夏の定番の旅行先といえば、美しい海があることで有名な沖縄県。
エメラルドグリーンに輝く海を想像するだけで、期待が高まりワクワクしてきますよね。
しかし、実際のところ、真夏の沖縄は気温が非常に高いので、日陰のないビーチに長時間居続けるのは危険だといえます。
特に子供は熱中症になると重症化しやすいので、子供連れの旅行客には、ビーチでの海水浴はお勧めできません。
そんな時に是非足を運んで欲しいのが、亜熱帯の自然を感じられる「源河川(げんかがわ)」。
源河川はビーチと違って日陰が多いので、熱中症や日射病のリスクを低減することがすることができます。
そこで気になってくるのは、子供が安全に遊べるのか、バーベキューができるのか、ベストシーズンはいつか、駐車場があるのか等々、子供のいる親であれば心配事はつきません。
そんなお母さん、お父さんの不安を解決すべく、今回は源河川について詳しくお伝えします。
この記事を読んで、安心安全な旅行計画を進めていきましょう。
沖縄源河川の川遊びガイド!どんな川?
源河川は沖縄県名護市にある沖縄本島最大の河川。
この川は沖縄本島北部の名護市源河地区を流れることから、源河走川(じんかはいかー)、源河大川とも呼ばれており、タイワンキンギョ、タウナギ、フナなど多くの生き物が生息しています。
そんな源河川の見どころは、なんといっても今にも飲めそうなほど透き通る川の水と、ずんぐりとした体つきの天然記念物リュウキュウアユ。
これらを見るために毎年夏には多くの人々が足を運びます。
特に、夏休み週末の午前中は家族揃って外出する家庭が多いためか、源河川はかなり賑わっており、木にたれ下がるターザンロープは順番待ちなんてことも。
「人が多いのは苦手」そんな方は、平日の午後を狙って足を運んでみるのがおすすめです。
ベストシーズンは、もちろん真夏真っ最中の7月〜9月。
暑くてバテそうな気温の中で感じる自然のマイナスイオンは、日常の疲れを癒してくれます。
沖縄源河川は飛び込み可能?子供でも安全に遊べるの?
源河川は上流部に人気の飛び込みスポットがあります。
子供から大人まで楽しむことのできる飛び込みですが、通常であれば、水深3Mほどの深さがあるので、泳ぎの不得意な小さいお子様にはお勧めできません。
上流部は川の流れが早い場所が多いので、お子様と安全に遊ぶためには、やはり流れの緩やかな下流部で遊ぶのが無難だといえるでしょう。
上流部に比べて、人は少なめですが、ターザンロープなどもあるので、十分に楽しむことは可能です。
ただし、お子様がどうしても「飛び込みをやってみたい」と煽るようであれば、しっかりライフジャケットを装着させて、飛び込み岩に立たせることをおすすめします。
子供用のライフジャケットは川遊びには必要なアイテムなので、持っていない方は旅行前に事前に購入しておくと安心です。
おすすめの子供用ライフジャケットはこちら↓
とはいっても、子供から目を離さないことが第一なので、子供と川遊びをする際は、常にお子様の行動に目を傾けていてくださいね。
上流部の人気飛び込みスポット以外にも、飛び込みのできるポイントはたくさんあるので、是非こちらの動画を参考にしてみてください。
[源河川からジャンプ♪]
沖縄源河川でキャンプ、バーベキューは可能?犬も遊べる?
川遊びの醍醐味といえば、涼しい自然の中で楽しむキャンプやバーベキュー。
場所によってはバーベキュー、キャンプ共に禁止な場所も少なくありません。
そんな気になるバーベキュー、キャンプ情報ですが、ここ源河川はどちらも楽しむことができます。
場所の規定は特にありませんが、上流部はゴツゴツした石が多く、安定した場所を見つけるのは難しいかと思いますので、やはりおすすめポイントは下流部でしょう。
さて、バーベキューやキャンプをすると決まったら、食糧の買い出しに行かなければなりませんね。
しかし、源河川周辺は開発地域ではないので、スーパーやショッピングモールはなく、あるのは地元の「島袋商店」のみです。
満足のいくバーベキューにしたいのであれば、食糧調達は事前にしておくことをおすすめします。
源河川は犬の川遊びも可能なので、愛犬と一緒にキャンプやバーベキューを楽しむのもいいですよね。
沖縄源河川に川遊びへ行こう!駐車場はあるの?
源河川周辺は交通機関が整っておらず、車なしで源河川に足を運ぶことは困難です。
そんな時に気になるのは周辺の駐車場情報。
しかし、源河川は管理されている場所ではないため、残念ながら源河川には専用駐車場がないだけでなく、周辺にコインパーキングなどもありません。
ではどうしたらいいのか。
旅行をする側であれば、心配になりますよね。
私もかなり躊躇する行為ではありますが、実を言うと、ほとんどの人が源河川周辺に路上駐車をしています。
本意ではありませんが、開発地域ではないので、言ってしまえば仕方のないことなのだと思います。
石碑周辺にやや広めのスペースがありますので、その周辺に停める場所を探してみるといいでしょう。
夏休み中は埋まっていることも多いので、できるだけ早い朝のうちに向かうことをおすすめします。
川遊びを安全に楽しむために
川遊びは楽しいイベントですが、注意して遊ばなければ、大事故に繋がりかねません。
川遊びを安全に楽しむためにも、以下の注意点を守ってください。
- 源河川周辺は高い山はないのですが、山が急斜面になっているため、増水がしやすい地形になっています。雨雲が見えたら、すばやく川から離れてください。
- リュウキュウアユは個体が少なく、保全状態が絶滅危惧として分類されています。珍しいものを見たからといって捕まえたり、お家に持って帰ったりしないように。
- 川には危険な場所もいくつかあるため、まずは大人がリサーチして、子供に危険場所を伝えてあげてください。
- 子供連れの場合は、見通しのいいポイントを選んで、子供から絶対に目を離さないようにしましょう。
- 出かける前日に大雨だった場合は、増水している可能性が高いため、源河川に行くことは控えましょう。
以上お伝えしましたが、上記を守っても100%事故が防げるわけではありません。
万が一、事故にあった際には、すぐに119番に連絡をしてください。
自分で助けに行こうとする方が非常に多いのですが、これが一番危険です。
救急隊員が来るまでの間は、陸からできる救助活動を行いましょう。
ロープや浮き具になるものを投げてみるのが最善の選択です。
源河川は一部電波のない場所もあるので、それを踏まえた上で場所取りをしてくださいね。
沖縄源河川で遊んだ後に行きたいおすすめスポット!
源河川のある名護市は観光地が多い場所としても有名です。
源河川周辺は何もないのですが、少し車を走らせると沖縄らしさを感じれる場所がたくさんあります。
ここでは、そのうちの3つをご紹介します。
古宇利オーシャンタワー
源河川から車で約25分の場所に位置するのは、古宇利オーシャンタワー。
おすすめする理由は、なんといっても息をのむほど美しい海。
ビーチに行く楽しさとは違って、海抜82mの高さから眺める沖縄の自然は広大で、青と緑に映える亜熱帯の自然をいっぺんに感じることができます。
ショップや、貝のミュージアム、レストランなども十分に施設も整っているので、ゆったりとした時間が過ごせますね。
万国津梁館
源河川から車を45分ほど走らせると見えてくるのは、万国津梁館。
おすすめする理由は、やはり沖縄サミットという大きな会合が行われた場所であり、沖縄の歴史の1ページになった場所だということ。
沖縄の自然スポットに目を向けるのもいいですが、リアルな沖縄を知るためにも、是非一度は足を運んで欲しい場所です。
大家
源河川から車で約25分の場所に位置するのは、沖縄料理が楽しめる「大家(うふやー)」
おすすめする理由は、なんといっても昔の沖縄らしさが残るその建物の造り。
大家のメイン「安里家」はなんと、約100年前の明治時代後期に建築されたものなんだそう。
2001年に修復されたことにより、今では多少の現代らしさを感じるものの、造りは古くから残る伝統的な沖縄のお家そのもの。
料理も沖縄そばから特選アグーのしゃぶしゃぶ、山原島豚トンカツなど沖縄を代表する食材たちが多く並んでいるので、是非源河川で遊んだ帰りに足を運んでみてください。
美ら海水族館を楽しんだ後は、お昼ごはんに「百年古家 大家(うふやー)」でソーキそばとジューシー御膳をいただきました!
ホント沖縄料理はなんでも美味しい!特にお肉がヤバめ(^ ^)#アラタマミの休日 pic.twitter.com/4LTZTQM6BI
— ウエタアラタ (@ueta_arata) February 21, 2018
まとめ
今回は沖縄県名護市にある沖縄県内最大の河川「源河川」について詳しくお伝えしました。
- 源河川のベストシーズンは7月〜9月。
- 飛び込みは可能。子供に飛び込みをさせる場合はライフジャケットを装着させよう。
- キャンプやバーベキュー、犬の川遊びも可能。
- 専用駐車場、周辺駐車場はないので、本意ではないが路上駐車をしている方がほとんど。
- 万が一、事故が起こったらすぐに119番に連絡。待ちの間は陸からできる救助をしよう。
- 源河川周辺おすすめスポットは、古宇利オーシャンタワー、万国津梁館、大家。
海以外の沖縄の自然も楽しんでみたいという方は、是非古くから清流として知られる源河川に足を運んでみてはいかがでしょうか。
自然から溢れ出るマイナスイオンで、日常の疲れを吹き飛ばしましょう。
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