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【茨城】ミヤマクワガタ採集スポット3選!激捕れトラップの仕掛け方も紹介

ミヤマクワガタ

夏の虫の代表格で人気の高いミヤマクワガタ

頭部から顎にかけて描く強靭さを纏った美しい曲線に魅了された方は多いのではないでしょうか。

夏休みに家族でミヤマクワガタを探しに行こう!キャンプの合間に探してみよう!田舎のおじいちゃんちで探してみよう!そんな計画はありませんか?

いざ鼻息荒く森に入ったは良いものの、どこにいるかわからなくて、無駄足だった…ということは避けたいですよね。

そんなご家族のために、今回は茨城県内で、ミヤマクワガタが良く採集されるスポットを3箇所ご紹介します。

茨城県でミヤマクワガタの採集を考えているご家族の皆さん、この記事を読めば、どこでミヤマクワガタが良く採れるのかすぐわかりますよ!

 

茨城のミヤマクワガタ採集スポット ①つくば市筑波山

ミヤマクワガタは深山(ミヤマ)の名に示す通り、山深くの標高500m程度の場所に生息していることが多いようです。

茨城県の山間地は北部に広がっているため、ミヤマクワガタは北部での目撃情報が多いのですが、南部で筑波山にも生息しているようです。

ただし、筑波山のふもとにある筑波山神社は国の重要文化財に指定されており、筑波山も神体とされ、国定公園に指定されています。

そのため自然保護として虫、動植物、鉱物等は採取禁止となっているため、筑波山神社より上の方では採集することができません。

しかし、その筑波山周辺の情報では、筑波山の付近の外灯で1匹捕獲できたとのことです。

筑波山神社に駐車場があります。

 

茨城のミヤマクワガタ採集スポット ②城里町 御前山

城里町にある御前山も、条件のそろった環境のようで、ミヤマクワガタが生息しています。

1匹採集できたとの報告がありました。

近くに釣り堀もあるようです。

道の駅があり、その駐車場に車を停めることができます。

 

茨城のミヤマクワガタ採集スポット ③大子町 山間部

茨城県北西部、栃木県と福島県の県境にある大子町でのミヤマクワガタの目撃情報も多いようです。

滝も見ることができる山間地になっており、ミヤマクワガタの生息条件に合うようです。

詳細な場所、捕獲数の情報はありませんでしたが、この地域で灯火を使えば採集できるという情報がありました。

 

ミヤマクワガタはどんなクワガタ?寿命・飼育方法は?

ミヤマクワガタ

 

ミヤマクワガタの特徴

ミヤマクワガタは「深山」の名に示す通り、山奥の涼しい地域に多く生息しています。

最大の特徴は、頭部の「冠状突起」とよばれる盛り上がりと、大きな顎です。

また、金色の体毛や、足の黄色紋も特徴であり、ノコギリクワガタとの判別ができます。

もし購入する場合の価格ですが、40~67mm程度であれば1,000~4,000円程度、68~75mmの大型のものは珍しいため、10,000円を超えるようです。

 

飼育方法

ミヤマクワガタは山間地に生息するため、飼育する場合もその環境に近い状態をつくる、ということが基本的な考え方になります。

  • 腐葉土
  • 朽木マット

この二つを混ぜて、虫かごに敷き詰めます。

この時、天井近くまで敷き詰めた方が良いです。

なぜなら、ミヤマクワガタは力が強く、壁から天井に向かってよじ登ろうとするため、天井近くまでマットを敷き詰めることで、上るまでの体力消費や、落下した時のダメージを軽減させることができ、結果として寿命を延ばすことができます。

温度は、20~23℃が適温です。

夏場では放っておくと30℃を超えてしまうので、エアコンなどで温度管理をしましょう。

湿度は高い方が良いので、霧吹きなどでマットを濡らすか、水を入れた容器を虫かごに入れておくとよいでしょう。

温度管理でよく失敗することが多いため、要注意です。

エサは昆虫ゼリー、リンゴ、バナナが良いです。

スイカやメロンも食べますが、水分が多く体調不良の原因となる場合があるため、避けた方が良いでしょう。

 

ミヤマクワガタを捕獲するバナナトラップの正しい作り方はコレだ!

バナナ

次に、具体的な採取方法のご紹介です。

ミヤマクワガタは、カブトムシよりも生息数が少なく、山奥に生息するため、一日中歩き回って結局見つからなかった、なんてこともあるかもしれません。

でもご安心ください。

虫をまとめておびき寄せる、バナナを利用したトラップのご紹介を致します。

 

材料(材料費:500~1000円程度)

  • バナナ(1房)
  • 焼酎(ワンカップ程度)
  • 砂糖(適量)、ドライイースト(適量)
  • 排水溝ネット(生ごみネット)、ジップロック
  • 設置用ひも(取っ手付きプラスチック容器)

作り方(製作時間:10分程度+発酵半日~2日)

  1. バナナの皮を剥いて5mm程度の厚さで小さく切ります。皮同じように小さく切ります。
  2. 排水溝ネットにバナナと皮を入れます。
  3. ジップロックに2と、焼酎、砂糖、ドライイーストを適量入れ、口を閉めます。
  4. 日当たりの良い場所で3を放置し半日~2日程発酵させます。膨らみすぎた場合は口を少し開放します。

発酵に時間がかかるので、事前に作っておきましょう。

実際に作っている以下の動画をご参考ください。

 

設置方法

一番シンプルな設置方法は「木にペースト状のトラップを直接塗る」方法ですが、「ネットにトラップを入れて紐で木に縛る」方法や、上記の動画のように「プラスチックの容器にトラップを入れて木に設置」する方法であれば、虫が回収しやすい、木を汚しづらいという利点があります。

お好きな方法を選んで頂ければ良いです。

  1. 木にペースト状のトラップを直接塗る
  2. ネットにトラップを入れて紐で木に縛る
  3. プラスチックの容器にトラップを入れて木に設置

バナナトラップにはカルピスとお酒・焼酎、何が正解?

焼酎

上記の作り方では焼酎をご紹介しましたが、他にも、カルピス、日本酒、みりんなど様々なものがネット上で紹介されています。

どれをつかったらいいの?と迷うかもしれませんが、どのものでも効果があるので、コストを考えて家にあるものがベストだと思います。

ただ、焼酎を使用したという例が一番多いので、焼酎は一番実績がある方法だという意味でおすすめ致します。

 

バナナトラップを仕掛けるタイミングは?

トラップを作ったらいざ設置!ですが、設置のタイミング、場所、方法を確認しておきましょう。

 

採集時期

6~8月、特に7月半ば~8月上旬のお盆前の時期がベストです。

お盆を過ぎると数が減ってきます。

 

設置時間帯

トラップの設置する時間帯は夕方までに設置して、早朝3~4時に回収するのがベストです。

昆虫の活動時間は20時~4時頃とされるためです。日が暮れてから設置しようとすると、

手元や足元が見えず作業がやりずらいので、明るいうちに設置しましょう。

 

設置場所・設置方法

ミヤマクワガタは500m程度の山間地に生息することが多いため、そのような場所の木を見つけ、トラップを設置します。

塗るタイプであれば、幹に直接でも良いですし、枝の根本上部に塗れば、垂れ難くてよいです。

紐や容器でつるすタイプであれば、枝の幹に近い根本部分に括り付ければ、虫が集まりやすいです。

ストッキングでも代用可能です。

 

回収方法

虫かごを用意して、手で一匹づつ回収するか、ネットや容器を使用したトラップであれば、そのまま回収できます。

 

注意点

採集場所で採集を行って良いかは、その場所の管理人等に、そもそも踏み入ってよいか、トラップを設置して良いかを事前に確認するのが無難です。

また、トラップは放置せず、必ず回収し環境を汚さないようにしましょう。

 

バナナトラップ以外にも試してみたいトラップは?

バナナトラップ以外のトラップをご紹介します。

 

ノムラホイホイ

昆虫学者の野村周平の名を冠した、ポップなネーミングとは裏腹に、効果、汎用性の高いトラップ

2Lペットボトルの頭部を切って、逆さにして開口部にクリップ等で取り付けます。

こうすることで、虫が一度入ると出にくい構造になります。

あとは全体をスプレーラッカーで塗装して、朝日がでてきても虫が逃げづらくします。

あとは中にエサを入れれば完成です。

針金等で設置します。

 

ライトトラップ

虫は水銀灯に強く惹かれるという性質を利用したシンプルなトラップです。

幕や傘に水銀灯を当てると、いろんな虫がよってきます。

ただし、かなりの虫が集まってくるので、近隣に迷惑の内容に注意してください。

また、外灯や自動販売機の灯りにも寄ってきますので、観察してみると良いでしょう。

 

エサトラップ

とてもシンプルですが、スイカやバナナなどのエサをそのまま置いておいたり、木にシロップを塗ったりすることで簡単に虫を集めることができます。

塗る場合はハケがあると簡単です。

 

ミヤマクワガタ・クワガタ採集に必用な道具と服装!

虫かご

昆虫採集は森の中を歩き回るので、服装は動きやすい長袖、長ズボン、スニーカー、つば付き帽子があるとよいでしょう。

虫を回収するために以下のような肩掛けの虫かごを用意するとよいです。

ミヤマクワガタ採集の楽しみ方をさらに広げるための情報

ミヤマクワガタ採集は、自然と触れ合いながら楽しむことができる素晴らしい趣味です。しかし、その楽しみ方は採集だけにとどまりません。

例えば、採集したミヤマクワガタを自宅で飼育し、その生態を観察することも一つの楽しみ方です。ミヤマクワガタの成長過程を見守り、その変化を日々記録することで、自然の驚異を身近に感じることができます。

また、ミヤマクワガタ採集を通じて、自然環境の大切さを学ぶことも可能です。ミヤマクワガタは自然環境のバロメーターとも言われており、その生息状況を通じて自然環境の変化を感じ取ることができます。

例えば、ミヤマクワガタの数が減少している場合、それはその地域の自然環境が悪化している可能性を示しています。このように、ミヤマクワガタ採集を通じて自然環境について学び、自然保護の大切さを認識することも重要です。

さらに、ミヤマクワガタ採集は、友人や家族とのコミュニケーションの場としても活用できます。一緒に採集に出かけることで、共通の目標に向かって協力する楽しさを体験することができます。また、採集したミヤマクワガタを見せ合うことで、自慢の一品を共有する喜びを味わうこともできます。

このように、ミヤマクワガタ採集は多面的な楽しみ方が可能です。自然観察、環境学習、コミュニケーションの場として、ミヤマクワガタ採集の魅力を最大限に引き出してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

ミヤマクワガタ

茨城県のミヤマクワガタ採集ポイント3選!

  1. 秩父市 大滝
  2. 飯能市 名栗湖
  3. 飯能市 長瀞町 河川敷

飼育は温度を20~23℃、湿度を高く保つ

  • 土は腐葉土と朽木マットを混ぜる
  • 天井近くまで土を埋めることで、天井に上って落下しても安全になる

採集にはバナナトラップが有効。

  • ジップロックにバナナ、焼酎等入れ、日なたで半日~2日発酵したものです。
  • 発酵に時間がかかるので、事前に作っておきましょう。
  • 設置方法は木に塗るか、ネットや容器に入れて紐などで木に縛ります。
  • 設置時期は7月中旬~8月上旬、日が暮れる前に設置しましょう。
  • 回収は朝3~4時がベスト、環境を汚さないように必ず回収しましょう。
  • 服装は長袖、長ズボン、スニーカー、つば付き帽子、虫かごがあるとよいです。

 

今回は茨城県のミヤマクワガタ採集ポイントから、飼育方法、トラップなどについて一通りご紹介しました。

これで今年の夏はミヤマクワガタゲット間違いなしですね!

昆虫採集は森の中を歩き回るので、足元に気を付けて、安全第一で楽しんでください!

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