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人権作文「LGBT」テーマの書き方と考えたいポイント5つ!まとめ方や構成案も!

人のシルエット

人権作文の課題が出ると、「人権」という言葉が先立ってしまい、頭を抱えてしまう場合が多いと思います。

人権については、意外と身近なところにあって、学校、地域、日頃の生活にもたくさん潜んでいます。

日常で、それらを「人権に関すること」と認識していないだけなのです。

ここでは、人権でも『LGBT』という、もう少し焦点を絞った人権問題についてのテーマを紹介していきます。

この記事にたどり着いたあなたは、LGBTに関して興味を持ち、その作文を書こうとしている学生さんですから、LGBTの説明はここでは省いていきます。

LGBTって何?という方は、下記のサイトから言葉の成り立ちを学んでみてくださいね。

 

LGBTとは?5踏んで読める基礎知識:

それでは、人権作文の意図と狙いからまず説明していきますよ!

  • なぜ夏休みの宿題で人権作文があるの?狙いは?
  • 人権作文の書き方のコツは?
  • LGBTをテーマにする場合に考えたいポイント5選 その1:LGBTの人々の人権問題を知る
  • LGBTをテーマにする場合に考えたいポイント5選 その2:LGBTの具体的な被害
  • LGBTをテーマにする場合に考えたいポイント5選 その3:LGBTの人々の言葉
  • LGBTをテーマにする場合に考えたいポイント5選 その4:LGBTを認め合う環境
  • LGBTをテーマにする場合に考えたいポイント5選 その5:LGBTの人々と日本
  • LGBTの人々の人権作文のまとめ

なぜ夏休みの宿題で人権作文があるの?狙いは?

human rights

人権とはどんなものか

冒頭にも書きましたが、人権に関する問題は、私たちが普段何気なく生活している中で、常にみられるものです。

ただ私たちは、それを人権に関することと認識していないだけで、固定観念をもったり、偏見をもったりします。

固定観念や偏見といった、個人的な考えの押し付けによって、相手は生活が厳しくなったり、精神的自由を奪われたりすることが多々あります。

人権に関するテーマでよく挙げられるのは、いじめ、障害、病気に対する問題です。

人権作文の狙い

中学生で人権問題について考えることは大変重要です。

中学進学したてでは、まだ小学生の感覚が抜けない人も沢山いるでしょう。

友だちとたわいも無い話をしている最中に、そんなつもりはなくても人権を傷つけている場合がたくさんあります。

よく考えられるのは、人を軽蔑するような言葉や見下す言葉です。

学校でよく耳にする言葉の具体例には、

  • デブ
  • ブス
  • うざい
  • 〜のくせに

など、その人を中傷するようなものがあります。

  • キモい
  • 来るな
  • あっちいけ

という言葉も耳にします。

中学生になったら、自分たちは大人の仲間という認識を持ち、人と人とが関わる上で、人権はとても大きな問題だということに気がつく必要があります。

これからの社会をより良い環境に築きあげることができるように、

若い世代から考えることが大変重要な課題なのです。

人権作文の書き方のコツは?

書く人

まず人権作文に書きたい内容が何点があります。

以下の内容について頭で整理してみましょう。

  • [問題提起]  自分が実際体験したこと もしくは、見たり聞いたりしたこと
  • [考え/意見]  体験から自分がどのように感じたか、また何を思ったか
  • [解決方法]  これからの社会ではどのようにしてゆくべきなのか

まずこの3点について、いくつか箇条書きにしていきます。

例えば、

[問題提起] 自分が実際体験したこと もしくは、見たり聞いたりしたこと

  • 友だちが「お前女みたいでキモいな」とバカにされていたところを目撃した
  • 翌日からその子は学校を休むようになった
  • クラスでは、気にかける人と気にかけない人が両極端だった

その後、

[考え/意見]の部分に、このクラスで起こったことに対して、自分が感じたことや思ったことを書いていきます。

友達の立場になって考えてみるのも良いでしょう。

最後に、

[解決方法]の部分に、今後どのようにするべきか自分が提案したいことや、活動するべきことなどをまとめて書きます。

人が自由に発言するようになったことで、このような社会になってしまった。でも今後は考え方の自由や発言の自由ばかりを主張せず、人間対人間の思いやりを持つような社会にしたいと思う

このように自分の考えをしっかりと書くようにしましょう。

LGBTをテーマにする場合に考えたいポイント5選 その1:LGBTの人々の人権問題を知る

LGBT

LGBTの人権問題について考えていくテーマです。

LGBTの人々について資料を読み、どのような問題を抱えているのかを紹介します。

その問題を知った後の自分の考えも書いていきます。

このテーマでは以下のような内容で作文を書くことができます。

  • LGBTとは何か
  • LGBTの人々はどのような社会で生きているのか
  • これからどのような社会を築くべきなのか(チャリティー活動などの提案)

 

参考サイト:LGBTと人権 – LGBTの人びとに対する人権侵害

LGBTをテーマにする場合に考えたいポイント5選 その2:LGBTの具体的な被害

LGBTの具体的な被害について紹介し、自分の意見と感想を書きます。

  • LGBTの人々が遭っている実際の被害例(差別で就職できない問題や肉体的暴力など)
  • このような差別や暴力に対して自分が感じること
  • このような差別を無くしていくために、どのような活動をすべきか考える

 

参考サイト:LGBT性暴力被害者の実態

 

参考サイト:LGBT電話相談 被害件数110件超え

 

参考サイト:LGBTに関する職場の意識調査 (PDFファイル)

LGBTをテーマにする場合に考えたいポイント5選 その3:LGBTの人々の言葉

たくさんの吹き出し

実際にLGBTの人々から話を聞くことができれば、彼らの言葉を作文内に盛り込みましょう。

彼らと実際話をして、自分が感じたこと考えたことを記していきます。

  • LGBTの人々がどういう気持ちで生活しているかを紹介する(友好関係など)
  • 話を聞いた時に自分が実際に感じたこと又は思ったこと
  • 彼らの困難や戸惑を通じて、これからどうしていくべきか課題を考える

 

参考資料:LGBT当事者アンケート調査 〜2600人の声から〜

LGBTをテーマにする場合に考えたいポイント5選 その4:LGBTを認め合う環境

equality

LGBTの人々は、そうで無い人々よりも寛大な心を持っていることが多いです。

なぜなら、彼らは人間の心内を理解して、一人一人を尊重しながら生きているためです。

そこで、どうやって他人と自分がうまく認め合い、お互いを尊重しながら生きることができるかを考えます。

  • 人間同士が愛情を持って、助け合うことの重要さについて考える
  • その愛情が異性であっても、同性であっても、同じ感情であることを定義する
  • 男と女という括りだけでは人間を区別できないことを考える
  • 男と女という以前に、私たちは人間であることを考えて、お互いをどのように尊重するべきかを提案する

 

参考サイト:多様性を認め合う社会をめざして

LGBTをテーマにする場合に考えたいポイント5選 その5:LGBTの人々と日本

日本は人権問題への意識が遅れています。

LGBTで言えば、同姓同士の婚姻は認められておらず、このようなことからも国民一人ひとりの意識が低いと言えるでしょう。

残念ながら、現在の日本では、LGBTであることが卑劣である又は悪趣味であると認識され、社会はもちろんのこと、家族内での理解も得られず、排他的な扱いをされることが多くあります。

世界のLGBTに対する活動と日本国内での活動を比較して、どれだけの差があるかを調べてみましょう。

  • 欧米諸国と日本の法律の比較(同姓同士の婚姻など)
  • LGBTの差別に対する保障があるかどうか(日本国内で行政機関が行っていること)
  • 差別から守ろうとしている活動はどのような人々が行っているか
  • 今後の法律改正や保障に関する自分の提案や願いをまとめる

 

参考サイト:13人に1人はLGBT 職場で知っておきたい8つのこと

 

参考サイト:LGBT差別禁止法があれば (PDFファイル)

LGBTの人々の人権作文のまとめ

男女マーク

 

  • LGBTの人々に関していくつかの資料を読んで、理解を深める
  • 実際に経験したこと、見たり聞いたりした実態談を書く
  • その体験から自分がどのように感じたか、考えたかを書く
  • 今後、暮らしやすい社会を築くために、どのような活動をするべきかを書く
  • 『問題提起→ 考え・意見→ 解決方法』を意識して書くとスムーズに書ける!

2020年、東京オリンピックを控える日本。

海外からの来日訪問者数は膨大な数となるでしょう。

その中には、LGBTの方々もいます。

日本の社会ではLGBTの理解はもちろん、人権問題自体も世界的に遅れをとっています。

LGBTはもとより、障害のある人の人権、外国人に対する人権なども大きな課題です。

世界中の一人ひとりが、命ある人間であり、

誰もが同じ存在価値を持っていることを意識し、分け隔てのない世界観を持てるようになりたいですね。

それには、わたしたち個人個人の考えだけでは不十分です。

国や行政単位で潜在意識に働きかける活動を担っていく必要があります。

その活動の背景には、若い年齢層の人々の世界に対する希望や考えがとても重要なのです。

人権問題は一人ひとりの価値観や考え方、その問題に対して声をあげていくことで、大きな活動に役立っていきます。

皆さんもここでちょっと立ち止まって考えてみましょう。

一人ひとりの考えが、これからの社会を改善していく、大きな力になりますよ。

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