小学生高学年になると、スマホやタブレット、パソコンを手にする子供たちが増えてきます。
デジタル社会も子ども世代にしっかり浸透していますね。
そして!なにを隠そう、2020年、学校教育の場で「プログラミング教育」が必修になります。
時代は変わり…。
昭和・平成時代が終わり、新生令和な時代がやってきましたね(笑)
でも、学校でのプログラミング教育を不安に思う保護者の方も多いのではないでしょうか。
私の周りのママ友同士では、
「そもそもプログラミングって何?」とか、
「うちの子は全然電子機器触れてないのに、どうサポートしたら良いの?」とか、
「携帯さえ持たせていないのに、プログラミングなんて…。」という声が聞こえます。
ここでは、プログラミングって一体なに?という疑問から、子供がどうやったらプログラミングに興味を持ってくれるか、そして、プログラミングやってみたい!という気持ちが持てるように、プログラミングの楽しさを紹介していきます。
まずは、夏休みなど、お子さんと時間がたっぷり取れる時に、親子でプログラミングについて探ってみて、一緒に楽しんでみてくださいね!
小学生の自由研究はプログラミングに挑戦しよう!
プログラミングってなぁに?
プログラミングと一言で言うと、IT企業で使われる専門用語のような気がしますが、言葉自体はそんなに難しくはありません。
プログラミングは、携帯のアプリケーションやゲーム、パソコン機器などのプログラムを作ると言う意味ではありません。
簡単に言えば、
この考え方には、想像力・向上心・解決力が含まれています。
プログラミング教育は、こんなプラスな考え方です。
プログラミングを薦める理由
では、どうして学校でプログラミングが必修になるのでしょう。
上で書いたように、プログラミングには、想像力と向上心そして解決力が必要です。
学校教育では、子供たちがただパソコンを使えるようにすることを目的としているわけではなく、子供たちの考え方の成長を考えています。
今までの日本の教育は受け身がちで、発言力や会話力、思考力が欠けている場合が多いのが現状。
例えば欧米諸国では、みんなと同じではなく、変わったことをやってみる、見たことがないものを作ってみるなど、新しいものを想像する能力が高く評価されます。
日本の子供たちが成人した時、想像力、向上心、解決力が養っていれば、その後の人生設計も視野が広がります。
プログラミング学習にはこういった裏の要素がとても大きく評価されているんです。
小学生の自由研究はプログラミング!まとめ方・提出方法は?
プログラミングのまとめ方・提出方法
では、実際にプログラミングをやってみたら、どうやってまとめて、学校に提出すれば良いのでしょうか。
プログラミング自体はパソコン上で行うことが多くなってくるでしょう。
大人だったらUSBなどに作り方と感想をスライド形式にまとめて提出することができますが、子供だとそうもいきません。
お子さんがプログラミングを学んでいる姿を写真に撮ったり、画面コピーを活用しましょう。
写真や画面コピーを印刷し、それを模造紙や自由研究ノートにまとめます。
スクラップブッキングのように、吹き出しを使って説明を入れると、先生も他の生徒もわかりやすくてオススメです。
- プログラミングを進めた順序・過程
- プログラミングを実践してみて感じたこと・分かったこと
必ず上の2点をまとめて提出しましょう。
小学生の自由研究に最適なプログラミングテーマ3選!その1:シューティングゲームを作ろう!
男の子にオススメ!
シューティングゲームを作ろう!の紹介です!
無料でプログラミングが楽しめるScratch(スクラッチ)と言うサービスです。
子供向けのソフトウェアなので、難しい言語もなくとてもわかりやすくなっています。
公式サイト :Scratch(スクラッチ)
インターネットがない環境でも作業ができるように、デスクトップをダウンロードすることもできます。
外出中の待ち時間などでもできるのが良いですね!
まずはとても簡単に作れるシューティングゲームです。
好きな色や、キャラクターを選びながら自分のゲームを作成していきます。
音を挿入することも可能なので、よりゲームっぽく仕上げたい時に是非使ってみましょう。
こちらはScratchでシューティングゲームを作るときの説明サイトです。
とても詳しく説明してくれていますので、是非参考にしてみてくださいね。
【スクラッチ】でシューティングゲームのかんたんなつくり方
小学生の自由研究に最適なプログラミングテーマ3選!その2:物語を作ろう!
女の子にオススメ!
物語を作ろう!の紹介です!
Scratch(スクラッチ)物語を作ろう
こちらも同様にScratchを利用して物語をつくります。
ウェブサイトの見本は英語版になっているので、日本語で紹介されているこちらのサイトを是非参考にしてみてください。
キャラクターの挿入の仕方や、会話のさせ方、会話文の変更の仕方など、一つひとつ丁寧に説明をしてくれています。
参考動画 : Scratch3.0のチュートリアル③〜物語を作ろう〜
小学生の自由研究に最適なプログラミングテーマ3選!その3:音楽を作ろう!
音楽が大好きな子にオススメ!
音楽を作ろう!の紹介です!
Scratch(スクラッチ)音楽を作ろう
スクラッチはもともと海外で開発された子供用のプログラミングを学ぶサイトです。
世界各国の学校でも使用されているので、基本的に説明は英語になっている場合があります。
でも、最近では日本でも活用されてきて、日本語で紹介してくれる方が増えています!
この音楽を作ろう!も日本語の説明サイトがあるので、こちらを参考にしてみましょう!
参考サイト:スクラッチでエリーゼのためにを演奏します
上記著者が作成したエリーゼのためにが聴けます(緑の旗をクリックすると音楽が再生できますよ)
プログラミングキットでの提出はあり?なし?
プログラミングキットの提出は「あり」です!
でも、自由研究用のプログラミング作成キットを用意する必要はありません。
上で紹介したScratch(スクラッチ)をはじめ、インターネット上にはたくさんの無料プログラミング教材が紹介されていますが、お子さんによっては工作系のプログラミングをしてみたいと思う子もいるかもしれません。
もしくは、自宅にタブレットやパソコンの用意がないご家庭もあるかもしれません。
そういった場合も想定して、下記に、プログラミングの考え方がしっかり学習できるプログラミングキットを紹介します!
イーケイジャパン ロボット工作キット
赤外線レーダーが搭載されたロボット工作キットです。
迷路などを作って迷路内を歩行させたり、追跡機能でお散歩などが可能です。
イーケイジャパン ミニグランドピアノ
自分が弾いた曲を記憶させプレイする機能があります。
音色が4種類あるので、好きな音色と音源をプログラミングすることが可能です。
イーケイジャパン KOROBO Lite(コロボライト)
小さいサイズのプログラミングカー。
搭載されたセンサーの位置を変更することができ、障害物検出や、ライントレース、床検出ができます。
プログラミングが必修になる学校の狙いは?身につくスキルは?
冒頭の「小学生の自由研究はプログラミングに挑戦しよう!」でお話ししましたが、学校でのプログラミング教育に対する考え方は、コンピューター技術を学ぶと言う表立った物だけでなく、その裏にある、思考性を養うことも大きな課題となっています。
プログラミングが必修になるといっても、国語・算数・理科・社会のように科目としての位置付けではなく、それぞれの科目で導入していくと考えると良いです。
例えば、
- 国語の授業では、Scratch(スクラッチ)を使用して物語を作成する。
- 音楽の授業では、Scratch(スクラッチ)を使用して音楽を作成する。
子供たちが無理なく、プログラミングって面白い!と思えるような導入方法で学習できるようにカリキュラムを組んでいくことでしょう。
プログラミングを通して、新しい考え方を生み出し、想像力、向上心、解決力などを養っていって欲しいものですね!
自由研究プログラミングのまとめ
- プログラミングはパソコンスキルだけではない。
- プログラミング教育は人間の想像力、向上心、解決力を養う大切な課題。
- 自由研究のプログラミングは無料サイトを活用しよう!
- 無料サイトで仕上げた作品は、写真や画面コピーをしてノートに貼りつけよう!
- タブレットやパソコンがない人は作成キットで作ってみよう!
いかがでしたか?
プログラミング教育という聞き慣れない言葉の不安と、プログラミングがどのような物なのかがずいぶんクリアになったのではないでしょうか。
お子さんの長期休みに合わせて、一緒にプログラミングの理解を深めてみてはいかがでしょうか?
そうすれば、2020年以降に始まる、プログラミング教育の予習にもなりますよ!
是非お子さんたちの素敵な想像力を開花させてあげてくださいね。