毎年、夏の暑さが厳しくなると心配になる熱中症。
様々な対策があるなかで、「スポーツドリンクによる水分補給が大切」だと耳にすることが多くなりました。
スポーツドリンクは様々なものが販売されていますが、実際のところ熱中症には何を飲むのがよいのでしょうか?
味や価格で選ぶ方も多いと思いますが、実は状況によって適切な飲み物を選ぶことがとても大切です。
今回は、「ポカリスエット」に焦点を置いて「アクエリアス・ダカラ・OS1」とポカリスエットと成分の比較をし、どのような状況におすすすめなのかについてお伝えしていきたいと思います。
スポーツドリンクの成分を見るポイント
様々なスポーツドリンクが販売されていますが、商品によって成分が異なり、成分を見ればどのような状況で飲むのが合っているのかを知ることが出来ます。
スポーツドリンクの成分を見る際に大切なポイントは次の3つです。
①ナトリウム(塩分)
人は汗をかくと水分とともに「ナトリウム」も失われているので、水分だけの補給だと体液が薄まってしまい低ナトリウム血症(意識がもうろうとする、意識を失ってしまう症状)を引き起こす可能性があります。
水分補給をする際にはただの水を飲むだけではなく、ナトリウムの補給が必要です。(商品によってはナトリウムをミネラルと表記している場合もあります)
厚生労働省により、熱中症の対策として
を飲むのが推奨されています。
スポーツドリンクとして販売されているものは、ほぼ40ml以上含んでいるので熱中症対策に効果があるといわれています。
②糖質(炭水化物)
糖質はエネルギー源にもなりますが、体内で効率の良い水分吸収には、糖質とナトリウムを同時に取ることが効果的であるといわれています。
1時間以上の運動をするときは糖質である炭水化物が4~8%含まれている飲み物が推奨されています
スポーツドリンクは「浸透圧」により2種類に分類されています。
糖質濃度が2~3%のものは体液より浸透圧が低く、身体に水分が吸収されやすいので、汗をかく量が多い時・すばやく水分を吸収したい時に飲むのが適しています。(ハイポトニック飲料)
一方で、糖質が4~6%のものは体液と浸透圧が近いため、水分・糖分・塩分をバランスよく吸収することが出来ます。
安静時・汗をかいたとき・エネルギー補給をしたいとき・運動前などゆっくりと水分を吸収したいときに適しています(アイソトニック飲料)。
③疲労回復成分
商品の違いを出すために、疲労回復に役立つアミノ酸を配合しているスポーツドリンクも販売されています。
アミノ酸はたんぱく質を構成する成分で、バリン・ロイシン・イソロイシン・アルギニン・グルタミンなどの成分です。
特にバリン・ロイシン・イソロイシンは、運動中の筋肉疲労の抑制に役立つといわれています。
ただ、アミノ酸は摂取すると消化酵素が誘導され、胃液量が増加する傾向がありますので胃がもたれる可能性があります。
スポーツ中に気になるようであれば前後に飲むのがおすすめです。
熱中症にはポカリスエットが一番?ゼリーでも効果は一緒?
風邪をひいた時や運動をするとき、熱中症対策として飲む機会が多いポカリスエットですが、そもそもどんな飲み物なのでしょうか?
そしてどうして熱中症に効果があるといわれているのか。
詳しくお伝えしていきたいと思います。
カフェイン系やエナドリがちょっと…という人はポカリとか個人的におすすめです‼️ 成分とかよくわからんし本当か知らんけど、飲める点滴と言われるくらいにはいいみたい?
— と ん こ つ (@mtonkotsu_3) December 9, 2019
そもそもポカリスエットとはどんな飲み物?
ポカリスエットとは、汗をかいた際に失われる「水分・ミネラル」を、すばやく身体に補給するのに適した飲み物で、「汗の成分」に近い、ナトリウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラルが含まれています。
また、ポカリスエットは飲む点滴ともいわれ、ミネラルのバランスが崩れてしまった際にすぐに補える成分が含まれています。
熱中症には効果があるの?
熱中症とは身体に熱がたまってしまった結果、めまい・頭痛・吐き気などが起こることをいいます。
暑い場所に長く滞在して汗をかいているのに水分補給が出来ずにいると、ミネラルのバランスが崩れてしまい、汗や皮膚温度で体温調節ができなくなってしまうのです。
そしてその対策として、ナトリウムと糖質を含んだ水分を補給することが推奨されています。
ポカリスエットはナトリウムと糖分が含まれており、汗に近い成分でミネラル分を身体に取り入れることができるので、熱中症に効果があるといわれています。
熱中症の症状が出てしまったときや脱水症状があらわれたとき、たくさん汗をかいたときなどに飲むのがおすすめです。
暑い日が続いてますが体調を崩したりしてませんか?
こまめな水分摂取も大事ですが水分摂取だけでは駄目です。塩分もとらないといけませんよ。ポカリスウェットなどがおすすめです。
音也は馬鹿の一つ覚えみたいにポカリスウェットを飲んでいますが…まあ、悪い事ではありませんね。— トキヤお風呂bot (@tokiya_ohurobot) December 17, 2019
ポカリスエットゼリーとの違いは?
ポカリスエットには、ペットボトルタイプやゼリータイプと様々な種類がありますが、実はそれぞれ含まれる成分が異なっています。
栄養分(100mlあたり) | ペットボトル | ゼリー |
---|---|---|
エネルギー | 25kcal | 55kcal |
たんぱく質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 (糖分濃度) |
6.2g (6.7%) |
13.3g (13.3%) |
食塩相当量 (ナトリウム) |
0.14g (約55mg) |
0.24mg (約94mg) |
カリウム | 36mg | 36mg |
カルシウム | 4mg | 4mg |
マグネシウム | 1mg | 1mg |
*公式ではナトリウム量を明記せず、「食塩相当量」を用いていますが、食塩相当量0.1g=ナトリウム約40mgとして表記しています。
*スポーツドリンクでは炭水化物と糖分はほぼ同量と言われていますので、100mlあたりの糖分1g=1%として表記しています。
それでは先ほどお伝えした通り、成分を見る際に大切なナトリウム・糖分濃度に着目して、ゼリーとの違いをお伝えしていきたいと思います。
①ナトリウム
熱中症対策の水分補給に推奨されているナトリウム含有量が40ml~80mlですので、どちらも熱中症対策に適しているといえます。
ペットボトルタイプを500ml、ゼリータイプを180ml(1本)あたりに換算すると、ペットボトルタイプ275g・ゼリータイプ169g、ナトリウムを摂取できます。
②糖分濃度(炭水化物)
こちらも推奨されている糖分濃度は4~8%なので、ペットボトルタイプが範囲内の濃度となっています。
ゼリータイプは、13.3%と濃度が高くなっていますが、1本180mlなので少ない量で糖分を摂取したい時におすすめです。
ちなみにそれぞれ1本あたりに換算するとペットボトルタイプ31g、ゼリータイプ24gとなっています。
先ほどお伝えした熱中症の症状が出たときや脱水症状があらわれたとき、たくさん汗をかいたときに、自分で水分が取れる場合やスポーツの後にはペットボトルタイプがおすすめです。
ゼリータイプは、食欲がないときや、スポーツの前でお腹がタポタポするのが気になるときに飲むのがおすすめです。
熱中症にはポカリスエットとアクエリアス、どちらがおすすめ?
ポカリスエットについてご紹介しましたが、やはり気になるのはそのほかのスポーツドリンクの違いですよね。
まずは、ポカリスエットとアクエリアスの比較をしてきたいと思います。
ポカリスエットとアクエリアスはどう違う?
アクエリアスは、「動くカラダの水分補給」をコンセプトに、ミネラル・アミノ酸・クエン酸を配合し身体を動かすサポートを目的としたスポーツドリンクです。
かつてアクエリアスはナトリウムの配合量が40mg以下だったことがあり、熱中症対策には向いていないと言われていました。
しかし現在は40mg配合されているので、熱中症対策にも効果が期待できます。
それでは、2つの違いをそれぞれの成分から見ていきたいと思います。
栄養分(100mlあたり) | ポカリスエット | アクエリアス |
---|---|---|
エネルギー | 27kcal | 19kcal |
たんぱく質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 (糖分濃度)/(500mlあたり) |
6.7g (6.7%)/(33.5g) |
4.7g (4.7%)/(23.5g) |
食塩相当量 (ナトリウム) |
0.14g (約55mg) |
0.1g (約40mg) |
カリウム | 20mg | 8mg |
カルシウム | 2mg | – |
マグネシウム | 0.6mg | 1.2mg |
アルギニン | – | 25mg |
イソロイシン | – | 1mg |
バリン | – | 1mg |
ロイシン | – | 0.5mg |
*公式ではナトリウム量を明記せず、「食塩相当量」を用いていますが、食塩相当量0.1g=ナトリウム約40mgとして表記しています。
*スポーツドリンクでは炭水化物と糖分はほぼ同量と言われていますので、100mlあたりの糖分1g=1%として表記しています。
①ナトリウム
どちらも推奨値範囲内なので、熱中症対策の際に効果があるといえますが、ポカリスエットの方がナトリウムを多く配合していますので、たくさん汗をかいたとき・熱中症の症状が出たとき・脱水症状があらわれたときにはポカリスエットがおすすめです。
また、汗をかいたけどカロリーが気になるとき・運動の後の水分補給にはアクエリアスがおすすめです。
②糖分濃度
ポカリスエットの炭水化物は果糖ブドウ糖液で、高カロリーではありますがすぐにエネルギーになり、アクエリアスの炭水化物は、人工甘味料で低カロリーなのが特徴です。
どちらも熱中症対策にはおすすめですが、食欲不振のとき・スポーツの前・エネルギー補給をしたいときにはポカリスエット、スポーツドリンクで水分補給をしたいけど糖質が気になるとき・スポーツの後にはアクエリアスがおすすめです。
③疲労回復成分(アミノ酸)
アミノ酸はアクエリアスにのみ配合された成分で、疲労回復を促す効果があります。
汗をかいた後疲れた身体を癒したい時・水分補給とともにスポーツの疲労回復をしたいときは、アクエリアスがおすすめです。
また、熱中症対策ではありませんが、風邪をひいたとき・体調が悪いとき・熱があるときには人の汗の成分に近いポカリスエットがおすすめです。
アクエリアスは、人工甘味料を使用しており難消化性繊維類のためお腹を壊してしまう可能性があるので、風邪をひいているときなどには控えるのがおすすめです。
ポカリスエットとアクエリアスの比較まとめ
ポカリスエットがおすすめ
- たくさん汗をかいたとき・熱中症の症状が出たとき・脱水症状があらわれたとき
- 汗の量が多いとき・食欲不振のとき・スポーツの前・風邪をひいたとき
- 体調が悪いとき・熱があるとき・エネルギー補給をしたいとき
アクエリアスがおすすめ
- 汗をかいたけどカロリーが気になるとき・運動の後の水分補給
- スポーツドリンクで水分補給をしたいけど糖質が気になるとき
★風邪をひいているときは控える
熱中症にはポカリスエットとダカラ、どちらがおすすめ?
続いては、ポカリスエットと「グリーンダカラ」の比較を行っていきたいと思います。
グリーンダカラは、「日常生活の水分補給」をコンセプトにした、グレープフルーツ味のすっきりとした甘さの清涼飲料水です。
人工甘味料を使用せず、フルーツや野菜などの素材で作っているので、毎日の水分補給や乾燥対策にもおすすめです。
カルシウム・マグネシウムなどの摂取しにくい栄養素も配合されていますが、脂肪分・糖分・塩分などの「余計なものを排出させる」ことに重きを置いています。
また、水分補給に適したイオン濃度と浸透圧に調整されているので、熱中症対策にもおすすめです。
ポカリスエットとダカラはどう違う?どちらがおすすめ?
それでは両者の成分を見てみましょう。
栄養分(100mlあたり) | ポカリスエット | グリーン ダカラ |
---|---|---|
エネルギー | 27kcal | 18kcal |
たんぱく質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 (糖分濃度)/(500mlあたり) |
6.7g (6.7%)/(33.5g) |
4.4g (4.4%)/(22g) |
食塩相当量 (ナトリウム) |
0.14g (約55mg) |
0.1g (約40mg) |
カリウム | 20mg | 1~10mg |
カルシウム | 2mg | 0.1~1.0mg |
マグネシウム | 0.6mg | 0.1~1.0mg |
アミノ酸 | – | 3~15mg |
クエン酸 | – | 60mg |
リン | – | 1mg未満 |
*公式ではナトリウム量を明記せず、「食塩相当量」を用いていますが、食塩相当量0.1g=ナトリウム約40mgとして表記しています。
*スポーツドリンクでは炭水化物と糖分はほぼ同量と言われていますので、100mlあたりの糖分1g=1%として表記しています。
①ナトリウム
どちらも熱中症対策に適していますが、熱中症の症状が出てしまっているとき・脱水症状があらわれたときにはナトリウムの配合量が多い、ポカリスエットの方がおすすめです。
ダカラは毎日飲めるように塩分控えめに作られていますので、熱中症の症状が軽いとき・汗をかいているけどカロリーが気になるときにはダカラの方がおすすめです。
②糖分濃度
ダカラは、素材由来のブドウ糖や果糖を使用し効率的な水分補給に適した浸透圧設計がされています。
また、人工甘味料不使用で過剰な中性脂肪の蓄積と、糖分の吸収を抑制する成分を配合していますので、普段の熱中症対策として飲むのにおすすめです。
また、低カロリーで糖質も低いので糖質制限を行っている方やダイエット中の方の水分補給にもおすすめです。
③疲労回復成分(アミノ酸)
ダカラにもアミノ酸が配合されていますのでスポーツの際の水分補給にもおすすめです。
ポカリスエットとグリーンダカラの比較まとめ
ポカリスエットがおすすめ
- たくさん汗をかいたとき・熱中症の症状が出たとき・脱水症状があらわれたとき
- 食欲不振のとき・スポーツの前・風邪をひいたとき
- 体調が悪いとき・熱があるとき・エネルギー補給をしたいとき
グリーンダカラがおすすめ
- 熱中症の症状が軽いとき・普段の熱中症対策・スポーツの際の水分補給
- 汗をかいているけどカロリーが気になるとき
- 糖質制限を行っている方・ダイエット中の方
熱中症にはポカリスエットと経口補水液 OS-1、どちらがおすすめ?
最後に比較するのは経口補水液OS-1です。
オーエスワンは、電解質(ナトリウムなどの塩分)と糖質の配合バランスを考えて作られた経口補水液で、病者用に適している飲料です。
軽・中度の熱中症や感染症腸炎、感冒による下痢・嘔吐・発熱を伴う脱水症状、高齢者の経口摂取不足・過度の発汗などによる脱水症状の回復に効果を発揮します。
経口補水液とは、身体から失われた体液(水分・電解質・非電解質)を経口的に補う飲料のことです。
失われたナトリウムなどのミネラルを補うために高い濃度でミネラルが配合されています。
また、糖分濃度を下げて体液より浸透圧を低くすることで、身体への水分吸収スピードを高めています。
ポカリスエットとOS1はどう違う?どちらがおすすめ?
栄養分(100mlあたり) | ポカリスエット | OS-1 |
---|---|---|
エネルギー | 27kcal | 10kcal |
たんぱく質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 (糖分濃度)/(500mlあたり) |
6.7g (6.7%)/(33.5g) |
2.5g (2.5%)/(12.5g) |
食塩相当量 (ナトリウム) |
0.14g (約55mg) |
0.292g (約115mg) |
カリウム | 20mg | 78mg |
カルシウム | 2mg | – |
マグネシウム | 0.6mg | 2.4mg |
ブドウ糖 | – | 1.8g |
リン | – | 6.2mg |
塩素 | – | 177mg |
*公式ではナトリウム量を明記せず、「食塩相当量」を用いていますが、食塩相当量0.1g=ナトリウム約40mgとして表記しています。
*スポーツドリンクでは炭水化物と糖分はほぼ同量と言われていますので、100mlあたりの糖分1g=1%として表記しています。
①ナトリウム
ミネラルを補給することを目的に作られているので、OS-1には多くのナトリウムが配合されています。
日常的に飲むものではなく、過剰な汗をかいたときや熱中症・脱水症状の改善のためにはOS-1がおすすめです。
ポカリスエットもたくさん汗をかいたときに飲むのがおすすめですが、日常的な熱中症・脱水症状の予防に役立ちます。
②糖分濃度
水分が低い浸透圧のところから高い浸透圧のところへ移動することを活かし、OS-1は、体液より低い浸透圧になるように糖分が少なく配合されています。
これにより、すばやく水分を身体に吸収することが出来るので、強いのどの渇き・吐き気・手足のふるえなどの症状が出た際にはOS-1を飲むことをおすすめします。
OS-1には、飲み方の決まりはないので目安量を参考に、体調に合わせて飲むのがおすすめです。(1日あたりの目安量…学童~大人:500~1,000ml、幼児:300~600ml、乳児:体重1Kgあたり30~50ml)
浸透圧が体液と同じくらいになるように糖分が配合されているポカリスエットは、ゆっくり水分を吸収することができるので、たくさん汗をかいたとき・スポーツの前後におすすめです。
ポカリスエットとOS-1の比較まとめ
OS-1は、軽度で見た目には分からない脱水症状や中度の脱水症状に陥ってしまったときに飲むために作られているものなので、常飲はしないように注意が必要です。
日々の予防や運動によってたくさん汗をかいたときにはポカリスエットを、炎天下での激しい運動により大量に発汗しているときには熱中症の進行を防ぐためにもOS-1を飲むのがおすすめです。
ポカリスエットがおすすめ
- たくさん汗をかいたとき・熱中症の症状が出たとき・脱水症状があらわれたとき
- 食欲不振のとき・スポーツの前・風邪をひいたとき
- 体調が悪いとき・熱があるとき・エネルギー補給をしたいとき
OS-1がおすすめ
- 軽度・中度の熱中症や脱水症状に陥っているとき・過剰な汗をかいたとき
- 炎天下での激しい運動により大量に発汗しているとき
熱中症になった時にポカリスエットがない場合は自作できる?
水分補給が大切でスポーツドリンクがいいと分かっていても、ポカリスエットを買いに行けないときや、急に熱中症になってしまったときにポカリスエットが自宅に無い場合もあると思います。
実は、自宅でポカリスエットに近いドリンクを作ることができます。
自家製ポカリスエット おすすめレシピ
材料(1L分)
- 塩:5g(小さじ1)
- 砂糖:27g(大さじ3)
- 水:1L
作り方
- 分量内の水50㏄程度を電子レンジかヤカンなどで温め80℃以上にし、容器に入れた塩・砂糖をよく溶かします。
- 塩・砂糖が完全に溶け切ったら残りの水を加えよくかき混ぜます。
- 冷蔵庫に入れ冷えたら完成です。
熱中症を発症した時にやることは?
熱中症とひとくちに言っても、軽度なものから重度のものまでありますので、少しでも意識障害がみられる場合には、救急車を呼ぶ必要があります。
そして到着を待っている間に身体を冷やし続けてあげることが大切です。
意識障害が無い場合には、涼しい場所で横に寝かせ、身体を冷やしたうえで少しずつ水分を飲ませましょう。
早めの対処が必要な症状
- 顔がほてる ・めまい ・立ちくらみ ・意識障害はみられない → 熱失神・熱けいれんの疑い (軽度)
- 体に力が入らない ・吐き気 ・頭痛 ・意識障害は見られない → 熱疲労の疑い (中度)
- 意識障害 ・けいれん ・過呼吸 ・立てない ・体温が39℃以上 → 熱射病の疑い (重度)
<応急処置>
- 日陰やクーラーが効いている車など涼しい場所に移動する
- 衣服をゆるめ、横に寝かせる。この時、10cmほど足を高くすると血行が良くなり症状が改善しやすくなります。
- 保冷剤や氷などで、首すじ・わきの下・太ももの付け根などを冷やす
- 経口補水液などの塩分を含んだ飲料を少しずつ飲ませる
但し、吐き気・意識障害がある場合は、無理に飲ませず直ちに医療機関を受診してください
ポカリスエットは熱中症だけじゃない!
様々な状況で効果を発揮してくれるポカリスエットは、熱中症対策やスポーツの前後だけではなく、日常の水分補給をする際にぜひ取り入れて欲しいスポーツドリンクです。
1日の水分補給は、男性であれば2.2L、女性なら1.4L摂取するのが目安だといわれています。
日常生活の水分補給をポカリスエットに
人は寝ている間に約500mlの水分を失っているといわれています。
起きた時にのどの渇きを感じる方も多いのではないでしょうか。
寝る前と起きた時にポカリスエットで水分補給をするのがおすすめです。
また、入浴をすると400~800mlの汗をかきますので、入浴後にはコップ1杯の水分補給を心がけてみてください。
オフィスでのデスクワークをしているときにも
オフィスではエアコンが効いていることが多く、乾燥が気になりますよね。
また、長い時間同じ姿勢で座り続けてしまうと、血の巡りが悪くなりのどが渇いていることに気が付きにくいので、知らない間に水分を失っていることもあります。
デスクにポカリスエットを置いてこまめな水分補給がおすすめです。
冬の乾燥が気になるときに
冬になると外出から戻った際には、手洗いうがいを心がける方も多いと思います。
しかし、空気も乾燥しがちな寒い季節は、のどの粘膜を乾燥させてしまうので細菌やウイルスが入りやすくなってしまいます。
体内を潤すことにより、のどの粘膜の本来の力である細菌やウイルスを外に出す役割を保ってくれます。
汗をかくことが少ないため、水分不足に気が付きにくいですがこまめな水分補給がとても大切です。
夏休みの宿題としておすすめ!熱中症予防に関する調査
夏休みは子供たちが外で活動する時間が増えるため、熱中症のリスクが高まります。そのため、夏休みの宿題として、熱中症予防に関する調査をおすすめします。この調査では、ポカリスエットとアクエリアスの比較をはじめ、他の熱中症予防ドリンクや食事、生活習慣についても調査します。
夏休みの過ごし方としての熱中症予防
夏休みは楽しい時間ですが、熱中症にならないように注意が必要です。熱中症予防ドリンクを常備するだけでなく、適度な休憩と水分補給、日差しを避けるなどの生活習慣も大切です。また、熱中症予防に役立つアプリやガジェットの紹介も行います。
#夏休みの宿題としての熱中症予防ドリンクのレビュー
夏休みの宿題として、熱中症予防ドリンクのレビューを書くのも一つの方法です。ポカリスエットやアクエリアスを実際に飲み比べて、味や効果、価格などを比較し、自分なりの評価を書くことで、熱中症予防の意識を高めることができます。
まとめ
ポカリスエットの特徴と3つのスポーツドリンクとの比較を行ってまいりましたが、いかがでしたか?
今回の記事のまとめはこちらです。
- その時の状況によって適切な飲み物を選ぶことがとても大切
- ポカリスエットは、汗をかいた際に失われる水分・ミネラルをすばやく身体に補給するのに適した飲み物
- アクエリアスは、「動くカラダの水分補給」をコンセプトに、身体を動かすサポートを目的としたスポーツドリンク
- グリーンダカラは、「日常生活の水分補給」をコンセプトに余計なものを排出させる成分も含んだドリンク
- オーエスワンは、電解質(ナトリウムなどの塩分)と糖質の配合バランスを考えて作られ、脱水症状の回復に効果を発揮する経口補水液
- ポカリスエットは日常生活の水分補給にもぴったり
スポーツドリンクは、水分補給にとてもおすすめのドリンクですが、近年ではスポーツドリンクの常飲・飲みすぎによる血糖値の上昇や糖尿病にかかりやすくなるとの注意喚起がされることも増え、スポーツドリンクは熱中症対策に向かない、という声を聞くこともあります。
スポーツドリンクには糖分が含まれているのでその様に言われることもありますが、スポーツドリンクを飲むことが糖尿病などの直接の原因になることはありません。
ただ、摂取量より運動量が上回ってしまったときや過度な摂取をしている場合には、飲む量の調節がおすすめです。
また、ダイエットや糖質制限のため、スポーツドリンクを薄めて飲む方もいらっしゃるようです。
各メーカーは、ミネラルバランスや糖分・塩分のバランスを考慮して成分を決定しており、薄めてしまうと本来の効果を得られなくなってしまいますので、薄めずに飲みましょう。
様々なスポーツドリンクが販売されているからこそ、それぞれの成分を知って状況にあったスポーツドリンクを選ぶのがとても大切です。
また、急な体調不良や熱中症になってしまった時のために2~3本スポーツドリンクをストックしておくのもおすすめですよ。
正しい水分補給で熱中症対策をして、暑い夏を乗り切ってください!
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