ミヤマクワガタ 群馬採集ポイント3選!トラップの作り方・仕掛け方ガイド

罠を仕掛けても寄ってこなければ意味がありません。

集まってきても餌に夢中になってくれなければすぐに逃げてしまいます。

先程、ミヤマクワガタの生態についてご紹介した際に

「ミヤマクワガタはコナラに木によく集まってきます。」

と言いました。

カブトムシもクワガタもその他昆虫も樹液を求めて木の周りに集まってきます。

何を目印に寄ってくるかというと、樹液の発酵臭を嗅ぎ分けて集まってきます。

樹液には特徴があって、ほんの少しですがアルコールとお酢の香りがします。

つまり、アルコールとお酢の香りがする甘い餌をつくってあげればいいわけです。

「でも、樹液にアルコールなんて含まれていないし、お酢なんて含まれていないんだけど…」

その疑問はもっともです。

少し難しい話になりますのでかいつまんで言うと、樹液のもととなるものには糖分がふくまれています。

これが木から染み出した際に発酵されアルコール(正確にはエタノール)が生成されます。

このアルコール(エタノール)が発酵するとお酢(酢酸)が生成されます。

よく「バナナを発酵させるためにお酒を使う」と言われていますが、正確には、

「発酵を促進させてあげるためにアルコールを足す」

ということになります。(そのまま放置しておいても発酵はします。一般的には「腐る」といわれる状態です。)

それでは、お酒は何を使ったらよいのでしょうか?

ポイントとしては「アルコール量が多い、もしくは濃度が高い」ということになります。

そう考えると、バナナトラップに適した身近なお酒はアルコール濃度の高い焼酎が適していることになります。(ちなみに、バナナトラップを作る際のお酒はアルコールであればビールでも日本酒でアルコールであれば何でも良いです。ただし、度数が違いますので量は変わってきます。)

「じゃあ、ウオッカとかどうなの?」

理屈で言えば更に分解が進むので香りの強い餌が作れます。

ただ、試している人がいないので実際に昆虫が好む香りが出せるかどうかはわかりません。

洋酒はアルコール度数が高いものが多いですが、試している人はあまりいないようです。

これは、単に実績が無いから誰も作りたがらないからだと思います。

夏休みの自由研究としてお父さんに手伝ってもらって「バナナトラップに適したお酒の比較」なんてのをやってみてもいいかもしれませんね。

お父さんは色々と困っちゃうと思いますけれど…

お酒

 こんな高級酒でバナナトラップを作ったらミヤマクワガタも喜ぶかも?

ここまで読んできて、こう思われた方もいるのではないでしょうか

「カルピスにアルコールなんて含まれてないんだけど?」

その通りです。

カルピスにはアルコールは含まれていません。

なので、餌をつくる時は必ず発酵させてください。

手抜きをしてバナナにカルピスをかけただけだと、ただの甘いバナナにしかならず集まってきません。(全く来ないということは無いと思いますが、好みの匂いは出ない。)

発酵を促進させるためにちゃんとドライイーストを混ぜましょう。

ドライイーストに含まれている酵母菌が発酵を促進させてくれます。

もちろん、焼酎を使うときに混ぜても同様に発酵が促進されます。

この時にお砂糖も加えておけば、生成されるアルコール量が増えます。

 これがドライイーストです。  

途中から小難しい話になってしまいましたが、まとめるとこうなります。

 

バナナトラップに適した材料のまとめ!

  1. バナナと混ぜるお酒は焼酎!(アルコール度数と実績から)
  2. 焼酎が無ければアルコールなら何でも良い。ただし効果が薄れる可能性あり。
  3. 砂糖、ドライイーストを足すと匂いが増してより多くの昆虫が寄ってくる
  4. 餌をつくる時は必ず発酵させること!

バナナトラップを仕掛けるタイミングは?

カブトムシ、クワガタの多くは夜行性です。

ミヤマクワガタも例に漏れず夜行性です。

ただし、他のクワガタと違って昼間にも活動します。

これは、先ほどご説明した生息地の特徴(冷涼で湿気のある場所)が関係しています。

昼間でも直接日が当たらず、涼しい場所で湿気がであれば昼間でも見かけることができます。

とは言うものの、夜ほどの活発さは無く、昼間は木の陰、朽木の中、落ち葉の中にいることが多いです。

採集方法にもよりますが、バナナトラップを仕掛けるのであれば、夕方仕掛けて夜採集に来るか、同じく夕方に仕掛けて翌朝採集に来るかのどちらかになります。

夜採集に来るのであれば、後ほどご説明するライトトラップにするとより効果が大きくなりますし、朝採集に来るのであれば、これも後ほどご説明するノムラトラップを使うと効果抜群です。

夕日

 日が沈み切らないうちに仕掛けちゃいましょう

いずれにしても、夕方仕掛けておくのが無難です。

バナナトラップ以外にも試してみたいトラップは?

ミヤマクワガタを捕まえるトラップとして、バナナトラップ以外にもいくつかあります。

1: ノムラホイホイ

史上最強のトラップと言われています。

トラップをつくる手間はありますが、2リットルのペットボトル容器とハリガネ、ペットボトルを塗装する黒色のスプレーがあれば30分ぐらいで簡単につくれます。

このトラップの良い所は、一旦仕掛けをしたらあとはほったらかしておくだけで、昆虫が集まってくれて逃げない(逃げ出せない)ところにあります。

ノムラホイホイ

 こんな感じで一度入ったら出られません。まさに“ホイホイ”です。    

2: ライトトラップ

夜行性ゆえに光のある場所に集まる習性があります。

懐中電灯を木に垂らしておきましょう。

しばらく待っていると、クワガタの方から光に集まってきます。

ただし、光だけだとそれほど長居はしませんので、バナナトラップなどその場にとどまってくれる餌があると良いでしょう。

3: キック採集

トラップというわけではありませんが、木を蹴るとポトッと落ちてきます。

ただし、落下物に注意してください。

木の枝、木の実、ヘビ、害虫など色々なものが落ちてきます。

木を蹴る時は勢いよく蹴りましょう。

中途半端に蹴っても落ちてきません。

蹴っても2、3回ぐらいが適しています。

何度もやると何が落ちてきたかわからなくなります。

カブトムシ・クワガタ採集に必要な道具と服装!

ここで、カブトムシ採りに出かける時に持っていくべき道具と服装についてご説明します。

カブトムシ採りに比べて、更に山の奥深く、標高の高い場所に行きますので、それなりの服装、装備が必要です。

必要な装備

長そで、長ズボン(ジャージ)

森の中には色々な危険物があります。

そうしたものから守るために長そで、長ズボンで出かけましょう。

ミヤマクワガタを捕まえに行く場合、更に森の奥深く、気温の低い場所に行きますので重ね着ができるように何枚かトレーナーなどを持っていくことをお勧めします。

 

帽子

日差しを防いだり、飛んでくる虫をさけたり、落下物から頭を守ったりと色々な役目があります。

 

軍手

森の中で手作業をするには必需品です。

運動靴

山奥深い場所を歩きますのでトレッキングシューズで出かけましょう。

 

雨具

山の天気は変わりやすいもの。

雨具は必需品です。

レインコートだと動きやすくて良いです。

 

虫かご

クワガタを捕まえた時のために必要です。

飼育するときは飼育用の虫かごに移し替えてあげましょうね。

 

懐中電灯

夕方トラップを仕掛けますので、懐中電灯は必要です。

いざという時のためにも持っていきましょう。

ヘッドライトだと動きながら両手も使えるのでおすすめです。

 

虫よけスプレー

雑木林の中は、蚊やらブヨやらがそこら辺じゅうにいます。

刺されないように虫よけスプレーを持っていきましょう。

 

ちなみに、ヤマビル用のスプレーもあります。

 

緊急用医療箱(ばんそうこう、消毒液、とげ抜きなど)

万が一ケガをしたときのために医療箱は必需品です。

 

防犯グッズ

群馬県の山中には動物も住んでいます。

もちろんクマも住んでいます。

クマ以外にもシカだのイノシシだのそれはもう…。

県のホームページにもクマの目撃情報と注意喚起が掲載されています。

クマよけのための防犯グッズの他、クマよけスプレーも持っていきましょう。

クマよけスプレーはそれなりにお値段が高いですが命を守るためならお安いものです。

 

コンパス

ふと気がついたら方向がわからなくなった、そんな時に役に立つのがコンパスです。

 

携帯電話

カブトムシを採集する場所に比べて更に奥深い場所になりますので基本的に繋がらないと思った方が良いのですが、今回ご紹介したキャンプ場、レジャー施設では携帯が使える所があります。

お守りに近いものがありますが、最後の頼みの綱として持っていくことをお勧めします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ミヤマクワガタの生息場所から生態、はてはバナナトラップまで色々ご説明しました。

ここで、改めて今回のポイントをまとめてみたいと思います。

 

ミヤマクワガタ採りのまとめ!

  1.  群馬県のスポットはみなかみ、片品村、玉原高原!
  2. ミヤマクワガタがいるところは湿気の多い冷涼な森の中。コナラの木を探そう!
  3. ミヤマクワガタを飼育するときは、温度が上がらないように注意しよう。湿度も大事!
  4. 捕まえるときはバナナトラップを使おう。バナナはちゃんと発酵させること!
  5. バナナを発酵させる時には焼酎を使おう。あわせてイーストと砂糖を入れるとなお良い
  6. トラップを仕掛けるのは夕方が良い。
  7.  出かけるときは、それなりの服装、装備で出かけよう!

以上に気をつければミヤマクワガタとの素敵な出会いが待っています。

個体数が減ったとはいえ、秩父ではまだまだ見かけることができるミヤマクワガタ。

しかし、冒頭でお話したように、近年乱獲により個体数が減っていることは事実です。

加えて、せっかく捕まえてきたのに、世話をせずにすぐに死んでしまうことも多々あります。

飼育するのはとても難しい昆虫であると言えます。

ミヤマクワガタを捕まえる時には、自然を守る、マナーを守る、何よりミヤマクワガタに愛情を持つ、ということを忘れないでください。

捕まえたものが小さなサイズであれば、時には逃がしてあげる事も必要です。

そんな気づかいをすることで、きっとミヤマクワガタも喜んでくれることでしょう。

特に、群馬県は自然の宝庫です。

大切な自然を守りながらミヤマクワガタを採集しましょう。

夏のひと時、自然に触れあい素敵な思い出をつくってくださいね!

 

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