平和学習レポートの書き方!沖縄の歴史を知ろう!

日の丸

日本といえば、世界で唯一原子爆弾が落とされた国です。

ですがその太平洋戦争からもう70年以上の時が経ち、実際に経験した人たちは本当に少なくなってしまいました。

今の中学生は、おばあちゃんも戦後生まれという方もいらっしゃると思います。

ですが日本に生まれたからには、しっかりと戦争について学んでほしい、同じことが繰り返されないよう、つないでいってほしいと思う大人がほとんどです。

でも、経験もしてないし、興味もなかったらレポートなんて正直めんどうくさいですよね。

今日は平和レポートの書き方と、どんどん知りたくなる日本の歴史について一緒に学んでいきたいと思います。

平和学習とは?なぜ平和学習をやるの?行う意味は?

勉強

日本ではどこの学校でも平和や戦争について学ぶ機会があると思います。

それは最初にも申し上げた通り、世界で唯一原子爆弾が落とされた国だから。

そして沖縄に至っては、地上戦が行われ、お年寄りや妊婦さん、未成年の子どもでさえも戦争の最前線に駆り出され、たくさんのいのちが奪われたのです。

あんな悲しい思いはもう二度としたくないと、人々が立ち上がって天皇制が廃止になり、後世に繋ぐためにたくさんの記念館が建てられました。

人間だれしも、長い年月が経てば忘れてしまうもの。

それでもこの過ちだけは、後世に伝えるべき、未来の子どもたちには幸せになってほしい。

そういう思いから「平和学習」という形で、私たちの身近に今でも残り続けています。

沖縄と平和について

シーサー

沖縄は、太平洋戦争時に日本全国で唯一地上戦が行われた場所です。

毎日敵国の飛行機が上空を飛び回り、いつ爆弾を落とされるのか、ひやひやしながら暮らしていたのは全国のみんなが一緒だったでしょう。

ですが、沖縄は違います。

毎日怯えながら暮らし、ついにはその土地で銃撃戦が繰り広げられました。

逃げる間もなく巻き込まれて亡くなってしまった住民がたくさんいます。

アメリカ軍に捕まったらおしまいだ、と恐怖の固定概念を植え付けられ、住民を殺すつもりのないアメリカ兵の前で自ら命を絶った住民がたくさんいます。

想像してみてください。

何の前触れもなく、いきなり自分の目の前で銃撃戦が始まる恐怖を。

とても恐ろしい悪い人に捕まるかもしれない恐怖を。

ですが、悪い人たちばかりではなかったのも事実です。

できるだけ住民を助けようとしたアメリカ兵もいます。

自分の命よりも住民の命を優先していた日本兵もいます。

私たちは今、たくさんの命の犠牲の上に、生かされているのです。

その事実を学び、後世に伝えていくのは、生かされている私たちの使命ではないでしょうか。

平和学習レポートの書き方!枚数は?

本

さて、簡単に沖縄戦の背景を振り返ったところで、いよいよレポートに取りかかりましょう。

まずは枚数ですが、原則学校の規定に従いましょう。

そして私のように、戦争のことになると書く手が止められない!という方は、レポートなので規定枚数をオーバーしても問題ありません。

今の子でこんなにも戦争について深く学ぼうとしている子がいるんだなと感心されること間違いないでしょう。

レポートはいわゆる「報告書」です。

事実に基づいて自身の考察を書くので、自分の気持ちがしっかり伝わるように書きましょう。

文体は特に指定はありませんが、書きやすいのは断然「である調」です。

自分の中で考えを巡らせるとき、ですます調では考えないですよね?

日頃自分に問いかけるように、文章で問いかけるイメージなので、すらすらと書きたいのなら「である調」がおすすめです。

そして注意点ですが、レポートゆえに、気づいたら同じことを書いていたということや、さっきこれと似たようなこと書いたな、というのがとても多いです。

読みにくい文章にならないためにも、書けたら何度も読み返して、似たような個所はひとつにまとめましょう。

大学生になったら必ずといって良いほど書かなければならないのがレポートです。

将来のための練習だと思って頑張ってください!

沖縄の平和学習レポート、題名はどうする?

題名ですが、何について書いているのか、簡潔にまとめるのがおすすめです。

「沖縄地上戦について」だけでも充分理解できますが、少し含みを持たせて

「沖縄地上戦における犠牲者の思いと現代の私たちの使命」
「戦争指揮者の考えと現地住民の考えの格差」

というようにすると、その題名に対する書き手なりの考察が気になるのでおすすめです。

沖縄の平和学習レポート、書き出しはどうする?

レポートの書き出しですが、題名をもう少し掘り下げて詳しく書くイメージで、何についてのレポートなのかを分かりやすく書きましょう。

せっかく頑張って書いたレポートでも、結局何についてのレポートなのか分からないまま終わった…ということになりまかねません。

全体の10~15%くらいを目安に、何についてのレポートなのか、何を明確にするために書いているのか、さらに、なぜそれについて書こうと思ったのかを書けると良いでしょう。

沖縄戦争を題材に書き出しの例を挙げるとこんな感じです。

太平洋戦争時の「沖縄戦」は日本で唯一地上戦が行われた戦争である。地上戦といえば目の前で銃撃戦が始まるシーンを思い浮かべるが、恐ろしくはないのだろうか。地上戦を行うように指揮していた人物と、現地の住民ははたして同じ気持ちだったのだろうか。沖縄戦における人々の気持ちとそうなった背景についてまとめる。

沖縄の平和学習レポート、本文・書き終わりはどうする?

パソコンを操作する女性

まず本文についてですが、自分の考察を挙げるのも大事ですが、どういう場面でそう思ったのか、詳しく書きましょう。

自分は資料をもとにいろいろな感情を巡らせていますが、読み手には何の資料もありません。

自分が何を見て、何を聞いて、どう感じたのか、自身のレポートだけで人に伝える、ということを意識して書きましょう。

例を挙げるとこんな感じです。

私は、戦争は人の命を奪うだけの意味のないことと考える。一方で数多くの著名人は、戦争があるおかげで経済が回っているのもまた事実と言う。経済のことはよくわからないが、でもそれは間違っているような気がするのだ。まずは経済のことから知る必要がある。

そして書き終わりですが、レポートの中で何が明らかになったか、何を主張したかったのかを簡潔にまとめましょう。

今後の課題や、自分なりの願望も書けるとなお良いです。

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