小学校の夏の授業、梅雨が終わりを迎えだんだんと蒸し暑さから熱いに変わってくるころ、プール開きが始まり本格的にプールの授業が始まりますよね。
そんなプール開き、あいさつや指導案で悩んだことありませんか?
そこで今回は、悩める先生がたにプール開きにぴったりのあいさつと指導案、生徒の心を掴むおすすめのレクリエーションをご紹介します!
これを見れば、もうプール開きで悩むことはありませんよ!
小学校プール開き2023!
プール開き、といっても県によって時期が少しだけ違います。
- 関東/東北 6月中旬
- 関西 6月下旬
- 沖縄 5月下旬
- 北海道 7月中旬
と上のような感じになります。
大体は6月ごろですが、沖縄や北海道など両極端にある場所は、始まりの時期が2ヶ月も違ってしまうんです。
ですのでプール開きはこの時期!と断定することはできませんが、大体の開始時期は6月ごろが適任だと思いますよ。
また、終わりの時期はいつ?となりますよね。
この終わりの時期も、県によって変わってきますが、ほとんどの場合9月中旬から下旬ごろが終わりの時期にあたります。
場所によっては10月までやる、なんて場所もあるそうですよ。
プール開きの校長先生・学年主任からのあいさつ例文!
プール開きでのあいさつって大事ですよね、でも何を話せばよいのか、どういえば子どもに伝わるのか、といろいろ悩んでしまい上手く言葉にできない、なんてことがあると思います。
そこで簡単にですが、例文をご紹介します。
例:
おはようございます。今日から、楽しいプール開きが始まりますね。そこで、私から皆さんにお願いがあるのです。
プールは楽しいですが、一歩間違えれば、事故にもつながってしまうことがあります。
そこで3つだけ、守ってほしいことがあります。
1つは「油断しないこと」
自分は大丈夫と油断していると、いざというとき何もすることができません。さらに、自分の身だけでなく、他人も危険にさらしてしまう、なんてことにもつながります。
ですので、1つめは「油断しないこと」
2つめは「あわてないこと」
あわてて何かをやろうとすると、うまく成功しませんよね。ですので、あわてず落ちついて、行動をすることを心がけましょう
最後は「楽しむこと」
泳ぐことを楽しんでください、できれば泳ぐのが好きな子は、いつもよりも長い距離を泳げるように、また25mを〇秒で泳げるように。泳ぎが苦手な子は、10mでもいいから泳げるようにと目標をもって達成して、水泳が楽しいと思えるような、そんな時間にしましょう。
これら3つだけを守って、怪我や事故のない、楽しい時間にしていきましょう。
といったように、安全だけでなく、目標をもって水泳を楽しんでもらう、といったことも話をしたらよいと思いますよ!
小学校のプール開きの指導案!学年別の狙いと内容は?
早速ですが、学年ごとに分けて紹介していきたいと思います。
1年生~2年生
目的:水になれ、浮いたり、潜ったりすることができるようになる
水泳をするのが小学校で初めて、という生徒にとっては大事な授業になります。
ですので、簡単な誰でもできる浮いたり、潜ったりといったところから学習を始め、様々な能力を高めていくことが狙いとなっています。
3年生~4年生
目的:水になれ、泳げるようになる。
ここで、1~2年生のころにやった浮いたり、潜ったりといったことから今度は泳げるようになる経験(バタ足や息継ぎなど)を積ませ、泳げるようになるための基礎訓練をさせることが狙い。
5年生
目的:泳ぎの向上
ここで初めてクロール、平泳ぎといった泳法に触れ、泳ぎ方の基本動作を指導していくことが大切になってきます。
とくに泳ぎながらの息継ぎ、呼吸方法を十分に身に着けさせることが必要なってきます。
ある程度泳げる生徒は、さらに長距離を泳げるようにしていくことが狙いです。
6年生
目的:泳ぎのまとめ
6年生では今までの習ったことから、その生徒の段階に合わせた学習を進ませていくことが必要となってきます。
泳げる生徒には長距離、また中学で習うバタフライや背泳ぎなどの基礎を教えていくのもよいかもしれません。
プール開きの日に行なうおすすめのレク・水遊びアイデア3選!その1:流れるプール
その1は「流れるプール」です。
この「流れるプール」は壁に沿って歩くだけで簡単にできますので、低学年の子どもたちならとても喜ぶのではないでしょうか。
私はとても楽しかった記憶があります笑
やり方
- 全員でプールの壁に広がります。
- 先生の合図とともに、壁にそって歩いて回ります(右/左どちらでもOK)
- 歩いていなくても、体がその方向に流れてしまう、水の流れが出来ればOK
- 後は水の流れに乗って楽しむ!
プール開きの日に行なうおすすめのレク・水遊びアイデア3選!その2:鬼ごっこ
その2は「鬼ごっこ」です。
やはり定番といったらこれは外せませんね。
これなら何年生になっても楽しめますし、少しの時間で遊ぶことが可能になりますよ!
今回は普通の鬼ごっこではなく、少し特殊な鬼ごっこを紹介します。
やり方
- 鬼を複数決める
- 鬼にタッチされたものは鬼と手をつなぐ、手をつながれたものも鬼となりおいかける
- 全員捕まるか、特定の人数になるまで続ける
といった少しだけ、特殊な鬼ごっこです。
ただ鬼が増えるだけでなく、手をつないでいくため、鬼同士は協力しつつ追いかけなければなりません。
これがまた楽しいんですよね。
私も小学校のころにやりましたが、先生が夢中になりすぎて30分くらいやってしまった。
なんてこともありました笑
プール開きの日に行なうおすすめのレク・水遊びアイデア3選!その3:とおせんぼ
その3は「とおせんぼ」です。
簡単にやり方から説明します。
やり方
- まず5~10人ほどの生徒を横2~3名おいて縦に同じく並べます。並んだ生徒は鬼役となり、間をとおさないようにします。
(※ここで鬼は並んでいる横列からでてはいけません。縦には移動できず横だけ移動可能です) - 残りの生徒はその鬼の間をつかまらないように通り、向こうの壁まで行けばゴールといったようになります。
鬼に捕まったさいはどうなるかのルールは、鬼を増やしたり、元に戻るなど様々なので、そこは自由に設定してよいと思います。
普通の鬼ごっことは違い通り抜ける、といった目標を持った遊びで、子どもたちも喜ぶこと間違いなしですよ。
プールの事故に注意!学校のプールの授業で注意するポイントは?
プールって楽しい反面、事故が多いですよね。自分は大丈夫!泳ぎが得意だし!と自信を持っていた子が事故で・・・なんてこともあり得ます。
「島で生まれ育ち、泳ぎは得意だった
しゃがんだ形から水面へ。頭を打った感じはなかったが、体がしびれ、動かなくなった。新嵩晃崇(あらたけあきたか)さん(20)は、あの瞬間を覚えている。
日本最西端の与那国島。2013年7月、中学3年の11人で水泳の授業を受けていた。場所は沖縄県与那国町立プール。習うのはこの日が初めてだった。2回目の飛び込みで、プールの底に頭を打ち、頸椎(けいつい)を損傷して首から下が動かなくなった。」
引用:朝日新聞
この事故のように泳ぎが得意でも、事故はおこってしまうものです。
とくに子どもというのは、自分は出来るから大丈夫、と根拠のない自身が強くあります。
我々大人はこういった子どもに対して、注意をしなければなりません。
ただ、~~は危ないから禁止、ではなく具体例をもって、これをこうすればこうなる、と教えていかなければなりません。
大人が真剣に注意をしなければ、子どもはその行為を軽んじてしまいます。
まずは我々が、その行為がどう危ないのか、なぜそれをしてはいけないのかをもう一度学び注意していくことが大切になります。
最後に
■プール開きの時期
- 6月中旬ごろを目安にしていきましょう。
■あいさつ
- 簡単な単語を使って、わかりやすくプールで気を付けることなど注意をしたり、自分のやってほしいことを生徒に伝えていきましょう。
■指導案
学年に合わせた指導が必要となります。はじめは浮いたり、沈んだりと水に成れることから学年が大きくなるごとに、泳ぎの方法などを教えて行きましょう。泳ぐことや、水を嫌うことにならないよう、生徒の力を伸ばすことも必要となってきます。
■オススメのレクリエーション・水遊び3選
- 流れるプール
- 鬼ごっこ
- とおせんぼ
いかがだったでしょうか。
これでもうプール開きのあいさつなど悩む必要はなくなったのではないでしょうか?
プール開きは楽しいことでもありますが、事故が起こってしまうかもしれない不安もありますからね、自分も注意して、子どもにも注意をしてもらえるような、そんな取り組みをしていきましょう。
そうすれば、楽しいプール開きを始めることができるようになりますよ!
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