍観賞で夜遅くなったとしても心ゆくまで温泉を楽しむことができます。

鈴の宿 登府屋旅館

住所

〒992-0076 山形県米沢市小野川町2493番地

 

アクセス

  • 東北自動車道 福島飯坂ICより米沢へ60分
公共交通機関
  • JR米沢駅下車、路線バス「小野川温泉行き」で26分

鑑賞可能期間

6月中旬~7月下旬

夏休みシーズンの金額

2名1室(1泊2食付き) 1人あたり10,950円から

蛍が見れる温泉宿5選! その3:那須フィッシュランド(栃木県)

那須フィッシュランドは、那珂川流域の雄大な自然のなかで釣りやバーベキューが楽しめる複合施設です。

那珂川で遊んだ後は敷地内に流れる沢で、この地に棲みついた天然の蛍を見ることができます。

栃木県内で最も標高の高いホタル観賞地であり、ゲンジボタルとヘイケボタルを両方観賞することのできる全国的にも珍しい場所です。

見頃の7月上旬から下旬にかけては「天然ほたる観賞会」を開催しており、期間中毎日案内をしています。

那須フィッシュランドは客室が全10室の小さな宿です。

観賞会の参加者は年々増えているので、蛍観賞の時期には早々に予約が埋まってしまうことも考えられます。

早めに申し込みましょう。

2019年には宿泊プランとして、宿泊と蛍観賞がセットになったこの時期限定の「ほたる鑑賞会プラン」が登場していました。

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那須フィッシュランド

住所

〒325-0111 栃木県那須塩原市板室46番地

 

アクセス

  •  東北自動車道  黒磯・板室ICより 車で約15Km、約15分
  •  東北自動車道  那須ICより 車で約16Km、約20分
公共交通機関
  •  JR宇都宮線 黒磯駅より車で約15Km、約20分
  •  JR東北新幹線 那須塩原駅より約20Km、約25分

※ JR利用の方は板室温泉行き、又は板室温泉経由ハイランドパーク行きの路線バスへ。

※ 宿泊される方はバスの出発時刻を駅から連絡すると戸田バス停・穴沢農協前バス停までの無料送迎があります。(要予約。17時までの送迎)

鑑賞可能期間

7月上旬~7月下旬

夏休みシーズンの金額

宿泊付きのほたる観賞プラン

大人10,800円~/小学生7,560円~/幼児4,000円~/乳児2,000円~(前日までの予約制)

※2019年の料金です。2020年の料金は施設にお問い合わせください。

蛍が見れる温泉宿5選! その4:湯沢グランドホテル(新潟県)

JR越後湯沢駅から徒歩2分という好立地にある湯沢グランドホテルでは、「湯沢中里ホタルの里」への蛍観賞ツアーを行っています(6月中旬から7月中旬まで)。

森のなかの遊歩道を歩きながら蛍の飛翔を楽しむことができます。

冬には豪雪地帯となるこの地域では、蛍の発生時期が他の地域よりも遅いのが特徴です。

ホテルの蛍観賞ツアーは7月中旬までですが、6月中旬から8月上旬頃までと長く蛍を見ることができます。

湯沢グランドホテルには「季里の湯」「若草の湯」「岩の湯」などさまざまな浴場があり、館内にいながら湯めぐりが楽しめます。

源泉かけ流し露天風呂付客室や貸切風呂もありますので、家族でゆっくり過ごしたい方にもおすすめです。

湯沢グランドホテル

住所

〒949-6101 新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢2494

 

アクセス

  • 関越自動車道湯沢IC下車、車で約3分
公共交通機関
  • JR越後湯沢駅から徒歩2分

※駅からの送迎バスもあります

鑑賞可能期間

6月下旬~8月上旬

夏休みシーズンの金額

2名1室(1泊2食付き) 1人あたり14,500円から

蛍が見れる温泉宿5選! その5:石の湯ロッジ(長野県)

自然豊かな志賀高原にある石の湯ロッジは、宿の目の前が蛍の生息地となっています。

そのためお風呂やお部屋からも蛍観賞ができてしまいます。

ここに棲んでいる石の湯ゲンジボタルは、なんと「標高日本一」、「成虫の発生期間日本一」、「成虫の寿命日本一」、「幼虫の上陸期間日本一」と4つの日本一を持っており、国の天然記念物に指定されています。

「成虫の発生期間日本一」だけあって、5月中旬から9月上旬までと非常に長い期間蛍を楽しむことができますが、7月下旬の最盛期が最もおすすめです。

蛍の生息地付近の川に温泉が流れ込み、水温や水量が安定していることから、高所であっても長い期間ホタルを楽しむことができます。

石の湯ロッジではその温泉に24時間入浴可能なので、蛍観賞をした後でも時間を気にせずゆっくり温泉に入ることができますよ。

最盛期には石の湯ロッジ前の遊歩道が観賞客でかなり混雑しますが、石の湯ロッジの宿泊者は、くつろぎながら観賞できるウッドデッキが利用できます。

予定が埋まってしまう前に、早めに宿泊予約をしておきましょう。

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