夏の最大の楽しみといえば、なんといっても「海水浴」。
太陽の光が反射してキラキラ輝く青い海での海水浴はとても楽しいですよね。
そんな海水浴は島国ならではの遊びですが、日本ではいつから海水浴をするようになったのか気になる方も少なくないのではないでしょうか。
昭和時代には海水浴は既に夏の遊びとして広がっていましたが、大正時代や明治時代の人々はどうだったのか、どんな遊びをしていたのか。
一度考えだすと、疑問がふつふつと湧いてきます。
そんなふつふつ湧いてくる疑問を解決すべく、今回は海水浴の歴史について詳しく説明していこうと思います。
海水浴が一般的になったのはいつからか、昔の人々は何をして遊んでいたのか、水着はあったのか、そんな細かい疑問もわかりやすくお伝えします。
この記事を読んで、あなたも海水浴の雑学マスターになりましょう。
海水浴の歴史はいつから?
海水浴が世界で初めて始まったのは今から300〜400年前の17世紀。
当時医師だったイギリス人のラッセル氏が世界初の海水浴場を開いたのがきっかけとなり、18世紀後半ごろから一般的に広がっていきました。
当初は夏の遊びという感覚ではなく、温泉浴と同様に健康維持や療養のために海に入る人々が多かったそうで、ラッセル氏が海水浴を開いた目的も健康増進のためだったと言われています。
そんな海水浴が日本にやってきたのは国の近代化が一気に進んだと言われる明治時代。
1885年、初代陸軍軍医総監の松本順氏が大磯の海に海水浴場を開いたのが日本の海水浴文化の始まりでした。
しかし、1885年に開設したとはいっても、海水浴が国民の間で一般的になったのは、開設から2年後の1887年。
東海道線の横浜ー国府津間が開通したことにより、大磯を訪れる人々が急増し、松本順氏の開設した大磯の海水浴場に人々が押し寄せるようになったのだそう。
ただし、日本でも健康や療養のために海水に入る風習があったことが、平安時代から江戸時代にかけての和歌や文献に記されていることから、それ以前にも海に入る人々がいたのではないかと考えられています。
江戸・明治・大正時代の人は海水浴にいっていた?何をしていた?
日本の海水浴が一般的になったのは明治時代だとお伝えしましたが、そうはいっても現在のように皆がみんな海水浴フレンドリーな時代ではなかったかと思います。
それに、日本は海のない地域もいくつか存在するので、海水浴をしたことのない人々も多かったことでしょう。
そんな時に気になるのは、「江戸時代、明治時代、大正時代の人々は何をして遊んでいたのか」ということですよね。
コメント