スマホを持つ子供がどんどん低年齢化している近年、中学生ともなると、スマホを持っていない子供の方が珍しく、持っているのが当たり前になってきました。
それでも普段は、学校への持ち込みを禁止しているところもありますし、中学生は授業や部活が忙しく、あまりスマホを使う時間も無いので、ある程度、親の目が行き届いているかと思います。
でも、夏休みともなると自由な時間も増えるため、放置しておいたら「スマホ天国」にでもなりかねません。
多少、スマホを触る時間が増えるぐらいならいいのですが、スマホによって生活習慣や学習習慣が崩れてしまうと、それを元に戻すのは本当に大変。
そうならないために、夏休み中、どうやってスマホと向き合っていったらいいのか考えてみましょう。
夏休みにスマホばかりは依存症?!
「スマホ依存症」という言葉を聞いたことがあると思いますが、この「依存症」と「使いすぎ」の違いは何なのでしょうか。
「スマホ依存症」とは、スマホが手放せなくなり、他のことが手につかなくなる状態のことを言います。
スマホをいじりながらご飯を食べたり、お風呂やトイレに入るときにもスマホを持って行ったり、起きてから寝るまで、スマホばかり使っているような状態です。
ですので、利用時間は長くても、普通に日常生活が送れ、勉強やご飯のときはスマホから離れることができ、友達と遊びに行ったり、勉強や部活、友達と遊ぶという行為も問題なくできていれば、「使いすぎ」ということ言葉だけで済むでしょう。
ただ、使いすぎの状態をそのまま放置していると、「依存症」、「中毒」になっていくのも時間の問題かもしれませんので、注意は必要です。
【スマホ依存度チェック】
□外出する際、スマホを忘れると不安になる。
□常にスマホを触っていないと落ち着かない
□親しい人と話しているときもスマホをいじっている。
□食事中にもスマホを見ている。
□朝、目が覚めてすぐにスマホに触る。
□スマホを握ったまま寝る。
□電波の届かないところには行かない。
□勉強や部活中でもSNSが気になり、スマホを見てしまう。
□スマホが充電できたり、Wi-Fi環境が整っている店しか選ばない。
□スマホの充電が切れるのが怖いので、充電器を持ち歩いている。
□着信してないのに、スマホが振動した錯覚に陥る。
いかがでしょう?
どのような結果になったでしょうか?
上記は一例ですが、該当率が高いほど依存率も高くなります。
ぜひ、お子様も、ご自身も確認してみて、ちょっとまずいなと思ったら、スマホから離れる時間を作りましょう。
例えば
- 寝る前の2時間はスマホを触らない。
- アプリを断捨離する。
- 意味もなくネットサーフィンしない。
- わざとスマホを家に置いて、1日外出する。
など、小さなところからやってみると、無理なく取り組めるのでおすすめです。
夏休みにスマホばかりはしていることの影響は?
もし、お子様が夏休みの間、ずっとスマホばかりいじっていて、だれもそれを止めたりもせず、放置していたらどうなるでしょうか。
まずは、夏休みの宿題もやらなくなる可能性がありますよね。
それから、朝昼が逆転した生活になったり、外出しなくなったり、日常生活に支障をきたすようになるかもしれません。
そうなってくると、それは完全なスマホ依存症です。
スマホ依存症になると、スマホが手元に無いと落ち着かず、強い不安感に襲われ、症状が強い人の場合、スマホが無いだけで攻撃的になることもあります。
また、ネット上での人間関係に慣れてしまい、実生活での人との交流がうまくとれず、引きこもりになってしまうこともあります。
また、症状が強くなると、うつ病やパニック障害といった症状が出ることもあります。
学校の成績が下がったぐらいなら大したことはありませんが、スマホのために自分の子供が病気になってしまう可能性があることは認知しておいてください。
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