(持ち帰えれる事を考えて選ばれるのがよいでしょう)
お酒を上げても喜ばれると思いますが、持ち帰れるように水筒に入れていくのも良いですね。
ろうそくを供えて火を点けます。
ろうそくは線香に火を点けるだけに必要と思われてる方も多いようですが、実はお供え物なんです。
五供といって香(お線香)、花、灯(ろうそく)、水、飲食(ご飯)の中の一つなんです。
④ ろうそくから火を線香にうつします。
この時線香は1本では失礼かと思われるかもしれませんが、その様な事はありません。
1本以上はお心と言われていますが3本位までが良いでしょう。
線香をあげ、手を合わせます。
一番大事な事ですが、故人を偲び生きてることに感謝をもって近況報告してみましょう。
お墓参りでやってはいけないNG行為は?
お墓参りにもタブーとされている事があります。
自分では普通に行っているつもりでも、意外と間違っている事があるかもしれませんね。
① ついで参り
例えば、「買い物のついでにお墓参りしていくか」のような感じです。
本来お墓参りは最優先に行うべきと考えられています。
昔はお墓参りが済んだらその日は終わりで、用事は翌日にまわすとの思いもありました。
ですが、今はいろいろな事情がありますので、お墓参りをしてから買い物も普通になっています。
最優先がお墓参りでしたら、特に問題はないようです。
「近くに来たついでに」や「通りかかったので」とお墓参りしても問題はないと思います。
② ジュースやお酒をお墓にかける
故人が好きだったからとお墓にかけたくなりますが、実はNGなんです。
これは含まれている糖分やアルコール分がお墓のシミや変色につながって痛める原因になるからです。
フタを開けて置いても、風や雨で倒れたり溢れたりしますのでこれもおススメしません。
③ ロウソクの火を息で吹いて消す
人の口や息は不浄であると思われています。
分かりやすいのは口で暴言を吐いたり、人の悪口を言ったりですね。
その口から噴き出した息で吹き消してはダメという事なんです。
ろうそくや線香の火を消したい時は、手であおいで消しましょう。
④ トゲのある花やツルのあるお花を供える
トゲはお花を上げる時や下げる時、ケガをしないように避けます。
ツルのあるお花は、扱いずらい・長持ちしない・成長するとお墓に絡む等の理由から避けられます。
他にも毒性の強いお花や、匂いの強いお花も避けた方がよいでしょう。
お花を供える方や、供えた後を考えての配慮から来ているんですね。
⑤ お供え物を置いたまま帰る
私が子供の頃は置いたまま帰っていましたが、現在では衛生面で置いて帰れなくなりましたね。
祖父母が「先祖の方に食べてもらって、自分たちで食べて、お参りに来た人にも食べてもらって、最後にカラスにも食べてもらう」との事でした。田舎でしたので、それが普通でした。
今はカラスが散らかしたり、お墓を汚して問題になっています。
その場で食べたり、持ち帰ることを前提にお供え物を準備するのも良いかもしれません。
お花も持ち帰るのがルールとされています。
こちらもカラスが荒らしたり、花が枯れて汚してしまいますので。
他には、妊婦さんは行かない、暗くなってから一人で行かないなどあるようですが、これらは安全面や健康面を配慮しての言葉のようですね。
お墓参りに行くと悪い事がある?生理中に行ってはいけない?
悪い事が続くときって、「何でこんなに?」ってくらい色んな事が起きますよね。
何かのバチが当たったとかタタリとか、何かに結びつけたくなるものです。
もしその時期が「お墓参りに行った後」だったらそこに結びつけてしまうかもしれませんよね。
そう思ってしまう理由を調べてみました。
お墓参りに行って悪い事が起きる理由
- 墓地で故人とは関係無い霊が憑りついた
- 供養が足りなくて怒っている。
故人はたとえお墓参りに来られなくても、供養が足りなくてもこの世に生きてる人の繁栄を願っています。
だからバチを与えるとか、悪い事を起こすなんて迷信ですから悪く考えないようにしましょう。
ただ感謝の気持ちを向けることは大事ですよね。
「女性は生理中にお墓参りに行ってはいけない?」こんな話も聞いた事あります。
これも聞いた人は迷ってしまいますよね。
実は古来から血=「けがれ」との考えが一部でありました。
お寺では肉や魚などの血を流す生もの避けますが、同じ「血」という意味もあってそこから話がきているようですね。
ですが、実際は女性への配慮からきています。
昔は今とは大きく違って衛生面でとても心配がありました。
それと、精神面や特に体調面を考えての言葉だったようです。
「無理して行かなくても大丈夫だよ」との意味の言葉だったんですね。
ですので、ご自分の体調をよく考えて決めるのが良いと思います。
どちらも悪い意味でとらえられていましたが、実は根拠のない迷信だったんですね。
まとめ
- お墓参り必須5アイテム
- 手おけ
- 掃除セット
- お花
- お参りセット
- お念珠
- お墓参りの正しい作法
- お墓のお掃除をする
- お墓に打ち水して清める
- お供え(花・食べ物・ろうそく)をあげる
- お線香をあげて手を合わせる(ろうそくは宗派によって違いますが1~3本上げるのがよいです)
- お墓参りでやってはいけないNG行為
- ついで参り
- ジュースやお酒をお墓にかける
- ロウソクの火を息で吹いて消す
- トゲのある花やツルのあるお花を供える
- お供え物を置いたまま帰る
- お墓参りに行っても悪い事が起きる根拠はありません、迷信ですので悪く考えないように。女性は生理中でもお墓参りはOK、ただし無理のないように体調と相談して。
今回はお墓参り必須アイテムと、正しい作法を中心にご紹介いたしました。
読んでいただけると分かると思いますが、意外と考えすぎて迷っていた事に気づくかもしれません。
お墓参りに「絶対ダメ」とか、「必ずこうしなさい」とかはありません。
ですが、最低限のルールやマナーはありますよね。
そして大事なのが、故人に喜んでもらう事、向ける気持ちです。
ですので、今回ご紹介しました必須アイテムを持参して、お墓参りに行っていただければと思います。
ここまで読んでもらえれば、困らずにお墓参りに行けますね。
決して悪い事が起きるとか、バチがあたるなどありませんから。
きっと故人もあなたが来るのを、お墓で待っていると思いますよ!
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