また、他の方法としては習い事をする、というのも有効です。
家で一人きりになる時間が減り、習い事先で大人の目があるので、「今の時間は習い事に行っているな」と親も安心できますね。
夏休みの一人っ子の留守番の心配事 その4:火事や、犯罪にまきこまれないか心配
子供一人で留守番中に心配なこと・危険なことは様々ありますが、親が一番心配なのは火事などの不慮の事故や犯罪に巻き込まれないか、ということではないでしょうか。
何も準備せず咄嗟にハプニングが起こると、大人でもパニックになってしまうものです。
なので、留守番の前に必ずルールを設け、真剣に話し合っておきましょう。
火事、ベランダから落下、など不慮の事故にあわないために決めておくべきこと
1.火は使わないこと
火事のもとを断つために一番なのは、当たり前ですが火を使わないこと!
お昼ごはんやおやつは電子レンジで温めることができるメニューにしましょう。
また、万が一火事になってしまった時のために、どこに逃げればいいのか、通報の仕方を書いたメモを残しておくのもいいですね。
ライターなどの危険な物も子供の手が届かない場所に片づけておきましょう。
2.ベランダには出ないこと
マンションの高層階に住んでいる場合は特に注意が必要です。
ベランダに踏み台になるようなものを置かないようにしましょう。
子供は大人が予測できないような行動を起こすことがあります。
大丈夫だろうと楽観視するのではなく、万が一に備えましょう。
また、留守番中に突然雨が降ってきたら、親を思って洗濯物を取り入れてくれる子供も多いかもしれませんが、安全が第一なのでベランダには出ないことをきちんと約束しておくといいですね。
犯罪に巻き込まれないために決めておくべきこと
1.鍵をかけること
何よりも大切なことが、しっかりと家の鍵をかけておくことです。
意外とうっかり忘れてしまうケースがあるので、家の鍵をかけることを習慣化できるよう、留守番の前から練習しておきましょう。
2.鍵はみせびらかさない、きちんとしまうこと
子供に鍵を渡すと、嬉しくなってつい頻繁に触ってしまうことが多いです。
出したりしまったりを繰り返すうちに「失くしてしまった!」なんてこともあります。
- 鍵は使う時にしか出さない
- 使ったらすぐにしまうこと
この2点は必ず守れるように話し合っておきましょう。
また、鍵を見せびらかしてしまうと、一人で留守番していると分かってしまう場合があります。
カバンのどこに鍵をしまうか、など決めておきましょう。
3.電話にでないこと
自宅に固定電話がある場合、子供が一人で留守番中に電話がかかってくることもあると思います。
固定電話は必ず留守番設定にしておき、出ないようにするのが大切です。
子供の様子を確認するために家に電話する際は、事前に「留守番電話中に流れてくる親の声を聞いて電話をとってね」と伝えておきましょう。
電話のやり取りで、子供が一人で留守番していると気づかれるケースも多いので、気を付けてくださいね。
4.インターホンがなってもでないこと
電話と同様に、絶対に出ないことを徹底しておきましょう。
小さな子供は、知らない大人だとしても鍵を開けてしまう危険性があります。
子供一人のお留守番はどこに危険が潜んでいるか分かりません。
宅急便や近所の人だとしも、インターホンには出ないように約束しておくといいですね。
上記に書いたような注意事項、約束事は口で伝えるだけでは忘れてしまう可能性もあります。
子供からよく見える位置や、電話・インターホンの傍にメモを残しておいて、子供がいつでも再確認できるようにしておきましょう。
他にも、困ったことがあれば親に連絡できるように携帯の電話番号をメモしておいてあげると子供は安心してくれますね。
また、「留守番中、電話やインターホンの音が怖い」と不安になる子供も多いです。
一言でダメ!と伝えたり、必要以上に怯えさせないように、何故ダメなのか、何が危険なのかを話し子供の不安な気持ちを少しでも取り除いてあげてくださいね。
夏休みの一人っ子の留守番の心配事 その5:寂しくて泣いたりしないか心配
子供から、「お留守番寂しかった」や「お仕事行かないで」と泣かれてしまったら…
辛い思いをして仕事や用事にでかける親は多いのではないでしょうか。
子供が感じる寂しさや不安を少しでも和らげるために親ができることをご紹介します。
その1 習い事に行かせて家で一人きりになる時間を減らす
生活音がしない家で一人で留守番するのはとても心細いものです。
それを少しでも和らげることができるのは、やはり人と関わること!
お友達の家に遊びに行き過ぎなのではないか、勝手に自宅にお友達をあげていないだろうか、と心配することなく親も安心できますね。
スポーツの習い事だけでなく、塾の夏期講習など、長期から短期に渡って様々な習い事があります。
子供が楽しい夏休みを過ごせるように、少しでも寂しい気持ちが和らぐように、一緒に話し合って決めてみてくださいね。
その2 民間の学童を利用する
民間の学童などで子供を預かってもらうのもおすすめです。
ですが、施設によって利用条件が異なるので、事前に問い合わせしてみてくださいね。
その3 サマーキャンプやボーイスカウトに参加する
夏休み中に開催しているキャンプに参加したり、ボーイスカウトに入団するのも楽しそうでおすすめです!
同年代の子供たちを協力し、自然の中で行う野外活動な何にも代えられない貴重な体験ができるはずです。
「みんなの学校サマーキャンプムービー!」
友達の輪が広がるきっかけにもなるので、きっとかけがえのない思い出になりますね。
その4 帰宅後はたくさん話し、ふれあいの時間を増やす
どうしても子供一人で留守番させるしかできないという場合は、帰宅後にしっかり子供と向き合う時間を作ってあげてください。
たくさん話をしたり、ギューッと抱きしめてあげたり、子供が不安がらないように大好きだよ、大切だよ、と伝えてあげてくださいね。
留守番をすることで子供が成長する?
子供一人で留守番させることは、悪いことばかりではありません。
なぜなら留守番を通して、子供は様々な成長をしてくれます。
例えば、
時間配分ができるようになった
宿題や先にやらなければいけないことを終わらせてから遊べるようになった、など自ら考え時間配分をできるようになった子供が多いそうです。
親が「〇〇してね」という前に子供が率先してしてくれるのは嬉しい成長ですよね。
食事の準備、片付けが率先してできるようになった
子供のころから自ら食事の準備片付けができていると、大人になってから役立ちます。
この自主性がゆくゆくは子供のためになっていくので、重要なメリットです。
ルールを守れるようになった
ただルールだから、で終わることなく、何故ダメなのか、何が危険なのかを理解し考える訓練になります。
このように子供一人で留守番するメリットは子供の将来にとって、とても重要なものです。
子供が自主性を身に着け、今後の生活に活かしてくれると親としてもとても嬉しい成長ですね。
まとめ
小学生が一人でも安全に留守番をするためのポイント!
- 鍵は必ず閉める
- 電話、インターホンに出ない
- 火を使わない
- ベランダに出ない
- きちんと守れるルール作りをする
- 困ったことがあればすぐに親に連絡する
生活音のしない家で子供一人で留守番するのは心細く寂しいものです。
ですが、ルールを守り安全に留守番をすることで子供は自主性を身に着け様々な成長を見せてくれます。
親としては心配でついつい過保護になってしまいがちですが、子供を信頼して成長を見守る姿勢も必要なのかもしれません。
子供の不安な気持ちに寄り添い安全に留守番できるように、家族で話し合ってみてくださいね。
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