この公園内には会津大川の水路が流れており、公園西側がゲンジボタルの鑑賞スポットになっています。
他にも園内には池・遊歩道・東屋があり、広場ではホタル祭りが開かれます。
祭りでは地元野菜の販売や飲食店、小学生や芸能団体の発表会とステージイベントも行われますので、ホタル鑑賞の前にも楽しめそうですね。
イベント「ホタル祭り」
- 開催時期 6月下旬
- 開催時間 正午~21時
- 開催場所 会津若松市やすらぎ広場ホタルの森公園
- 見られるホタル
- ゲンジボタル
お問い合わせ先
北会津ホタル祭り実行委員会
電話:0242-58-2381
住所:福島県会津若松市北会津町下荒井宮ノ東22
蛍の生態は?ゲンジボタルとヘイケボタルの違いは?
ゲンジボタルやヘイケボタルはどのような一生をおくるのでしょうか?
寿命は約1年で、そのうち10ヵ月ほど幼虫として川の中で過ごします。
その後上陸し成虫として1週間、あの幻想的な光を放ちながら短い生涯を閉じます。
光る理由ですが、オスとメスが出会えるように光を発して居場所を知らせているそうです。
日中は葉の裏などに隠れ、外敵から身を守っています。
命がけで光を発していたんですね。
ここでゲンジボタルとヘイケボタルの違いを簡単にご紹介します。
ゲンジボタル | ヘイケボタル | |
---|---|---|
見られる場所 | 小川・渓流 | 水田・湿地 |
見られる時期 | 6月中旬~7月上旬 | 6月下旬~7月中旬 |
大きさ | オス約15ミリ メス約18ミリ | オス約9ミリ メス11ミリ |
光り方 | 光る感覚が数秒と長い (のんびりした感じ) |
光る感覚が1秒くらいと短い (忙しい感じ) |
蛍鑑賞におすすめの時期は?時間帯は?
東北でのホタルの鑑賞時期ですが、場所とホタルの種類により違いがあります。
ゲンジボタルなら6月中旬~7月上旬、ヘイケボタルなら6月下旬~7月中旬がシーズンです。
鑑賞時間は、日没後19時半以降から21時くらいがおすすめです。
辺りが薄暗くなり、気温も20度以上の時が良いようです。
さらに月明かりの無い曇った日で、風の弱い日というのも条件にあげられます。
雨上がりの蒸し暑い日もよく見られると言われています。
蛍鑑賞の注意点は??
いよいよ鑑賞ですが、その前に注意点をご紹介します。
- 蛍を捕まえない
(近寄ってきてもそっとしてあげましょう) - 蛍や周辺に向けて明かりを向けない
(繁殖行動の妨げになります。カメラのフラッシュ、携帯、懐中電灯など注意) - 近くに車で行ってもハザードは点けない
(点滅にまどわされて蛍も発光し、繁殖行動の妨げになります) - 暗闇なので転倒に注意
(小さなお子さんがいる時は、事故予防のため手をとって移動しましょう) - 地面近くに蛍に似た光が見えても手を近づけない
(これはヘビの目が光っているかもしれず、不意に近づけると噛まれるかもしれまん)
蛍観賞で一番よくないのは、不要な明かりです。
ハザードを点けての鑑賞や明かりを点けての鑑賞で、数年後にはホタルがいなくなった川もありますので、お互いに注意しながら鑑賞を楽しみましょう。
鑑賞スポット・注意点と生態のまとめ
1 東北で蛍が見られる場所5選
- 細越ホタルの里
- 小岩井農場まきば園
- 湯田川温泉
- 小野川温泉
- ホタルの森公園
2 ゲンジボタルは小川や渓流で6月中旬~7月上旬に見られる
3 ヘイケボタルは水田や湿地で6月下旬~7月中旬に見られる
4 鑑賞に良い条件は、風が弱く蒸し暑い曇った日で19時~21時がオススメ
5 鑑賞の注意点は必要以上に明かりをつけない・向けない
いかがでしたか。
今回は初めての鑑賞でも安心して見られる場所をご紹介しました。
係の人もいますので、場所の案内や生態も教えてもらえるので助かります。
いきなり暗闇に行っても不安や危険も多いですし、「もう行きたくない」なんてなりませんね。
お子さんとの初めての鑑賞の後は、自然の蛍を鑑賞できる場所を探すのも楽しみですね。
数回行けば、子供の方が詳しくなって逆に教わる事があるかもしれませんし。
そこから自然の大切さを実感して、いつまでも蛍を見られる為のマナーと環境を守って行きたいですね。
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