夏休みなどの長期の休みには新幹線を使い、家族を連れて田舎に帰る計画を立てている方も多いことでしょう。
生まれ育った故郷の景色、待っていてくれるご両親、普段の仕事を忘れてリフレッシュできる楽しい旅にしたいですね。
でも、小さな子供達を連れての移動は想定外のことが起こると大変です。
トラブルのないように、事前に下調べや準備をしっかりして快適な旅にしましょう。
そこで今回は、新幹線でよくあるトラブルについて、その原因や予防策、トラブルになってしまった時の対応策をまとめて紹介します。
備えあれば憂いなし。
心に余裕を持って家族をあなたの故郷へ連れていきましょう。
新幹線トラブル5選!その1:自分の指定席に座っている人がいた
家族でゆっくり座って新幹線の旅を楽しもうと電車に乗り込んだら、自分達の指定席に誰かが座っていた。
チケットをよく見てもここは間違いなく自分たち家族の指定席。
間違えているだけだろうか、声をかけたら直ぐに嫌な思いをせずに移動してもらえるだろうかといろいろ考えてしまいますよね。
ルールとしては、指定席の場合は自分の購入した席以外に、荷物を置いたり占有することはしてはいけません。
このような場合、相手にチケットを見せて「すみません、ここは私たちの席なのですが…」と言って直ぐに移動してくれれば良いのですが、中には開き直って嫌な態度を取られたり、移動してくれないケースもあるようです。
言いにくい雰囲気を感じた場合には車掌に伝えればきちんと対応してもらえますので、相手がどんな人かよく見て落ち着いて対処するようにしましょう。
新幹線トラブル5選!その2:指定席なのに譲ってほしいと言われた
そんなことあるの?なんて思われるかもしれませんが、意外と多いトラブルです。
新幹線の指定席に座るためには、乗車券の他に指定席特急券を購入しなくてはなりませんが、子どもの場合はどうでしょう。
新幹線大人・こどもの区分
新幹線には子供料金が設定されており、小学生は半額、未就学児(幼児・乳児)は無料です。
中学生以上は大人料金です。
新幹線の指定席に座るためには乗車券と指定席特急券が必要です。
小学生の場合には乗車券・指定席特急券がそれぞれ半額になります。
少し複雑なのは未就学児です。
無料で乗れるのは自由席で指定席をとる場合には、子供の乗車券と指定席特急券が必要になります。
このようなルールの中で、親が指定席を取っているのに、子供(幼児・乳児)が指定特急券を持っていないということが起こります。
例えば親が自分の1席分しか取っていないのに、子供を2人連れていたらどうでしょう。
大抵の子供は飽きてしまいおとなしく居られないでしょう。
こんな時に困り果てた親から席を譲ってほしいと頼まれるケース等があるのです。
このように新幹線を使い慣れていない人の中には、自由席と指定席の違いやチケットのルールをよく理解していない場合も少なくありません。
もちろん譲る必要はありませんが、説明しても伝わらない場合には車掌に伝えましょう。
新幹線トラブル5選!その3:座席のリクライニングの倒し方
長時間乗車する新幹線では、座席のリクライニングを倒してゆったり過ごしている人も多くいます。
しかし、トラブルのもとになるかもしれない座席の倒し方があります。
事前に知っておけば気を付けることができますのでしっかり確認しておきましょう。
車輌の最前列を除き、前の座席の背の背面に折り畳み式のテーブルが備え付けられています。
後ろの席の人がそのテーブルに飲み物を置いたり、パソコンで作業をしていた場合、急にテーブルが動いたら、飲み物がこぼれたり、びっくりさせてしまいますよね。
座席を倒すときにはマナーを守りましょう。
座席を倒すときの正しいマナー
- 後ろの座席の人に一言声をかける
- 座席をゆっくり倒す
声もかけずに座席を勢いよく倒したり、寝ているのに大きな声で起こして伝えることは迷惑ですので絶対にやめましょう。
もし、乗車した時に後ろの座席に人が座っていなければ、乗り込んでくる前に倒しておくのも一つのよい方法かもしれません。
新幹線の座席の倒し方についてはネット上でもいろいろな意見が出ています。
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新幹線トラブル5選!その4:座席が回転されていた
家族で指定席を取っていても通路を挟んで隣の列とか、人数によっては列が別れてしまっていることだってありますよね。
もし、自分たち家族の席を見つけたとき、その座席が回転され、他のグループ客が楽しそうにおしゃべりをしていたら、そこに座るのはとっても気まずいですよね。
JRでも「これはルールというよりマナーとしてお客様にお守りいただきたい」と述べられています。
席を回すことにつき、6人なら6人、4人なら4人揃ったところでやっていただきたいとのことです。
空席があるならば、他の乗客があとから乗り込んでくるかもしれません。
その時に相手を困らせてしまったり、気まずい思いをさせてしまう可能性があります。
この様な状況にあった場合、中には指定席に座ることを諦めデッキで過ごす方もいるようですが、車掌に伝えれば対応してもらえるので相談してみましょう。
新幹線トラブル5選!その5:帰省シーズンの混雑で席の予約が出来ない
これは新幹線に乗車前の注意点です。
帰省シーズンはどの交通手段も大変混み合いますが、中でも新幹線の混み方は大変です。
指定席であれば心に余裕を持てるのですが、自由席の場合はよほど早くから並んでいない限り、座れる可能性は低いです。
座れない人がデッキにおさまらない場合には通路に並んで立つことも。
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