夏休みに観察日記を選ぶとしても、時間がかかるものは難しいですよね。
キットが売られているならいいですが、全部がそうとは限りません。
そんなときには、身近にあるものの観察研究をおすすめします。
あなたの身の回りには、実は不思議がいっぱい。
気にもとめなかった草の名前、生き物の生態、目を留めると意外と調べたくなりますよ。
コツは虫かごやケージに入れず、その場に行って観察することです。
夏休みの観察日記のおすすめ題材7選! その1:庭先に生えた雑草の観察
観察日記の題材としておすすめの理由
観察の難易度 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
庭先や通学路に生えている雑草も、普段は気にもしませんがひとつひとつには必ず名前がついています。
気になる雑草の絵を描いて、名前を調べてみましょう。
使うのは雑草を集めた図鑑です。
葉の形、茎の特徴、根っこの形状など細かくチェックして名前を調べます。
お子さんが困っていたらヒントを出して、助けてあげましょう。
必要な材料、費用、観察に必要な器具
道ばたに生えている雑草が解説されています。
図鑑片手に調査してみるのも面白いですね。
オオバコ、ドクダミは薬草としても知られています。
調べてみましょう。
散歩で見かける草花・雑草図鑑改訂版
夏休みの観察日記のおすすめ題材7選! その2:カラスの観察
観察日記の題材としておすすめの理由
観察の難易度 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
ゴミの日に集まってくるカラスは、自治体にとっては嫌われ者です。
それにしても、不燃ごみはいっさいいじらず、可燃ごみの日だけ飛んできますよね。
カラスは頭がいいのですが、ゴミの日を覚えているのでしょうか。
それとも適当に探しに来て、あさっているだけでしょうか。
実験したいところですが、勝手にごみを出すと怒られます。
そんな時は、自分の地域のごみ集積所と他の地域の集積所を観察します。
時間帯は同じか、人が見ていると来ないのか、どれくらい近づくと逃げるのか調べてみると面白いでしょう。
必要な材料、費用、観察に必要な器具
嫌われ者のカラスの生態などを解説。
意外と平和そうな草食動物ほど仲間内で傷つけあい、攻撃的に思える鳥や動物ほど、仲間同士のケンカは「ほどほどで引き上げる」と言います。
カラスの生態にくわしくなれますよ。
カラスはホントに悪者か / 大田眞也
夏休みの観察日記のおすすめ題材7選! その3:朝顔によく似た、マルバルコウについて調べる
観察日記の題材としておすすめの理由
観察の難易度 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
あなたは道ばたで、朝顔のような形をした、オレンジ色のかわいい花を見たことはありませんか。
これはマルバルコウという花で、朝顔を小さくしたような形をしています。
朝顔と同じヒルガオ科ですが、トウモロコシと競合する関係で抜き取り、刈り取りが推奨されています。
抜く前に、つるの巻き方、朝顔と似ている点など調べてみましょう。
「侵入生物データベース」ではマルバルコウの分布が長野、山梨、静岡を含む本州西から九州とされていますが、実際は栃木県南部でも自生しています。
データベースと実際の状況を比較すると面白いでしょう。
必要な材料、費用、観察に必要な器具
図書館でトウモロコシの事と合わせて調べると良い。
費用、器具不要。
夏休みの観察日記のおすすめ題材7選! その4:芋虫の観察
観察日記の題材としておすすめの理由
観察の難易度 8 ★★★★★★★★☆☆
芋虫の観察が難しいのは、いつでも見つかるわけではないこと、そして嫌がる人がいることにあります。
特に毛虫に触れると、肌が赤く独特な反応を起こしますので気をつけてください。
もしアゲハチョウの幼虫を見かけたら、夏休み前であっても早めに観察しましょう。
さなぎはどんなふうに固定されているか、動くのか、色は変わるのかよく観察しましょう。
必要な材料、費用、観察に必要な器具
アゲハチョウがどこに産卵するか、どんなふうに食事しているかを網羅した本。
事前に情報を集めてから、蝶を探しに行こう。
アゲハチョウ 完全変態する昆虫 (科学のアルバムかがやくいのち)
夏休みの観察日記のおすすめ題材7選! その5:テントウムシ
観察日記の題材としておすすめの理由
観察の難易度 4 ★★★★☆☆☆☆☆☆
春先から秋ごろまでかわいらしい姿を見せるテントウムシ。
彼らは高い所に上って行ってから飛び立つ習性を持ちます。
腕に留まらせると、必ず高い所まで登っていくのは不思議ですよね。
なぜ上るのか、そして何を食べているのか調べてみませんか。
コメント