待ちに待った夏休みですが、一年生の宿題で悩ましいのが朝顔の観察日記。
簡単に育てられると思っていたら、予想に反して黄色く枯れていく朝顔。
対策を知れば、8月末まで花を咲かせてくれますよ。
朝顔を枯らさないコツは、「暑すぎない半日陰で、時間に注意して水やり」です。
意外とデリケートな植物ですので、テキトウに扱わず、気を配ってあげましょう。
朝顔の観察日記!一年生が失敗しない育て方のコツ
朝顔を育てるコツは3つあります。
- 朝から昼まで日のあたる、半日陰で育てましょう。
- 土の表面が乾き、白っぽくなったらたっぷりと水をやります。10時前までにやらないと、水が熱湯になって植物にダメージを与えてしまうんですよ。
- 肥料は足りていますか。開花前は、リンを含んだ肥料をあげましょう。葉が黄色いときは、液肥でマグネシウムを補います。
せっかく一年生が育てた朝顔、旅行中はどうする?
夏休みに旅行を計画しているご家庭もあるでしょう。
そのとき、朝顔はどうしますか。
今のご時世、なかなか誰かに世話を頼むのも気が引けますよね。
1泊2日の旅行であれば、朝一番に水をあげて受け皿に水をためてやります。
直接日差しの当たらないところで、風通しがよいところに置けば元気でいてくれます。
しかし、2泊3日ともなるとこの方法では厳しくなります。
大きいペットボトルに水を満たし、ガーゼをさいてロープ状にしたものを、土の上においておけば自動で水やりができます。
必ず旅行前に装置を試して、一日にどれくらい水が無くなるかチェックしておきましょう。
朝顔の観察日記の書き方は?毎日何時に観察する?
一例ですが、午前9時と午後5時に観察すると、明らかな変化があるので書きやすいですね。
もちろん、ラジオ体操前でもかまいません。
文章はそれほど長くしなくても、「昨日と比べてどう変化したか」だけ書けばよいでしょう。
たとえば、
くらいまで書けば十分です。
花が咲く瞬間をとらえるのは、小さいお子さんにはまだ難しいかもしれません。
夏の間の開花時刻は、4時から5時ですので日が上ると同時に起きるお子さんなら開花の瞬間を目撃できると思いますよ。
観察日記といえば「絵」!うまく描くには?
絵を描くコツは、「見たままそっくり写すこと」です。
もしお子さんが絵をうまくかけないと悩んでいたら、こんな助け舟を出してあげましょう。
たとえば、
などでいいでしょう。
見栄えよく描くには、一本の線をハッキリと引く、線の描き始めと終わりをくっつけることです。
丁寧を心がけるのがコツですよ。
色を塗るときは、クーピーで縁取りをします。
その内側を埋めるように塗りつぶすと線がはみ出にくくなるはずです。
なお、塗りムラがあると雑に見えるので、少し面倒ですが丁寧に作業しましょう。
例
つぼみ … 緑のくちばしみたいな形。
膨らんだつぼみ … たたんだ傘のような形。
種 … 切ったスイカのよう。枯れたとき…たたんだ傘の先に、くしゃくしゃしたものがついている。
もし枯らしてしまったり、日記をつけ忘れたときはどうする?
観察するときに直面するのが、枯れたときの対応です。
慌てたり、がっかりするお子さんもいるかもしれませんが、諦めるのはまだ早いですよ。
完全に枯れるまで肥料を与えたり、復活させる方法をあれこれ試して記録してもよいでしょう。
長い休みですから、何かの事情で日記をつけ忘れることもありますね。
下手にごまかして書かなくても、事情を書いておけば問題ないでしょう。
日数があいたことで、最後に観察したときと大きく変わったことがあるかもしれません。
また、長期旅行のときは不在中の水やりなど、工夫点を書くとよいですね。
これで日記帳の空白に悩まなくてすみます。
朝顔の観察日記で参考になるテンプレートは?
『小学校入学女子のママ日記』
- 「朝顔の観察日記の書き方~花が咲いた・実ができた・種の状態ってどんな?」
このサイトでは、朝顔のつぼみや葉の様子が写真にまとめられています。
書き忘れたとき、記憶があいまいな時に参考になりますし、図に書き込みもされているので便利ですよ。
朝顔の観察日記、親はどこまで手伝う?
なかなか宿題が進まないと、親がやってしまったほうがいいのでは、と思いがちですよね。
でも、記録するのはあくまでも、本人の仕事です。
どこから書けばいいか困っているならば、「お花はどうなったかな」「これなんだろうね」と声がけする程度にとどめましょう。
日記の意義ですが、文章を書く習慣になります。
デジタル、IT時代と言われようと、文章を書くこととは無縁でいられません。
むしろ文章作成能力はこれまで以上に重視される時代ですので、その第一歩だと思って取り組むといいでしょう。
宿題の声かけは親にとってもなかなか面倒ですが、子供の学習意欲を引き出すのには最適なんです。自己肯定感の向上、やる気の維持にもつながりますので、親子のコミュニケーションに役立ててください。
コツは問い詰めるのでなく、明るい雰囲気でいうことです。
など。
ついやりがちですが、責めたり追及するのでなく、「一緒に終わらせちゃおう」というスタンスが最適ですよ。
最後に
- 朝顔を育てるコツは、半日陰、10時までに水やり、開花前に肥料。
- 1泊2日くらいなら、受け皿に水をためておく。それ以上ならペットボトルなどを使って自動で水やりされるようにする。
- 観察は朝9時と午後5時あたりを目安に行う。最後に観察した時と、何が変化したのかに注目する。
- 絵をうまく描くコツは、見たまま丁寧に描くこと。色塗りも最初に縁取りしてから、中を塗りつぶすようにするとよい。
- 枯れたと思っても、リカバリーがきくことがある。最後まであきらめない。長期旅行中の水やりの工夫を書くと、日記に空欄ができない。
- 「小学校入学女子のママ日記」は、朝顔の開花から実がなるまで写真に記録している。テンプレートに便利。
- 声かけはあくまでもモチベーションアップのため。観察日記で文章を書く習慣を身に着ける。
小学校に入ったばかりのお子さんは、宿題にわくわくしながらもどうしたらよいのかわからず戸惑うこともあるでしょう。
そんな時は怒らず、助け舟を出しながら楽しく進めていってくださいね。
長い夏休み、親子二人三脚で乗り越えましょう。
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