夏休みの宿題で、弁論文が出されますよね。
いきなり出されても書き方が全然わからない!どうせ書くなら面白いテーマがいい!という人もいるでしょう。
そこで今回は中学生向けの弁論文の面白いテーマ、そして書き方を詳しくまとめました。弁論文のテーマ選びで困っているあなたの参考になりますように!
中学生の弁論文に面白いテーマ5選
①ダイエット
思春期の皆さんにとって、これは重大なテーマかもしれません。
人から見られるならやはり可愛く、かっこよくありたいですよね。
ダイエットをテーマにする場合、
- 「人はなぜダイエットをするのか」
- 「ダイエットをすることによるメリットとデメリット」
- 「健康的なダイエットの方法」
などいろいろな視点で書くことができると思います。
ダイエットについて調べることで、自分がしている方法が間違っていることに気づけるかもしれません。それも良い機会だと思います。
②薬物・違法ドラッグ
中学生の皆さんにはあまり馴染みがないかもしれませんが、以前、テレビドラマで「3年B組金八先生」というのがありました。
もしかしたら名前だけは聞いたことがあるかもしれません。
そのドラマの中で中学生が違法ドラッグに手を出してしまう回があります。
学校でもその危険性を教えてもらうと思いますが、ドラマの内容を引き合いに出して書くのも面白いのではないでしょうか。
このテーマで書く場合は、
- 「違法ドラッグを摂取することによってどうなってしまうのか」
- 「どうして中学生でも違法ドラッグは手に入ってしまうのか」
などが書けると思います。
③飲酒・喫煙
上に書いた薬物、違法ドラッグと少しかぶるかもしれませんが、このテーマもおすすめです。
タバコやお酒は未成年には法律で禁止されていますが、違法ドラッグに比べて簡単に手に入ってしまいます。
思春期の皆さんの中には、大人に憧れて吸ってみたい、飲んでみたいと思っている人もいるかもしれません。
しかし法律で禁止されているのは、それなりの理由があるからです。
成長途中の身体で飲酒や喫煙をした場合、成長の妨げになったり、大人になってからの病気の発症率が高くなったりといろいろなデメリットがあります。
このテーマを調べることで、その危険性を再認識することもできるので、おすすめです。
④校則
みなさんは学校の校則について疑問を持ったことはありませんか?
とりあえず従っているけれど、なんの意味があるんだろうと思うこともあると思います。
例えば、「なぜ自由な髪型にしてはいけないのか」「なぜインナーの色は白じゃないといけないのか」など、いろいろあるでしょう。
内容によっては先生たちの意識を変えられるきっかけになると思うので、テーマとして非常に面白いと思います。
⑤弁論大会
最後に紹介するのは、少し先生たちの頭を悩ませるかもしれません(笑)。
そもそも弁論大会が必要であるのかというテーマです。
賛成意見を書くか、反対意見を書くかによって先生の見方は変わると思いますが、自分の意見をはっきり伝える良いきっかけになると思います。
賛成の場合、「弁論大会をすることのメリット」など。
反対の場合は「人前でわざわざスピーチまでする必要があるのか」などが書けると思います。
もしかしたらテーマを変えなさいと言われるかもしれませんが、許してもらえるならとても面白いテーマだと思います。
文章を読むことで書くスキルも上がる
赤ちゃんの成長過程からもわかるように、人間はまず「聞いて」から「話せる」ようになります。同じことが「読む」と「書く」の関係にも言えます。
さまざまな言葉や文章を読み慣れ、色々なフレーズやテーマが頭の中にたまっている状態を作ることで、自分が文章を書くときになってそれらを上手く使いこなし、素早く書けるようになるのです。
ニュースにも触れられるので新聞を読むのがおすすめですが、大人向けの新聞は読み方のわからない漢字もありますし疲れてしまいますよね。
朝日中高生新聞なら、難しい漢字にフリガナがついていて、中高生向けに書かれているため読みやすくなっています。時事ニュースや定期テスト対策の情報、読み物などが載っており、届く頻度も週一回なので、忙しいスケジュールの合間でも自分のペースで読み進められます。
私も子供の頃に読んでいたのですが、まだ連載開始からまもない『落第忍者乱太郎』の最新話がここだけで読めるのを楽しみにしていた記憶があります(アニメ化される前の、かなり昔の話です 笑)
「中高生向けに書かれた正しい文章」を読み続けることで、意見文のようにしっかりした文章を書くときにも上手に書けるようになりますよ。
弁論文の基本と書き方のコツ
「起承転結」を意識する
弁論文を書く際には「起承転結」を意識することが重要です。
- 起:選んだテーマについて、どのようなことが問題なのかを書く
- 承:その問題に対し、いくつかの具体例をあげてわかりやすくする
- 転:問題に対しての自分なりの解決策を挙げ、必要であれば逆の立場への反論も書く
- 結:文章のまとめ
この骨組みを意識して文章を肉付けしていくと、流れのスムーズな文章が書けるはずです。
意見文と弁論文は書く内容は似ていますが、弁論文は弁論大会などのスピーチの場で自分の意見を大勢に対して主張しているイメージをしながら書くのがよいでしょう。
「書き出し」と「結び」には型がある
起承転結の骨組みを意識しても、やはり書き出しをどうするかは悩んでしまいますよね。
でもあまり深く考えすぎずに「起」では自分が選んだテーマに触れつつ「なぜ●●●なのでしょうか」と問いかける文章で問題提起をしましょう。
そして最後の結びである「結」では、自分が書いてきた文章を振り返りながら「そういった理由で/だから、私は〇〇〇だと思います」といったように、最終的な自分の結論を述べて締めましょう。
まとめ
今回の記事のポイントをまとめてみます。
- テーマによってはとても面白い文章が書ける
- 弁論文を書くときには「起承転結」を意識する
- 弁論文は相手に問いかけるような書き方をする
弁論文を書くのはやはり難しいですよね。
なので今回紹介したテーマに少しユーモアを足すと、書いている方も楽しいですし、先生や同級生などの賛同も得られるかもしれません。
宿題もどうせなら楽しいほうが良いと思うので、今回の記事をぜひ参考にして面白い文章を書いてみてください!
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