夏の虫の王様、カブトムシ。
甲冑を思わせるフォルムに好奇心が爆発して、夢中で探し回った方もいるのではないでしょうか。
夏休みに家族でカブトムシを探しに行こう!キャンプの合間に探してみよう!田舎のおじいちゃんちで探してみよう!そんな計画はありませんか?
いざ鼻息荒く森に入ったは良いものの、どこにいるかわからなくて、無駄足だった…ということは避けたいですよね。
そんなご家族のために、今回は岩手県内、盛岡市、奥州市等の、カブトムシが良く採集されるスポットを5箇所ご紹介します。
岩手県でカブトムシ採集を考えているご家族の皆さん、この記事を読めば、どこでカブトムシが良く採れるのかすぐわかりますよ!
カブトムシ岩手採集スポット5選! その1:盛岡市 四十四田ダム
ポケモンとリアル昆虫いないかなぁ?と帰りになんとなく四十四田ダムに寄ってみた。カブトムシのメスしか居なかった(^_^;) サンダルだったので虫に刺されまくった(>_<) かゆい pic.twitter.com/z8T7sVFtPI
— Aさん(仮)G13型 (@hiro_xyzxyz) July 30, 2016
ダムのある場所は大抵山間地の奥まった場所にあり、カブトムシに遭遇する確率は高いようです。
盛岡市の四十四田ダムも、松園の山間地にあるため、カブトムシの目撃情報が多く、近隣に住む家の庭にカブトムシがやってくる程だそうです。
ダムに隣接する四十四田公園や、道路近くの木、夜であればダムや公園の外灯に良く集まってくるようです。
カブトムシ岩手採集スポット5選! その2:盛岡市 綱取ダム
盛岡ナイトサファリ。カブトムシから熊まで、なにが出るかわからない深夜の山中徘徊。梁川から綱取ダム、秘境駅で有名な浅岸駅、御大堂山を抜けて大志田駅にまわる未舗装道路連発のナイトサファリです。大人1000円子供500円。夜9時出発。って参加者集ったらもうかるんじゃないかw
— あんちよ製餡所 (@chovy_black) June 22, 2015
盛岡にあるもう一つのダム、綱取ダムも山間地にあるためカブトムシが良くとれるそうです。
中津川の道路付近の木、ダムの外灯などによく集まるとのことです。
ダムの上流、下流ともに森が広がり、エリアが広いので、動きやすい服装・靴で行くと良いです。
カブトムシ岩手採集スポット5選! その3:盛岡市 高松の池
夜の高松の池でスイカ割りしてるウェイの傍らでカブトムシ♀発見( ^,_ゝ^)ニコッ
— へびあな (@hebi_mustang) August 5, 2015
@hebi_mustang pic.twitter.com/jfoF0fTbxp
— へびあな (@hebi_mustang) August 5, 2015
春には花見スポットとしてにぎわう高松の池ですが、夏になると、高松の池の奥の森(狐森)にはカブトムシが採れるスポットにもなるようです。
池にはカモ、亀、鯉がおり、動物とも触れ合うことができます。
上記のダムよりも、街中にあり駐車場も広いのでアクセスがしやすいのも嬉しいですね。
カブトムシ岩手採集スポット5選! その4:奥州市 前沢区 佐藤繁雄さん私有地
ここは奥州市の佐藤繁雄さんが所有する個人の山だそうですが、なんとこの山、カブトムシの採集場所として開放しているそうです。
佐藤さんは「カブトムシのおじいさん」で親しまれている方で、長年近隣の子供たちにカブトムシの幼虫をプレゼントしていたそうですが、自力で採取、プレゼントするのが難しくなったため、持山を開放することにしたそうです。
条件のそろった山なので、カブトムシ採集にはうってつけです。
詳細はリンク先の佐藤さんまでお問合せ下さい。
親子で虫取り楽しんで! 衣川の佐藤さん カブト採集地を開放|岩手日日新聞社…
いわての観光とまちづくりさんの投稿 2014年7月4日金曜日
カブトムシ岩手採集スポット5選! その5:八幡平市 安比高原
「昆虫の王様 カブトムシを捕まえよう!」
イーハトーヴォ安比高原自然学校では、ただいまカブトムシ捕り体験プログラムを開催中!
夕方、秘密の場所にカブトムシの仕掛けをし、夜に捕獲しに行きます。
人気プログラムですので、ご予約はお早目に!
詳細はこちら↓https://t.co/AbIzfXkUGa pic.twitter.com/0oDIdYQ4sZ— 安比高原 (@appi_kogen) July 26, 2018
冬にはスキー場として名高い安比高原ですが、安比高原周辺にはカブトムシが好むクヌギやナラの木が多く、夏のカブトムシの採集にうってつけです。
樹液の出る木もあり、その木を狙って多くのカブトムシが集まってくるようです。
カブトムシを捕獲するバナナトラップの正しい作り方はコレだ!
次に、具体的な採取方法のご紹介です。
一般的にカブトムシが好むのはクヌギやナラの木で、樹液が出る木に集まってきますが、一日中歩き回って結局見つからなかった、なんてこともあるかもしれません。
でもご安心ください。
木を選ばずに採集ができる、バナナを利用したトラップのご紹介を致します。
材料(材料費:500~1000円程度)
- バナナ(1房)
- 焼酎(ワンカップ程度)
- 砂糖(適量)
- ドライイースト(適量)
- 排水溝ネット(生ごみネット)
- ジップロック
- 設置用ひも(取っ手付きプラスチック容器)
作り方(製作時間:10分程度+発酵半日~2日)
- バナナの皮を剥いて5mm程度の厚さで小さく切ります。皮同じように小さく切ります。
- 排水溝ネットにバナナと皮を入れます。
- ジップロックに2と、焼酎、砂糖、ドライイーストを適量入れ、口を閉めます。
- 日当たりの良い場所で3を放置し半日~2日程発酵させます。膨らみすぎた場合は口を少し開放します。
発酵に時間がかかるので、事前に作っておきましょう。
実際に作っている以下の動画をご参考ください。
設置方法
一番シンプルな設置方法は、「木にペースト状のトラップを直接塗る」方法ですが、「ネットにトラップを入れて紐で木に縛る」方法や、上記の動画のように「プラスチックの容器にトラップを入れて木に設置」する方法であれば、虫が回収しやすい、木を汚しづらいという利点があります。
お好きな方法を選んで頂ければ良いです。
- 木にペースト状のトラップを直接塗る
- ネットにトラップを入れて紐で木に縛る
- プラスチックの容器にトラップを入れて木に設置
バナナトラップにはカルピスとお酒・焼酎、何が正解?
上記の作り方では焼酎をご紹介しましたが、他にも、カルピス、日本酒、みりんなど様々なものがネット上で紹介されています。
どれをつかったらいいの?と迷うかもしれませんが、どのものでも効果があるので、コストを考えて家にあるものがベストだと思います。
ただ、焼酎を使用したという例が一番多いので、焼酎は一番実績がある方法だという意味でおすすめ致します。
バナナトラップを仕掛けるタイミング・場所・方法は?
トラップを作ったらいざ設置!ですが、設置のタイミング、場所、方法を確認しておきましょう。
採集時期
6~8月、特に7月半ば~8月上旬のお盆前の時期がベストです。
お盆を過ぎると数が減ってきます。
設置時間帯
トラップの設置する時間帯は夕方までに設置して、早朝3~4時に回収するのがベストです。
カブトムシの活動時間は20時~4時頃とされるためです。
日が暮れてから設置しようとすると、手元や足元が見えず作業がやりずらいので、明るいうちに設置しましょう。
設置場所・設置方法
樹液の出ている木はそもそもトラップ不要です。
カブトムシはクヌギやナラの木を好みます。
樹液の出ていない木にバナナトラップを設置すれば、木の種類を問わず採集できます。
塗るタイプであれば、幹に直接でも良いですし、枝の根本上部に塗れば、垂れ難くてよいです。
紐や容器でつるすタイプであれば、枝の幹に近い根本部分に括り付ければ、虫が集まりやすいです。
ストッキングでも代用可能です。
回収方法
虫かごを用意して、手で一匹づつ回収するか、ネットや容器を使用したトラップであれば、そのまま回収できます。
注意点
採集場所で採集を行って良いかは、その場所の管理人等に、そもそも踏み入ってよいか、トラップを設置して良いかを事前に確認するのが無難です。
また、トラップは放置せず、必ず回収し環境を汚さないようにしましょう。
カブトムシ採集に必用な道具と服装!
昆虫採集は森の中を歩き回るので、服装は動きやすい長袖、長ズボン、スニーカー、つば付き帽子があるとよいでしょう。
虫を回収するために以下のような肩掛けの虫かごを用意するとよいです。
虫かご(楽天市場)
カブトムシ採集の楽しみ方をさらに広げるための情報
カブトムシ採集は、自然と触れ合いながら楽しむことができる素晴らしい趣味です。しかし、その楽しみ方は採集だけにとどまりません。
例えば、採集したカブトムシを自宅で飼育し、その生態を観察することも一つの楽しみ方です。カブトムシの成長過程を見守り、その変化を日々記録することで、自然の驚異を身近に感じることができます。
また、カブトムシ採集を通じて、自然環境の大切さを学ぶことも可能です。カブトムシやクワガタは自然環境のバロメーターとも言われており、その生息状況を通じて自然環境の変化を感じ取ることができます。例えば、カブトムシの数が減少している場合、それはその地域の自然環境が悪化している可能性を示しています。このように、カブトムシ採集を通じて自然環境について学び、自然保護の大切さを認識することも重要です。
さらに、カブトムシ採集は、友人や家族とのコミュニケーションの場としても活用できます。一緒に採集に出かけることで、共通の目標に向かって協力する楽しさを体験することができます。また、採集したカブトムシを見せ合うことで、自慢の一品を共有する喜びを味わうこともできます。
このように、カブトムシ採集は多面的な楽しみ方が可能です。自然観察、環境学習、コミュニケーションの場として、カブトムシ採集の魅力を最大限に引き出してみてはいかがでしょうか。”
まとめ
岩手県のカブトムシ採集スポット5選!
- 盛岡市 四十四田ダム
- 盛岡市 綱取ダム
- 盛岡市 高松の池
- 奥州市 前沢区 佐藤繁雄さん私有地
- 八幡平市 安比高原
採集にはバナナトラップが有効
- ジップロックにバナナ、焼酎等入れ、日なたで半日~2日発酵したものです。
- 発酵に時間がかかるので、事前に作っておきましょう。
- 設置方法は木に塗るか、ネットや容器に入れて紐などで木に縛ります。
- 設置時期は7月中旬~8月上旬、日が暮れる前に設置しましょう。
- 回収は朝3~4時がベスト、環境を汚さないように必ず回収しましょう。
- 服装は長袖、長ズボン、スニーカー、つば付き帽子、虫かごがあるとよいです。
昆虫採集は森の中を歩き回るので、足元に気を付けて、安全第一で楽しんでくださいね!