夏と言えばプールですよね。
小学校でも授業があり、楽しむ子どもたちの姿を見ると先生方は準備を頑張ってよかったと安心できます。
しかし、そこまでの道のりにはプールの掃除やプール開きがあります。
プール掃除は子どもたちが参加する学校もあれば、先生やPTAなど大人が掃除をする学校もあります。
そして、1年分のたまった汚れを取り除くのはとても大変ですよね。
掃除をするたび、もっと楽にできないか、と考えてしまいます。
そこで今回は、小学校でのプールを掃除するときのコツや掃除方法、そして最先端のロボットについて紹介していきます。
小学校のプール掃除!プール開きまでに終わらせるには?
プール開きまで何としてでも終わらせなければいけないプール掃除ですが、どの時期から掃除を始めればいいのか疑問に思っている先生方も多いのではないでしょうか。
プール開きまでに効率的に掃除を終わらせるためには、逆算が必要です。
まず、小学校のプール開きは地域によって差がありますが、一般的には天候が安定する6月中旬ごろに行われます。
そして、プール開きの10日~2週間前までにプール掃除を終えている学校が多いです。
プールの水を入れたり、子どもたちが安全にプールに入れる環境を整えたりするにはこれくらいの日数が必要なんですね。
ただの楽しい授業だと子どもの頃は思っていましたが、大変な掃除や準備をしてくれていたと思うと感謝しかありません。
多くの方のやさしさが詰まったプールで授業を受けていたのですね。
はじめての小学校のプール掃除!泳げるようになるまでのステップは?
何度もプール掃除を経験している方はてきぱきと掃除をこなしますが、初めてのプール掃除となると戸惑ったり、足を引っ張ってしまわないか不安になりますよね。
そして、プール掃除が終わってもプール開き、授業と先生方はやることや教えることがいっぱいです。
そこで、スムーズにできるプール掃除と子供たちが泳げるようになるまでの教え方を紹介していきます。
プール掃除の手順
シーズンオフ中にプールに水を張っていたり、水を抜いていたりと学校や地域によって差はありますが、定番の掃除方法は次の通りです。
- 落ち葉やごみを取り除く
- プールの壁や手すりなど上の方から洗っていく
- プールを掃除したらすぐに水で洗い流す
こすらないでも取れるごみは取り除き掃除しやすい環境を整えてから上からどんどん下の方に汚れを落とすイメージで洗っていきます。
下から洗ってしまうと洗った場所が再び汚れてしまうので注意が必要です。
そして、ナイロンブラシやスポンジを使いこびりついた汚れや水垢を取り除いたら、すぐに水で洗い流します。
時間が経つほど汚れがまた固まってしまうので、素早く洗い流すのがポイントです。
汚れを落としても泥や落ち葉がくっついてしまっている場合があります。
その時は、ゴムがついた水切りなどでこするようにすると簡単に汚れを落とすことができます。
思っているよりも簡単な作業ではありますが、プールが広い分素早い掃除が大切です。
汚れてもいい格好で掃除をして着替えを持っていくと掃除に集中できますね。
泳げるまでのステップ
そして、次は泳げない子どもが泳げるようになるまでの教え方です。
泳げない子どもは水が怖かったり、嫌いという子が多いので、水に慣れさせるのが大切です。
そして、ほとんどの子どもが泳げるようになるステップは次の3つです。
- 顔を水につけ、水が怖くないことを教える
- 身体の力を抜いて浮くのが怖くないことを教える
- 慣れてきたらビート板などで泳ぐ練習をする
水が怖いとどうしても手足をバタバタして余計沈みそうになってしまいます。
そのため、顔を水につけて水が怖くないことや、水に浮くことが怖くないことを順々に教えていくとだんだん身体を水に預けられるようになります。
そして、身体に水を預けるのが怖くなくなってきたら、ビート板などを使って泳ぐ練習をしていけば泳げるようになっていきます。
子どもはなんでも吸収が早いので、コツをつかめばすぐに習得していきます。
この前まで水が怖いと言っていた子が楽しそうに水に浮かんだり泳いでいる姿を見ると嬉しいですよね。
小学校のプールを生徒と一緒に掃除をしよう!必要な道具は?
以前は大人がプールの掃除をしている学校が多かったですが、現在では生徒も一緒にプール掃除をする学校が増えています。
掃除し始めると案外楽しいんですよね。
そのため、掃除道具は子どもでも扱えるものを使うのが重要になってきます。
いろいろな道具がある中でも、定番の必要な道具はこちらです。
- デッキブラシ
- ドライワイパー
- ごみ取り網
- スポンジや雑巾
- 洗剤(中性・アルカリ性洗剤)
この定番の道具の中でも子どもたちに任せたいところはスポンジや雑巾を使う場面です。
デッキブラシなども子どもたちが使えますが、使う際にはブラシで遊んで他の生徒を怪我させないようにしっかり使い方を教えるのが大切ですね。
そして、洗剤は2種類用意して、プール内には中性洗剤、プールサイドにはアルカリ性洗剤を使うことが定番となっていますが、プールの材質に合った洗剤を使うことが大切です。
最近は便利なものが増えているので、プール専用の洗剤を使うなど簡単に清潔に掃除ができるものを選びたいですね。
プール掃除を効率的に終わらせるには?コツは?
広いプールを隅々まで掃除するのが大変だからこそ効率的に早く掃除を終わらせたいですよね。
中学はPTAに入らないって言おうと思ってる。
子ども学校に行ってないのに、私が運動会やプール掃除や文化祭などの手伝いしたりってかなりしんどいんだもん
— ひな。 (@_hina_kohina) November 25, 2019
学校の行事や掃除ってどうしても面倒だと思ってしまいますよね。
そのためには、掃除した場所をまた掃除しなくて済むように、上から順番に掃除をしていき、汚れを下にどんどん落としていくことが1番のコツです。
そして、せっかく落とした汚れが落ち切らずにまた掃除する必要がないように、汚れを落とした場所はすぐに水で洗い流すようにするとより早く掃除ができます。
また、大きなプールの掃除には役割分担をして数十人で掃除をするのが効率的です。
すぐに掃除を終わらせるために多くの学校では保護者の力も借りてプール掃除を行っています。
どんな掃除よりも大掃除となるため、できるだけ楽に掃除をしたいですよね。
そして、子どもたちが一生懸命掃除をして達成感を得る姿も見れたら嬉しいですね。
プール掃除ロボットの実力がすごい!?費用は?
働き方改革をきっかけに、プール掃除を業者に頼んだり、掃除ロボットを導入する学校も増えているようです。
例えばプール掃除しながら、
「ここにいる職員の人数×90分のコスト…」
とかいっっつも考えてしまう。
この時間でどんだけ子どものワークシート見ることができるのか、どんだけ授業の準備ができるのか。プール掃除は授業準備の1つではなく、施設管理の一環なんだから教員にやらせないでほしい。— 高脂肪乳@小学校教員 (@highfatmilk15) October 19, 2019
子どものためにできる他の仕事があると、ロボットがいればありがたいですね。
やることが多い先生方からするとプール掃除がなくなるだけでもその時間を他の仕事にあてられるので嬉しいですよね。
そんなプール掃除をやってくれるロボットの中で国内外のシェアがNo.1のロボットが「ドルフィン」というロボットです。
このドルフィンは、水を抜く必要がなく、ロボットについているカメラで立体的にプールをスキャンしてプールの大きさから形を記録します。
そして、その記録からぬめりから細かい汚れまで隅々まで効率的に掃除をしてくれます。
また、スマホのアプリで清楚状況の確認や手動操作、清掃スケジュールの管理ができます。
これだけでも十分の機能ですが、コードに丸い突起を作ることでコードが絡まず、掃除できない箇所が生まれないように設計されています。
また、重いものでも10kgと他のものに比べて軽く、消費電力がテレビと同じくらいと使い勝手の良さも魅力です。
そして、ここまでの高性能で気になるのはお値段ですが、1年中使う機械ではないため、プールの時期に合わせたレンタルが可能です。
1か月ごとに7万円とお得で、2か月からレンタルすることができます。
ドルフィンについての説明やレンタルについては下のURLから見れます。
プールの掃除ロボットを導入を検討していたら要チェックです。
道具や物が多い学校に使わない期間は収納スペースを考えなくていいのも魅力的です。
そして、使いたい時にしまっている場所が分からなくなったり、倉庫の奥の奥から取り出すということをしなくていいのも嬉しいですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここでプール掃除についてのおさらいです。
- プール掃除はプール開きの10日~2週間前までに終わらせる
- 上の方からの掃除で効率的なプール掃除を
- スポンジや雑巾など子どもたちも使える道具で一緒に掃除を
- 役割分担をした掃除で隅々まできれいに
- 清潔なプールにはお掃除ロボットがおすすめ
ゆとり教育が終わり、勉強する内容が増えたことで先生方もより忙しくなっていますが、多くの人と協力することで大掛かりな掃除を効率的に終わらせることができます。
子どもたちと一緒に掃除して達成感を得たり、プールを清潔に保つためにロボットに任せたり、と選択肢はさまざまですが、学校や先生方の状況に合わせた掃除を行っていきたいですね。
大変な掃除ですが、1年に数回しかないプール授業で子どもたちが喜ぶ姿のためなら頑張れますね。
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