夏休みの宿題に「詩」が出されたみなさん!
詩を書くなんてできない…。
授業でやったけど、意味がわからなかったし…。と悩むのは早いです。
ここでは誰でも簡単に書ける「詩」の書き方を紹介します。
このガイドを読めば、詩には色々な種類があって、楽しく書けることがわかりますよ!
それでは、詩について一緒に探ってみましょう!
- 夏休みの詩の宿題!そもそも「詩」とは?
- 中学生学年別書き方ガイド!1年生の題材はどうする?
- 中学生学年別書き方ガイド!2年生の題材はどうする?
- 中学生学年別書き方ガイド!3年生の題材はどうする?
- 忙しい中学生が詩の宿題をやるタイミングは?
- 素晴らしい詩を書くには、「詩」を読もう!
夏休みの詩の宿題!そもそも「詩」とは?
詩は、自分の考えや感じたことを言葉で表現するもの。
言葉で表現することは、小説などと同じですが、小説は物語になっています。
それに対して、詩は言葉だけで考えを表現していくもので、言葉の音や言葉選びも大切な役割を持っています。
ここで紹介する言葉の種類、詩の形式、内容の種類は試験にも出てくる内容なので、ここでしっかりおさえておきましょう!
詩は時代と共に書き方が変わってきています。
現代もっとも書かれている種類がどれなのか把握することで、昔と今の書き方が分かりますよ!
言葉の種類
- 文語詩 – 昔の言葉で書かれていて、文が書き言葉になっているもの。
- 口語詩 – 現代の言葉で書かれていて、文が話し言葉になっているもの。
詩の形式
- 定型詩 – 音のリズムが均一で、文字数が決まっているもの。5音と7音を使うもの。
- 自由詩 – 音のリズムが不揃いで、文字数も自由に書かれているもの。
- 散文詩 – 改行をせず、文章のように書かれているもの。
内容の種類
- 叙情詩 – 書き手の感情や考えを表すもの。心情や感情が書かれている。
- 叙景詩 – 自然や風景を見たまま表すもの。鑑賞するものをそのまま表現する。
- 叙事詩 – 歴史上の出来事や人物などを表すもの。
参考 twitter
明治末期に起きた、文語定型詩から口語自由詩への転換。それを主導した当時の若い詩人たちにとって、それは古典・伝統への反旗だったのであろうが、今日から振り返れば、口語自由詩を書く/詠むプロセスにおいて、むしろ文語詩以前の〈古代性〉を、自らの内/情動に発見していったようにも見えてくる。
— 中島 智 (@nakashima001) May 7, 2018
中学生学年別書き方ガイド!1年生の題材はどうする?
中学生になって、数ヶ月。
中学一年生の皆さんはどのような新しい経験をしていますか?
中学最初の夏休みにふさわしいテーマで書いてみましょう!
1年生にオススメのテーマ
- 小学校の仲間と同窓会
- 初めての合宿
- 初めての部活動
経験したこと・思ったことを書き出してみる
中学生になって初めて経験したことや、びっくりしたことをメモに書き出してみましょう!
- 先輩に褒めてもらって嬉しかったこと
- 小学校の仲間と久々にあってびっくりしたこと
- 初めての部活動で戸惑ったことや感動したこと
最初は短い文章を書いてみて、そこからどんどん膨らませてみましょう!
まずは書きたいことを数行書いてみて、間に情景や思ったこと感じたことを書き足していくと、感情のこもった叙情詩ができあがりますよ!
中学生学年別書き方ガイド!2年生の題材はどうする?
2年生の皆さんは、初めて後輩ができて尚且つ先輩もいる、上下関係をもっとも感じる頃かもしれません。
初めての恋をするのもその頃かも?! 受験勉強も始まる時期で少しずつ学生という意識が芽生えてくる頃でしょう。
2年生にオススメのテーマ
- 初めての恋
- 夏の部活動
- 海水浴
経験したこと・思ったことを書き出してみる
ここでは、友だちと海水浴にいった思い出をテーマに少し書き出してみましょう。
- 先輩と後輩と自転車で海水浴に行った。
- 砂で特大の城を作って遊んだ。
- 夕日が沈む頃みんなで恋話をした。
- みんなで打ち上げ花火をした。
楽しかった思い出を細かく書き出してみて、その時の仲間の様子や情景を少し叙情的な言葉に変えてみましょう。
きれいな言葉でリズミカルに並べると、読む際にとても響きが良くなりますよ。
参考に、「海水浴」をテーマに短い詩を書いてみます。
「海水浴」
チャリを飛ばして急いだ道
いつもの通学路より急いで駆け抜けた!
海に出ると
波がキレイで驚いた
いつもの海じゃないみたいだった
先輩が掘れっていった砂
後輩に掘らせた砂
貝殻が混じって光ってた
夕日をみていたら
「あー。彼女ほしー。」と先輩が言った
「ボクもっす」と後輩が言った
「でも、色々大変っすよ」と俺は言った
「マジかー」と他の3人が言った
オレたちの目には
たくさんの花火とたくさんの星の光が映ってた
中学生学年別書き方ガイド!3年生の題材はどうする?
中学3年生の夏休みは、部活も引退する頃。
本格的な受験勉強が始まって、塾や図書館に通い詰め、多忙な時期でしょう。
そんな時期に限って、人間というものは感受性が豊かになったりするもので、ひと夏の恋なんてこともありそうです。
感受性が豊かになる時期は、まさにキレイな詩を書くには抜群の時期なんですよ!
3年生にオススメのテーマ
- 受験勉強
- 夢に向かって歩む自分
- ひと夏の恋
今回は叙情的な文が書きやすい「ひと夏の恋」をテーマに見本を書いてみます。
経験したこと・思ったことを書き出してみる
- 図書館で出会った女の子
- どんな本を読んでいるのか調べた
- どこに住んでいるのか考えた
- その子に会いたくて図書館に毎日行った
例として、下に「ひと夏の恋」という詩を書いてみます。
ぜひ参考にしてみてください。
「ひと夏の恋」
あの夏
ぼくは図書館に何をしにいったんだろう
思い出すことは君の笑顔だけ
君に気づいてほしくて
誰よりも早く図書館に向かった
目覚まし時計がなる前に
ぼくがスイッチを切るなんて
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