保育園での病気ラッシュ、イヤイヤを親子で乗り越えてきたお父さん、お母さんにとって小学校は不安がいっぱい。
親の参加行事も多く、子供も時間やルールを意識して、ストレスも多くなります。
「小1の壁」は多くの親が直面する問題の1つ。
学校は7時30分に開くので、集団登校できれば大丈夫ですが、最大の強敵は夏休み。
学童スタッフが子供たちを預かってくれますが、8時30分からの開所やお弁当問題、子供のイヤイヤなどトラブルが起きがちです。
でもこの壁を、あなた1人で乗り越えなくていいんですよ。
子育て支援、相談できる場所もありますし、小1の壁を楽々乗り越えてそうなお母さんたちが本音で語るSNSもあります。
ファミリーサポート、民間学童、身内と借りられる手はすべて借りましょう。
小1の壁は夏休みが一番高い!その理由とは?
そもそも小1の壁とは?
授業中に席を離れる「小1プロブレム」と、言葉が似ているかもしれません。
保育園時代と環境が大きく変わり、出勤退勤時間がシビアになるため、仕事と家庭の両立が難しくなることをいいます。
他にも子供だけでの登下校や大量のおたよりから重要情報を確認すること、宿題持ち物チェックなど保護者の負担は増えます。
学校での様子を見られない不安もあります。
親子だけでは登り切れない、険しい壁に見えるかもしれません。
なぜ夏休みが一番たかい壁と言われている?なぜ大変なの?
夏休みは異様なほど厳しい暑さとあいまって、多くの課題があります。
- 学童の開所時間
- お弁当
- 学童への行き渋り
- 学童での人間関係によるトラブル
- 宿題のサポート
これらが働く親を悩ませるポイントです。
お弁当は季節柄、食中毒の心配がありますし、学童での人間関係やトラブルもあるでしょう。
なかでも夏休み中の学童の開所時刻が、8時30分頃になっている地域が多いのが最大のネック。
8時に職場に着いていた方にとって、絶望的な状況となります。
夏休みの小1の壁の課題と対策5選! その1:学童の開所時間
開所時間が遅い!
職場の上司が時間に寛容であればいいですが、難しいところですよね。
しかし、仕事を辞めなくてはいけないのか、と絶望することはありません。
8時30分開所では間に合わないというときは、時間を早める要望を学童や学校に届けましょう。
声をあげない限りは「異議なし」ととられますが、メールなどで意見が届けば学校も配慮します。
感情をむき出しにして不満をストレートにぶつけると、煙たがられるので注意しましょう。
開所時刻が変わらない場合、友達と通ってくれればいいですが、一方がお休みのときに行き渋る可能性もあります。
解決策としては、ファミリーサポートに複数登録する、民間の保育サービスを使うことです。
身内にお願いできれば、手をお借りしてもよいでしょう。
学童側の実情
今募集が出ている夏季学童指導員の1日を例にとりましょう。
出勤が8時で児童の受け入れ開始です。
昼食も見守りながら安全を確保して活動した後、閉室して退出するのが19時。
夏休みだけですが、相当な長時間勤務になるうえ、突発的な事態への対応も求められます。
職員全員が、「親御さんの手助けをしたい」という思いで働いています。
しかしながら、「退屈だ」と怒って勝手に帰るお子さんや、職員を通さず子供を引き取って帰る親御さんも見られました。
特に引き取りは神経を使うところですので、面倒でもルールを守りましょう。
万が一にも、事故や事件、引き取り時の手違いがあれば保育どころではなくなってしまいます。
事件が起これば、職員の辞職だけでなく、その学童自体が存続できるかもあやうくなるでしょう。
安全に運営するためにも、学童のルールを守ってくださいね。
夏休みの小1の壁の課題と対策5選! その2:お弁当
食中毒問題をクリアしつつ、学童用の弁当作りをいかに楽に済ませるかは、死活問題です。
食中毒というと、単なる腹痛では済みません。
素手で握ったおむすびを食べて、脂汗を流しながら気絶しそうになったことがあります。
甘く見てはいけません。
夏のお弁当の鉄則は、次のとおりです。
- 水分の多いものを避ける。
- 傷ませないために、冷ましてから詰める。
- 前日の残りものは、一度レンジで加熱殺菌してから、冷まして入れる。
調理前の手洗いはもちろん、心配なら調理用手袋を使います。
保冷剤だけでは心もとないので、保冷バッグも使いましょう。
冷凍食品をそのまま入れる、冷凍した紙のパック飲料をいれて対策してもいいですね。
おむすびはラップ、アルミ箔必須です。
おかずは休日などにまとめて作り、一回分ごとに小分けにして冷凍しましょう。
一回分を清潔なキッチンバッグに入れ、そのまま詰められるようにすると便利。
なお、デコ弁を毎日作れる家庭は少数です。
おかずケースやピックをかわいくするだけでも大丈夫ですよ。
夏休みの小1の壁の課題と対策5選! その3:学童への行き渋り
夏休み直後は、ご機嫌で学童に通うわが子。
数日すると「どうして毎日学童へ行かなくちゃいけないの」と、不満をぶつけるかもしれません。
お盆休みの期間も通うことに、不安を感じるお子さんもいるでしょう。
学童を休むとすると、子供一人でお留守番させなくてはなりません。
予期せぬ事故や事件に巻き込まれるかもしれないこと、心配しているからこそ学童へ行かせているということを、説明しましょう。
当然ですが、学童に通うのを楽しみに思いながらも、「どうして学童に通うんだろう」と疑問を持つお子さんもいます。
冷静に気持ちを確認して、不安を解消してあげましょう。
後述するように、ときにはご褒美としておでかけしてもいいかもしれないですね。
夏休みの小1の壁の課題と対策5選! その4:学童内でのトラブル
さて、無事に学童に行ったとしても、避けられないのが人間関係。
学童に来る子は皆、「親の就労」を理由にしています。
中にはすぐにケンカを吹っ掛ける、取っ組み合いをする児童もいますので、荒れた空気を嫌がることもあるでしょう。
学童に通う児童に、一方的に叩かれることもあるかもしれません。
こちらに非がない場合は、学童指導員や正規の職員に書類などで連絡して、対策を求めましょう。
利用者から声をあげない限り、指導員は動けません。
なにかしら解決が図られるはずです。
学童がつまらない
簡単に見えて、遊びの指導は意外と難しいことを知っていますか。
学年や性別により、興味を持つものは違うので、全員が熱中してくれる遊びは限られます。
工作であれば「だれでもできるように」準備が必要になりますし、反対に「簡単すぎてつまらない」と怒る児童も。
運営側も遊びを工夫する必要はありますが、児童がいら立って指導員の話を聞かないとなると、イベント自体うまくゆきません。
指示をよく聞くこと、作りたいものややりたいことなど希望がある場合は指導員に伝えるなど、工夫次第で学童も面白くなるはずです。
イベントに参加
自治体によりますが、児童だけで参加できるキャンプもありますよ。
また、両親がお互いに夏休みをとり、日帰り旅行やお出かけをすると子供は喜んでくれます。
夏休みは憂鬱かもしれませんが、1日だけでもお子さんと素敵な夏の思い出を作ってあげましょう。
たった一日でも、大好きな親と過ごした思い出は子供にとって宝物。
過ごす時間が取れない、と悲観せず、量より質を重視しましょう。
夏休みの小1の壁の課題と対策5選! その5:宿題のサポート
夏休み最終日に宿題が終わらず、家族に手伝ってもらった方も多いでしょう。
今は31日よりも早めに2学期開始となるところも多いので、宿題はさっさと済ませなくてはなりません。
宿題は科目ごとのワークだけでなく、読書感想文や工作、ポスターと多岐にわたります。
小学生になったとはいえ、半年前までは年長さん。
いきなり計画を立てさせ、宿題をやらせるのは至難のわざ。
間に合わないときは、大変ですが親が手伝ってもいいでしょう。
夏休みは宿題がある、ということを意識させる年としてもいいかもしれません。
日記は付け忘れると負担ですが、天気だけでなく、日の出日の入りの時刻はネット上にデータを参考にしましょう。
行事や旅行だけでなく、植物や虫を見て気づいたことを書かせると、季節の移り変わりにも気づくはずです。
やっぱり仕事は辞めたほうがいい?辞めることのメリット・デメリットは?
子供のために辞めることは正しい?メリット、デメリットは?
子供が小学校に入学すると職場の上司は、
と考えるようです。
実際は親が参加する行事も多くなり、仕事との両立に悩む人が増えるのが現実。
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