学生のみなさんは読書感想文コンクールという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
受けたい人も中にはいると思いますが、コンクールって聞くと少し難しそうなイメージがありますよね。
それに、どうやって応募したらいいの?どんな風に書けば入賞できるの?って思う人もいるとおもいます。
そんなあなたに今回は読書感想文コンクールの種類や応募方法、さらには入賞した作品の特徴までまとめてみました。
これであなたもコンクールで入賞まちがいなし!?
読書感想文コンクールの種類は?応募はどうやってするの?
コンクールにもいくつか種類があります。
なので、その中でもメジャーなコンクールの応募方法や締め切り、受賞メリットや特徴を紹介していきます。
青少年読書感想文全国コンクール
- 応募期限:9月中旬(都道府県によって多少違うようです)
- 応募方法:個人での応募はできず、在籍している学校を通して応募する
- 対象学年:小学1年生~高校3年生まで(年齢は満20歳まで)
- 受賞賞品:個人の賞状や楯、ブロンズ像の他に在籍している学校にも賞状が届く
応募が9月中旬までなので夏休みの宿題で書いた作文がそのまま使えるのは良いですね。
入賞すれば通っている学校にも賞状が届くので全校集会などで表彰してもらえるとおもいます。
全国学芸サイエンスコンクール
- 応募期限:6月中旬~9月下旬(令和2年度の詳しい期限はまだ発表されてません)
- 応募方法:ホームページより応募用紙を印刷し、作品と一緒に株式会社 旺文社に送付
- 対象学年:小学1年生~高校3年生
- 受賞賞品:賞状や楯、記念品の他に最大30万円の奨学金
こちらも応募が9月下旬までなので夏休みの宿題で書いた作文がそのまま使えます。
主催が旺文社で歴史のあるコンクールですし、入賞すれば奨学金ももらえるので一度チャレンジしてみるのも良いとおもいます。
てのひら文庫賞読書感想文全国コンクール
- 応募期限:9月中旬(令和2年度の詳しい期限はまだ発表されていません)
- 応募方法:個人での応募はできず、在籍している学校を通して応募する
- 対象学年:小学1年生~小学6年生
- 受賞賞品:賞状、楯など
こちらは小学生を対象にしているコンクールです。
最優秀賞が12名も選ばれるので入賞する確率は高いとおもいます。
読書感想文入賞作の共通点・特徴3つ その1:その本ならではの感想を入れる
これは当たり前のように感じるかもしれませんが意外と難しいことなのです。
ありきたりな文章を並べてしまうと他の本の感想文としても成り立ってしまうようなものになります。
なので本の内容をしっかりと理解し、作者の意図や登場人物の心情を読み取った上で文章を書かなければ入選できる作品にはなりません。
コピペできるような文章ではなく、独創的なものを書くことが必要ですね。
読書感想文入賞作の共通点・特徴3つ その2:本の中の出来事を自分に置き換えて書く
これができると文章にものすごく深みがでます。
審査員の人たちにも本をちゃんと理解していることのアピールができます。
さらにいえば本の内容に関連する自分の体験談まで入れることができれば最強の武器になるとおもいます。
ですが、そんな都合よくエピソードがあることもないかもしれないので
など、想像でもいいので置き換えて書くことができれば良いとおもいます。
あとは登場人物の性格やその周りの環境など、自分に少しでも似ているところがあれば自己投影しやすいとおもうのでそういったところを探すのも良いですね。
読書感想文入賞作の共通点・特徴3つ その3:書き出しの書き方
読書感想文というと「私は◯◯を読んでこのように感じました。」のような書き出しをする人が多いとおもいます。
ですが入選した作品を見るとそんな書き出しをする人はほとんどいません。
おすすめの書き出しの例としては、登場人物が発したセリフを作文の一番最初に書き、そのセリフに対して自分の感想や考察などで話を広げていく書き方があります。
このようにすると読み始めた瞬間からインパクトがあり、印象に残りやすくなります。
あとセリフから書くと単純にかっこいいですね(笑)
なので書き出しの文章も少し工夫して書いてみると良いとおもいます。
読書感想文コンクールに入賞したい!入賞するためのコツは?
そもそも作文とは人に読まれることを前提としているため、”読みやすい文章であるか”が非常に大切です。
難しい言葉や言い回しは使いどころによっては良い評価になるかもしれませんが、間違うとまとまりのない文章になってしまいます。
なので簡単な言葉でもしっかりと起承転結を意識して書くことで良い評価に繋がるのです。
あと、入賞するためには本選びも大事です。
非常に迷うところだと思いますが、一番大切なのは”自分が書きやすいかどうか”です。
あたりまえですが、興味がある本とない本では興味がある本のほうが絶対書きやすいですよね。
もう一つおすすめなのが前に一度読んだことのある本です。
一度読んだ本なら大体の物語は頭の中に入っていますし、もう一度読むことで違う感じ方をするかもしれませんよね。
あとは実際書いた作文を誰かに見てもらうことをおすすめします。
たとえば、学校の先生に見てもらうことで句読点の入れ方や段落の分け方などの間違いを指摘してもらえたり、他の人の意見を取り入れることによってより良い作品になることもありますので一度見てもらうのも良いですね。
まとめ
- コンクールの種類によって応募方法や対象学年に違いがあるので注意する
- 入賞作には共通点があるのでそれを意識して書く
- 作文は人に読まれることを前提としているため、読みやすい文章で書く
- 本は自分の興味のあるものや一度読んだことのあるものを選ぶ
全国レベルのコンクールで入賞することは簡単ではありません。
ですが、上に記したように入賞作の共通点やコツを意識して書くことができれば入賞に近づくに違いないとおもいます。
あとは、過去に入賞した作品がネット上にたくさんありますのでそういったものも参考にすると良いとおもいます。
入賞することができれば今後自分のアピールポイントになり、将来にも役立つとおもいますので頑張って書いてみてください!!
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