小さいころ、早起きをしてよくお父さんと一緒に行っていたカブトムシ捕り。
夏休みになると、カブトムシを捕りに行ける土曜日がとても待ち遠しかったものです。
そして今、自分の子供ともそんな夏の思い出をつくりたい、そう思っていませんか?
カブトムシトラップの定番とも呼べる、バナナトラップ。
簡単なトラップに思えて実はカブトムシを集めるのが難しいんです。
バナナと焼酎をまぜて木に塗っておいたけどなにも集まらなかった・・・なんて経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか?
そんなあなたに今日は、もう失敗しない、絶対にカブトムシの集まるおすすめのバナナトラップの作り方、仕掛け方、そのコツを教えたいと思います!
バナナトラップが失敗?捕れなかった理由3選 その1:バナナ液の作り方が悪かった?
バナナトラップの説明としては、ふつうカブトムシは木から出る樹液のにおいに誘われて集まってくるのですが、つまりは甘くて強烈なおいしそうなにおいがすれば集まってくるのです。
そこで甘い香りのするバナナを発酵させてさらに強烈なにおいにしたものを木に塗ると、カブトムシが集まってくるというものです。
バナナトラップ作り方
材料
- バナナ
- 砂糖
- 焼酎
- ドライイースト
- ジップロック
以上です。
ここでポイントとなるのがドライイーストです。
ドライイーストを入れることでより活発に発酵させることができ、においもさらに強くなります。
作り方
- バナナ2,3本をぶつ切りにする。(皮ごと)
- ジップロックにバナナ、砂糖、焼酎、ドライイーストを適量入れる。
- 日の当たるところに1~2日置いておく。
- 袋がパンパンになり、中身がドロドロしてきたら完成。
できたバナナ液を、ネットや容器に入れて木に仕掛ければトラップの完成です。
次にバナナトラップを木に仕掛ける時間帯について説明します。
バナナトラップが失敗?捕れなかった理由3選! その2:トラップを仕掛ける時間帯が重要!
カブトムシが集まらない理由の一つとして、トラップを仕掛ける時間帯が原因の一つとしてあげられます。
バナナトラップで失敗したことのある人は、まだ明るい昼のうちからバナナトラップを仕掛けた、なんて経験がありませんか?
トラップを仕掛けるのにおすすめの時間は、まだ明るい夕方の4時~7時の間です。
カブトムシは基本、夜行性です。
ですからまだ昼のうちからトラップを仕掛けたところで、昼間から活動しているカナブンや、チョウなどのムシしか集まりません。
それらのムシがえさ場を占拠していれば、当然あとから来るカブトムシのえさは少なくなるので集まってくる可能性がひくいですよね?
またバナナトラップは仕掛けたその瞬間からその効き目は少しずつ落ちてくるので、仕掛けてからのからの時間が経てば経つほどカブトムシは集まりにくくなります。
夕方の明るいうちにどのあたりにトラップを仕掛けたかを確認して、夜に確認しに行ったときに仕掛けた場所に迷わないようにしましょう!
バナナトラップが失敗?捕れなかった理由3選! その3:仕掛ける木はなんでもいいわけではない!
バナナトラップを仕掛ける木はなんでもいいわけではありません。
仕掛ける木として覚えておいてほしいのは、クヌギとハルニレです。
クヌギやハルニレには、樹皮表面がゴツゴツしていて樹液も濃厚、発酵するとかなり強烈な甘酸っぱいにおいがかなり遠くまで広がります。
このように虫の集まるところにトラップを仕掛ければ、集まった虫を余すことなく捕まえることができます。
バナナトラップの正しい作り方はこれだ!
次にバナナトラップの正しい作り方を動画で紹介したいと思います。
上記にもありましたが、バナナトラップの作り方はざっとこの動画で説明しているとおりです。
トラップの形などは人それぞれで改良を加えてみてもいいかもしれませんね!
バナナトラップにはカルピスとお酒・焼酎、何が正解?
本記事では焼酎を材料としていますが、バナナトラップの作り方を調べると、サイトによって焼酎を入れたりカルピスをいれていたりします。
実際のところ、何をいれるのが正解なのでしょうか?
結論を言うと、カルピス、焼酎、お酒、何を入れてもカブトムシの集まるバナナトラップは作れます。
つまりは甘くて強いにおいが出ればよいので、カルピスでも焼酎でもどちらでも大丈夫です。
自分で比較してみるのもいいかもしれませんね!
バナナトラップを仕掛けるタイミングは?
さて、さきほどはバナナトラップを仕掛ける一日の時間帯について説明しましたが、次にどの時期にトラップを仕掛ければいいのか、カブトムシのシーズンをお教えしたいと思います!
カブトムシ採集のベストシーズンは一般的に7月下旬から8月中旬です。
この時期の夕方から夜にかけて、カブトムシは活発に行動します。
9月に入っても一応カブトムシは見られますが、体が傷ついている個体が多く、寿命も短いです。
ちなみにクワガタムシのベストシーズンは6月下旬から9月中旬と、カブトムシよりも少し長いです。
バナナトラップ以外にも試してみたいトラップは?
ここで、バナナトラップ以外にも試してみては?というトラップをいくつか紹介します。
ライトトラップ
これは、木と木の間に白い布を張り、そこにライトで光を当てるというもので、光に集まるという虫の習性を利用したトラップになります。
コツとしては、白熱灯よりも光の強いLEDライトを使うことと、カブトムシがつかまれるような少しざらざらした布を使うと良いです!
昆虫採集ジェル「樹液マグナム」
こちらは市販されている、カブトムシ・クワガタムシ用のトラップです。
小分けされた袋に樹液に似ている蜜が入っており、それを木に塗るだけの簡単なトラップです。
手間がかからないため、わざわざトラップを自分で用意するのが面倒!という人におすすめです。
ノムラホイホイ
こちらのトラップ、耳なじみのない人がほとんどだと思います。
しかしこのノムラホイホイが、隠れた最強のトラップでもあるんです!
こちらの動画にはノムラホイホイを使ってカブトムシ捕りをした様子が紹介されています。
効果は抜群ですね。
ノムラホイホイの作り方は、
こちらの動画で紹介しています。
必要なものは、
- ペットボトル
- カッター(はさみ)
- キリ
- 針金
- スプレー(緑・茶色)
とてもよく捕れるので、ぜひ試してみてください!
カブトムシ・クワガタ採集に必要な道具と服装!
採集に行くときの服装と最低限用意してほしい道具は、
- 長袖
- 長ズボン
- 長めの靴下
- 虫網
- 虫かご
です。
まず山に行くときには長袖長ズボンは必須ですよね。
山にはたくさんの虫がいます。
中には人間に害を及ぼす虫もいるので肌の露出をできるだけ小さくして、アクシデントを未然に防ぎましょう。
虫よけスプレーを持っていくのもいいかもしれません!
さらに虫だけではなく足元に生い茂る草などで足を切ったりすることもあるので、長い靴下をはいて服とくつの隙間をなくしましょう。
また、木にとまっているカブトムシを捕まえるための虫網や、とったカブトムシを入れておく虫かごは必ず持っていきましょう。
まとめ
バナナトラップによるカブトムシ採集のポイントまとめ!
- バナナ液にはドライイーストを入れて発酵させる!
- トラップを仕掛ける時間帯は夕方の4~7時!
- トラップを仕掛ける木は樹液の出るケヤキやハルニレ!
親子で夏によくするだろうカブトムシ捕り。
せっかくならたくさんカブトムシをとりたいですよね!
今回紹介したことを参考にして、ぜひカブトムシをたくさん捕まえて、夏の山を楽しんでください!
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