暑い季節になるとよく見かけるのが戦争に関する話です。
テレビドラマや書籍など、特集されているのをよく目にします。
皆さんは、何十年も前のこの暑い時期に、広島で何があったか知っていますか。
世界で初めて原子爆弾が落とされました。
1945年8月6日午前8時15分。
その威力は凄まじく、建物は崩壊し、皮膚は熱で溶けて垂れ下がるほどだったそうです。
広島には原爆資料館があり、その悲惨さを私たちに教えてくれています。
そんな広島の歴史を勉強しながら、レポートを書いてみましょう。
平和学習とは?行う意味は?
「平和学習」とは、文字通り平和を学ぶことです。
では、平和を学ぶとはどういうことでしょうか。
平和とは、争いのないことを指します。
争いは互いの違いを認めないことから始まります。
その争いを起こさないために、お互いに違う立場であることを認め合うことを学びます。
これは国と国といった大きな物事に限らず、皆さんの身の回りにもたくさんあります。
男か女か、外向的か内向的か、産まれた場所、運動神経が良いか悪いか、などなど。
その小さな違いから認めていくことが、平和学習をする意味になります。
戦争を防ぐことだけではなく、そういった身近なことから出来る平和の作り方を学んでいくことが「平和学習」になるんですね。
広島と平和について
広島に原子爆弾が落とされたのは、今から75年前(2020年現在)になります。
第二次世界大戦の最中で、日本は劣勢に立っている状態でした。
アメリカからB-29が飛んできて、原子爆弾を広島県広島市に落として行きました。
その爆弾の名前は「リトルボーイ」。
9万~16万人の人が亡くなり、56万人の人が被爆したと推定されています。
戦争が終わった後も、長年にわたる後遺症や身近な人を亡くした悲しみが人々を襲いました。
数日後には、長崎県にも8月9日に原子爆弾が落とされ、広島と同じように多くの住民を苦しめました。
その後、日本は敗戦を認め、ポツダム宣言を受諾することを通告しました。
そして1945年8月15日。
現在では「終戦記念日」に制定されているこの日に、玉音放送により日本が降伏したことが国民に公表されました。
このとき、国民は初めて天皇の肉声を聴いたそうですよ。
この日付は、日本人にとって忘れざる日です。
ぜひ覚えておいてください。
平和学習レポートの書き方!枚数は?
いざレポートを書くとなると、何枚書いていいのか悩みますよね。
枚数に関しては、3~4枚が相場です。
1枚だと少ないので、評価する先生から見ればもう少し頑張って欲しいと感じてしまいます。
かと言って、同じことをダラダラと書いても、要点が伝わりにくいレポートになってしまいます。
どうしても感想だけでは枚数が足りない方は、写真を貼ってみたり、歴史について詳しく書いてみてはいかがでしょうか。
広島の平和学習レポート 題名はどうする?
みなさんは、題名はどのように決めますか。
例を挙げると、
- 「広島の原爆について」
- 「原子爆弾が史上初めて落とされた広島」
- 「広島と平和を学ぶ」
- 「なぜ広島に原爆が落とされたのか」
などがあります。
題名は、レポートを一言で表す重要な部分です。
何についてのレポートなのか、何を調べたのか、そのレポートで一番伝えたいことは何なのか。
それを1番分かりやすく伝えるのが、題名です。
私は研究のレポートを書いた経験があるのですが、先生から題名が重要だと言うことを強く言われました。
題名がレポート全てを表していて、題名がダメならレポートの中身も良くないと言われてしまうからです。
皆さんもネットで調べ物するときは、記事の題名で読むかどうか決めていませんか。
それだけ題名は大事なものです。
オススメは、レポートを書き終わった後にもう一度題名を見直すことです。
書いているうちに内容が変わってくることはよくあります。
その内容に合った題名をもう一度考えてみると、良いものが浮かびますよ。
広島の平和学習レポート 書き出しはどうする?
基本的なレポートの書き方は「起承転結」です。
「起」:一般論などを説明、それに対する問いかけ
例
- 「広島に原子爆弾が落とされ、たくさんの人が亡くなった戦争はなぜ起きたのか」
- 「戦争を起こさないために私たちができることはあるか」
など、広島の歴史や第二次世界大戦から原爆投下までを説明して自分の中で疑問を考える。
「承」:最初の説明に対する自分の意見
例
- 「核は危険なものだから廃絶した方がいい」
- 「戦争を二度と起こさないためには違いを認めることが大切」
など、「起」の説明から自分が感じたことや考えたことを書く。
「転」:自分の考えと違う意見、それに対する反論
例
- 「原子力発電は日本の数少ないエネルギー資源として大切だが、自然エネルギーの方がエコだ」
- 「他国の価値観に驚くこともあるが、認め合うことで平和を目指すきっかけになる」
など、「承」とは違う意見や反対意見を書いて、それに反論する。
「結」:「起」「承」「転」をまとめる、「起」の問いかけに対する自分の答え
例
- 「原子爆弾という危険なものを使わない世界を作りたい」
- 「まずは身の回りにある違いに気付いて認め合うように心がける」
など、今まで書いてきたことをまとめ、「起」に対する答えを書く。
このように話の流れを考えながら書くと、読み手にも伝わりやすくなります。
小さなことでも「なんで?」と疑問に思ったことを掘り下げてみましょう。
広島の平和学習レポート 本文・書き終わりはどうする?
文章を書く上で大事なことは、自分が感じたことを素直に書くことです。
かっこいい文章を書こうとすると、どうしても詰まってしまいます。
自分の言葉ではないですからね。
ダラダラ書いているなと感じたら、一度手を止めてみましょう。
同じことを書いていないか、説明が長くなっていないか確認する時間を作ってみるといいですね。
声に出して読むこともオススメですよ。
私も、レポート中はだんだん何を書いているか分からなくなってました。
そんな時は、小休憩をとってから文章を読み直してました。
休憩を取ると頭がリセットされるので、また新鮮な気持ちでレポートを始めることができたので、皆さんもやってみてください。
最後のまとめは、題名と同じように、今まで書いてきた自分の考えを分かりやすく伝えるの場所です。
研究のレポートでいうと、「これらから私の意見は正しいと考える」といったところでしょうか。
自分の考えがはっきりしている時は、それをしっかり伝えましょう。
はっきりしていない時は、「いろんな意見がある中で、自分が正しいと感じるものを探して行きたい」など、今後につながるようなまとめ方をすると、先があるような感じがするのでよいです。
「終わり良ければ全てよし」です。
最後まで頑張って書き進めていきましょう。
広島と平和がわかるおすすめ書籍3選!
広島と平和に関する本はたくさんあります。
今回は、読みやすくレポートを書きやすくなる書籍を3つ紹介します。
絵で読む広島の原爆
- 著者:那須正幹
- 絵:西村繁男
- 出版社:福音館書店
原子爆弾の歴史的背景や当時の広島の人々の暮らしなどを書いた本です。
絵本なので、低学年の子どもさんでも読みやすくなっています。
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