夏休みの宿題って必ずっていうほど作文がでますよね。
私も学生のころは嫌で仕方がなかったです(笑)
そしてその作文のテーマが”人権”について書かせる学校が多いようですね。
でも、「人権作文ってどう書けばいいの?」「人権作文って何について書けばいいの?」って思う人は結構いますよね。
そこで今回は人権作文の書き方のコツや、2020年はオリンピックイヤーということで”障害者とパラリンピック”をテーマとしたときのまとめ方を詳しく書いてみました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
人権作文の書き方のコツは?
”人権”という言葉はみなさん聞いたことあるとおもいますが、もしかしたらあまり深く考えたことはないかもしれません。
一口に人権といってもいろいろな種類があります。
いじめだったり戦争だったり性に関することだったりと様々です。
人権を作文として取り上げる場合、そのいろいろある人権の種類の中でひとつに絞って書くことが望ましいです。
テーマを”人権’’全体で書いてしまうと内容が浅くなり、まとまりのない文章になってしまうかもしれません。
そして人権作文の書き方ですが、3つの段落にわけて書くことをおすすめします。
一段落目 問題提起
人権の中でもテーマを一つに絞り、それに対してどのような問題があるかを簡単に説明しましょう。
二段落目 具体例
一段落目に書いた問題に対して具体的なエピソードなどを書いていきます。
自分が実際に体験したエピソードがあれば文章に深みが増してとても良い作文になるとおもいます。
もし、エピソードがなければニュースなどで取り上げれていることに対して書くのも良いですね。
三段落目 まとめ
最後はまとめとして、具体例を通して自分が思ったことやどうすればその問題が解決するのかなどを書きます。
単に、「〜だと思いました。」ではなく、自分なりの考えを具体的に書くことができれば全体の文章が一気に締まります。
ここまで書き方について説明してきましたが、他にも参考になる書籍やサイトがあります。
あたりまえですが、パクリはダメですよ!
書籍「子どもがかたる人権の詩」
この本は全国中学生人権作文コンテストの入賞作品が載っています。
文章の流れやどのようなことを取り上げているのかなど参考にしてみるのも良いと思います。
人権作文の書き方を紹介する動画
この動画は人権作文の優秀作品の特徴をいろいろ取り上げているのですごく参考になります。
なぜ夏休みの宿題で人権作文があるの?狙いは?
どうして夏休みの宿題で人権作文が出されるのでしょうか。
理由は2つあります。
一つは作文を通して’’人権’’についてみなさんにあらためて考えてもらうためです。
身近な問題でもありますが、あまり深くは考えたことがない人が多いとおもいます。
なのでその問題に対して掘り下げて理解を深めてもらおうっていう狙いなんですね。
もう一つは全国中学生人権作文コンテストというものがあるからです。
このコンテストは法務省が主催で応募期限も秋頃なので夏休みの宿題として出すことでタイミング良く応募ができるんですね。
もし、入賞することができればこれからの自分のアピールポイントにもなると思うのでぜひ応募してみてください。
障害者とパラリンピックがテーマ!まとめ方のコツやおすすめ構成は?
障害者とパラリンピックについて作文を書く場合は「もし、自分が障害者だったら」という視点で書くのがおすすめです。
たとえば、「もし、自分が障害者だったらこんなに前向きに障害者スポーツと向き合えるだろうか。」みたいに書いて、そのあとにパラリンピックに挑戦する人の自分なりにすごいと思うところを書いていけば良いとおもいます。
具体例として一人、パラアスリートを調べてその人の過去や障害者スポーツをすることになった経緯を書くと文章に深みが出るでしょう。
書く上で知っておきたい障害者とスポーツの関係は?
障害者スポーツが日本で広まったのは昭和39年に開催された東京パラリンピックがきっかけです。
東京大会が行われた翌年の昭和40年に「財団法人日本身体障害者スポーツ協会」が設立されました。
昔と比べると今の日本では徐々に当たり前になっている障害者スポーツですが、日常的にスポーツをしている障害者は20%ほどしかいません。
今後はさらに普及して当たり前のように障害者がスポーツを楽しめる環境づくりが課題になっているようです。
作文ではこういった課題の解決策を自分なりに考えて書くのも良いかもしれませんね。
書く上で知っておきたいパラリンピックとは?
パラリンピックの起源となったのは、1948年にイギリスで行われたストーク・マンデビル競技大会とされています。
このときは手術をした戦士などがリハビリなどを目的として開催されたもので、正式に「パラリンピック」として開催されたのは1960年のローマ大会からだそうです。
70年弱の歴史があるパラリンピックですが、まだまだ課題はあります。
たとえば、人によって障害の程度が異なるので運動能力に差が出るため競技のクラス分けが難しいなどがあります。
そのため、それぞれの競技性と平等性のバランスが取りづらくそれを両立するにはどうするかが問題視されているんですね。
さて、2021年は東京オリンピックが開催される年で、あわせてパラリンピックも開催されます。
色々と注目されている競技はありますが、その中でも陸上競技は日本のパラアスリートも多く活躍しています。
過去の日本人のメダリストもおり、競技の迫力も健常者の大会と変わらないのでぜひ注目して見てみてください。
障害者とパラリンピックテーマの作文題名・タイトルは?
作文を書くうえで題名をつけるのも難しいですよね。
でも題名が決まれば意外とスラスラと文章が書けることもあります。
そこで、おすすめの題名をいくつか紹介します。
「障害者スポーツの課題」
近年では徐々に普及している障害者スポーツですが、まだまだ多くの課題があります。
大会を行う際のルールや競技人口の拡大など様々です。
これらの課題をひとつ挙げて自分なりの解決策を書くのも良いとおもいます。
たとえば、
などですね。
このように具体的なことを書いていくと文章に深みがでるとおもいます。
「障害者スポーツの歴史」
歴史についてはネットで調べるといろいろ出てくるとおもいます。
障害者スポーツの団体もたくさんありますのでそのホームページを覗いてみるのも良いかもしれません。
歴史を作文として書く場合、障害者スポーツの始まりはいつなのか、昔と比べて今はどう変わったのか、さらに今後はどうなっていくのかなど時系列で比較していくとまとまりのある読みやすい文章になるとおもいます。
「パラリンピックの歴史と課題」
上に書いた二つと似ていますが、パラリンピックに限定して書くことも良いとおもいます。
パラリンピックの歴史や現在までどのように変わってきたのか、それに、2021年には東京大会が開催されるので、その特徴などについて書くことも良いですね。
課題としては
などの声もあがっているようなので、そういったことについて自分の意見を書くことができれば良い文章になるとおもいます。
「パラアスリート(人名)について」
パラリンピックに出場している選手を一人に絞ってそれについて書くこともおすすめです。
調べるとおそらくその方の生い立ちなどが出てくるとおもいますし、障害とどう向き合い乗り越えてきたのかや、障害者スポーツと出会ったきっかけなどわかると良いですね。
ただ、それだけだとその人を紹介するような文章になってしまうので、そのパラアスリートが体験したことを「もし自分だったらこう思う」など、自分に置き換えて書くと深みがでます。
みんなが悩む「書き出し」と「結び方」をスラスラ書くコツとは?
作文を書くにしても書き出し方がわからなかったり、文章を書いても最後のまとめ方がわからないって人はけっこういるんじゃないでしょうか。
まず「書き出し」はこれからこのテーマについて書きますよっていう説明をしなくてはなりません。
たとえば、
のように全体の簡単な説明をして、その後に問題提起をしたり具体例などを書いていくと自然な流れになります。
「結び」の書き方はそれまで書いてきた作文のまとめであるとともに、書き終わったあとにどう思ったのか、どうすればその問題が解決するのかを書くところになります。
なので、
などと書くとスッキリとした文章になります。
まとめ
- 人権作文は3つの段落にわけて書く
- 「もし、自分が障害者だったら」など、自分に置き換えて書く
- 障害者スポーツやパラリンピックの歴史や課題などについてよく調べてから書く
健常者の人からすると障害者の生活やスポーツをする環境については少し想像するのは難しいかもしれません。
だからこそ、立場を置き換えて考えることで文章に深みもでますし、障害者について少しでも理解ができるとおもいます。
将来、障害を持った方と関わり合うこともあるとおもいます。
なのでこの作文をきっかけに調べたことを知識として持っておくことで役に立つこともあると思いますので頑張って書いてみましょう!!
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