みなさん、夏休みはどうですか。
毎日楽しいことでいっぱいですよね。
プール、旅行、花火大会、海水浴、バーベキュー。
私も夏休みが来るのがとても待ち遠しかったのを覚えています。
しかし、その楽しい夏休みを邪魔するものがあります。
そう、宿題です。
毎年、ギリギリまでため込んで、最後の数日で何とか終わらせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その宿題の中でも厄介なもののひとつが、工作です。
好きな子供さんはよいですが、工作が苦手だったり嫌いな子供さんにとってはピンチでしかないです。
好きではないからこそ早めに取り掛かりたいものの、テーマが浮かばないことも。
そんな子供さんは必見です。
今回紹介するのは、「パチンコ」です。
皆さんも見たことのある、ビー玉をはじいて遊ぶゲームです。
今回は素材が違うものや、同級生がおどろくような仕掛けがあるものを5つ用意しました。
他の工作と比べて制作時間は長いですが、その分仕上がりが良いので間違いなく注目の的です。
なんたってゲームの一種ですから、みんな遊びたがりますよ。
では、パチンコのアイデアを見ていきましょう。
小学生の夏休みの工作パチンコアイデア5選! その1:段ボールパチンコ
最初に紹介するのは、段ボールでできたパチンコです。
釘などの特別な道具がいらないので、簡単に作ることができます。
私が小学生の頃は、木製が多かったので、段ボールでこんなに簡単にできるとは驚きでした。
上のカーブの部分は、段ボールの片面に切り込みを入れると良いです。
ポケットは好きな点数を書くことができます。
何度か試して、入りにくい所に大きな点数を書いておくと盛り上がりますよ。
段ボールパチンコ
【超簡単】ダンボールパチンコの作り方【手作り工作】
<材料>
- 段ボール
- 輪ゴム
- ハサミ、カッター
<おおまかな作り方> 制作時間:90分~120分
- 本体となる段ボールに壁面となる段ボールを貼る
- 小さく切った段ボールに得点を書き、ポケットを作る
- 細長い段ボールを組み合わせて、発射台を作る
- 斜めに切った段ボールを組み合わせてパチンコの足を作る
- 発射台に穴をあけて輪ゴムを通す
- 発射台の両側に別の段ボールをあてがい、ゴムを通して本題に取り付ける
- 長い足を奥に、短い足を手前に取りつければ完成
<作り方のポイント>
- パチンコ台に傾斜をつけましょう。ビー玉が転がりやすくなります。
- 段ボールが切りにくいときは、段ボール専用のハサミを使うと簡単に切れますよ。
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小学生の夏休みの工作パチンコアイデア5選! その2:木箱でスマートボール
次に紹介するのは、「木」でできたパチンコです。
これは、皆さんが見たことのあるものではないでしょうか。
くぎを同じ間隔で打ち、そこにゴムを引っかけています。
取り外しができるので、いろんなコースや点数のポケットを作ることができます。
カラーゴムなので、色に合わせて点数をつけてもよいですね。
くぎは危険な道具になるので、使うときは家族さんのお手伝いが必要です。
気を付けて作りましょう。
木箱でスマートボール
ビー玉パチンコ/スマートボールの作り方 そうめん木箱リメイク工作
<材料>
- そうめんが入っている木箱
- くぎ
- カラーゴム
- 紙
- カッター、のこぎり
- 接着剤
- かなづち
- ペン
- ものさし
- テープ
- やすり
<おおまかな作り方> 制作時間:2時間~3時間
- ビー玉をはじく棒を取りつける部分となる右下の枠を切りとる
- ビー玉をはじく棒、それを支える部分となるパーツを作る
- 支えとなるパーツは接着剤で本体に固定する
- それぞれのパーツにくぎを打ち、ゴムをひっかける
- 紙にたて5cm×よこ2.5cmの線を格子状に引き、木箱にテープで貼る
- 線が重なったところにくぎを打つ
- 好きな数の釘を打ったら、選を書いた紙をはがす
- 箱の右上に木片を斜めに取りつけ、ビー玉がくぎの方へ行きやすくする
- くぎにカラーゴムを、好きなようにひっかけて、ポケットをつくる
- 箱の一番下に仕切り板を貼り、ポケットをつくる
- 箱の裏側の上の方に板を貼り、ビー玉が転がりやすくなるように傾斜をつけたら完成
<作り方のポイント>
- 記事の中にも書かれているように、今回使われているそうめんの箱は軽いものなので、くぎを打つときは、補強のための板を貼りつけると、板が割れなくて済みます。
- くぎを打つときはケガをしないように、注意して扱いましょう。
小学生の夏休みの工作パチンコアイデア5選! その3:手作りスマートボール
こちらのパチンコは、ゴムを使わないパチンコです。
先ほどのパチンコと違い、くぎだけで点数のポケットを作っていきます。
背景に絵を描いて、そのとおりにくぎを打っていきます。
ビー玉が入るように、くぎを狭い間隔で打っていくところが難しいですね。
ポケットを下の方に作っていましたが、記事の中では左側に斜めに作ってある例もあります。
このようにポケットの位置を変えたり、得点だけでなく占い(大吉や凶など)を書くと、オリジナルなパチンコができあがりますよ。
手作りスマートボール
スマートボール(パチンコ)をつくろう
<材料>
- 台に使う木材(ベニヤ板など。見本で使ったのは 300mm×450mm×9mm)
- 太めの角材
- 細めの角材
- ものさし
- えんぴつ、ペン
- のこぎり
- 木工用ボンド
- くぎ
- 金づち
- 絵の具(アクリル絵の具がおすすめ。水さい絵の具を使う場合は色うつりに注意)
- パレット
- 筆
- 水入れ
- 輪ゴム
- ビー玉
<おおまかな作り方> 制作時間:2時間~3時間
- 角材に目印をつけて、のこぎりで切る
- 外枠を板に貼りつける
- 絵の具で板にイラストを描いたり、色を塗ったりしアレンジする
- ビー玉をはじく部分の上(右上)に、角材を斜めに張りつける
- 板にくぎを打ち、ビー玉が入るところをつくる
- 箱の下の方に仕切り板を貼り、ポケットをつくる
- 発射台をつくる
- 台を傾けるために、板の裏に角材を貼りつけたら完成
<作り方のポイント>
- くぎを使うときは、ケガをしないように十分に注意しましょう。
- くぎでポケットを作るときは、くぎの間隔を狭くしてビー玉が止まるようにしましょう。
- 仕切り板のポケットは、ビー玉の大きさを測ってからつくると、狭くて入らないということがなくなりますよ。
小学生の夏休みの工作パチンコアイデア5選! その4:段ボールでコリントゲーム
コリントゲームとは、ボールをはじいて穴に入れて得点を競うゲームです。
そのコリントゲームを段ボールで簡単に作ってみましょう。
段ボールは、ハサミやカッターで簡単に加工できる素材です。
カッターでなら穴をあけることができ、サクッと作れます。
穴に入ったボールを一つずつ取らなくてもいいような仕掛けがあるのがいいですね。
横にある突起を押し込むことで、穴の下のストッパーがスライドしてボールが全て落ちる仕組みです。
昭和の初期にはやったゲームなので、おじいさんおばあさん世代は懐かしく感じる方もいらっしゃるでしょう。
一緒に遊んでみてください。
段ボールでコリントゲーム
ダンボールでコリントゲーム(スマートボール ?)
<材料>
- 段ボール
- ものさし
- ペン、えんぴつ
- コンパス
- ハサミ、カッター
- アイスの棒
- 接着剤
- 竹ひご
- つまようじ
- ゴム
<おおまかな作り方> 制作時間:1時間~2時間
- 段ボールをパチンコ台の大きさに切りとる
- 段ボールに同じ間隔で、丸い目印をコンパスで書く
- 目印のとおりに穴をあけ、下の方にボールの出口を切りとる
- アイスの棒を、穴をふさぐようにおいて、ボールを落とすパーツをつくる
- 段ボールを細く切ったものに切り込みを入れ、穴の開いた段ボールの上部に貼りつける
- 片方の横の壁となるパーツを貼る
- もう片方の壁となるパーツに穴をあけ、ボールを落とすパーツを差し込み、本体に貼る
- 本体の右端に、ボールをはじくパーツが入るレールをつくる
- 小さく切ったアイスの棒に、縦に竹ひごを貼りつける
- レールにゴムを通しながら、つまようじを刺す
- 10の根元の方にゴムを引っかけるストッパーを取りつけ、ゴムを引っかける
- 本体の底を貼りつければ完成
<作り方のポイント>
- 段ボールの穴は、ビー玉が入る大きさにしましょう。
小学生の夏休みの工作パチンコアイデア5選! その5:段ボールでピンボール
最後に紹介するのは、ピンボールです。
ピンボールは、左右のフリッパーを動かして、ボールが落ちないようにするゲームです。
私が小学生のころに、パソコンゲームのピンボールをプレイしたことがあるんですが、ハマるとなかなか終われないですね。
経験したことがある方もいると思いますが、結構ハマりますよ。
このピンボールのフリッパーは、棒とゴムを使って作られています。
側面のボタンを押すことで、それぞれのフリッパーが動きます。
障害物をゴムで作っているので、ボールが当たって跳ねる感じが再現されているところが、個人的にはおすすめポイントです。
分かってくれる方はいらっしゃるでしょうか。
段ボールでピンボール
どのようにホームでダンボールとピンボールマシンを作る方法 |ベスパ Crabro
<材料>
- 段ボール
- 輪ゴム
- 竹ひご
- 透明板
- アイスクリームの棒
- 回転装置
- 回転装置を取りつけるパーツ
- ハサミ、カッター
- ペン、えんぴつ
<おおまかな作り方> 制作時間:1時間~2時間
- ベースとなる段ボールに各パーツの目印を書く
- 透明板を上にのせて、線をなぞって切る
- 段ボールを2枚重ねて透明板にそって線を書き、切りとる
- 切りとったパーツを本体に貼りつける
- 発射台の支えとなるパーツを貼る
- 透明板を発射台の出口に貼り、ビー玉の戻りを防ぐ
- 本体に滑り台とフリッパーを支えるパーツを取りつける
- 竹ひごを刺す穴をあけ、竹ひごを刺して裏から接着剤で固定する
- 竹ひごにゴムを通す
- 回転装置に段ボールの羽を取りつけ、裏から接着剤で固定する
- 側面と上下に段ボールを貼る
- 段ボールと竹ひごで作ったフリッパーを取りつける
- 裏返し、フリッパーの稼働装置を作る
- 底板を貼る
- ビー玉の発射装置をつくり、本体に取りつければ完成
<作り方のポイント>
- 段ボールの切り口に紙を貼ると、仕上がりがきれいにできます。
パチンコ・ピンボール・スマートボールの違いとは?
5つほどアイデアを紹介しましたが、動画や参考記事のタイトルにもあるように、皆さんが作ろうとしているもの、もしくは想像しているものは、どうやらパチンコとは呼ばないようですね。
私が授業で作ったときも「パチンコ」と呼んでいましたが、正式名称ではないようです。
そのため、補足知識として、パチンコ、ピンボール、スマートボールの違いを説明します。
簡単にまとめているので、詳しいことが知りたい方は辞典などを読むことをオススメします。
パチンコ
皆さんが1番聞く名前ですよね。
この名前を聞くと、↓下のようなものを思い浮かべる方も多いでしょう。
そうです。
これが、「パチンコ」なんです。
パチンコは、他の2つと違って縦型であることが特徴です。
パチンコの原型と言われているウォールマシンも、垂直に立っています。
パチンコは、玉を一度発射すると、玉を誘導することができません。
そのため、台を選ぶことはとても重要な作業になり、台によって当たりの出方が違うこともあります。
ピンボール
ピンボールの特徴は、フリッパーです。
フリッパーとは、転がってきた玉を打ち返すためのパーツです。
左右に1つずつ付いていて、本体の側面についているフリッパーボタンで動かします。
他のゲームと違って、玉をどれだけ長く持たせるかで得点が決まってきます。
【ピンボール】スーパーマリオブラザーズ マッシュルームワールド
スーパープレイヤーになると、ボールを長く残すために台を揺らしてボールをコントロールするテクニックを持っている方もいらっしゃるそうですよ。
日本ゲーム博物館 ピンボールを長く楽しむための技術(前編)
スマートボール
スマートボールも、パチンコやピンボールのように玉をはじいて得点を競うゲームです。
他の2つのゲームと違うところは、玉が払い出されるときに盤面を覆っているガラス板の上を通るので、多すぎると盤面が見えなくなります。
そうなったときは、パチンコと同じように箱に入れるのですが、箱が無い店では、ひたすら打ち続けて、玉を減らすしかないですね。
盤面の構造はパチンコと一緒で、玉が転がってくるのをコントロールすることはできません。
運良く、あたりのところに入ることを祈りましょう。
料金は1回100円と、パチンコよりも安く遊ぶことができます。
スマートボールと言う名の歴史遺産#239【パチンコ?ザリアル】珍古台実践
パチンコ | ピンボール | スマートボール | |
縦 or 横 | 縦 | 横(傾斜あり) | 横(傾斜あり) |
料金 | 1ゲーム | 1ゲーム100円 3ゲーム200円 |
1ゲーム100円(25個) |
玉のコントロール | 不可 | 可能 | 不可 |
得点の取り方 | 当たりのポケットに球が入るのを待つ | フリッパーを動かして、玉を長く持たせる | 当たりのポケットに球が入るのを待つ |
参考:夏休みの工作に挑戦!エコクラフトで作る簡単アイテム
夏休みの工作は子供たちの創造力を刺激し、手先を使う楽しさを教えてくれます。特にエコクラフトは、身近な材料を再利用して新たなアイテムを作り出す、環境に優しい工作方法です。ここでは、エコクラフトで作れる簡単なアイテムをいくつか紹介します。
1. 「牛乳パックの貯金箱」:
空の牛乳パックを再利用して、オリジナルの貯金箱を作りましょう。パックの上部を切り取り、お金を入れる穴を作ります。その後、好きな絵や模様を描いてデコレーションしましょう。
2. 「新聞紙のかご」:
古い新聞紙を使って、かごを作ることができます。新聞紙を細長く折り、それを編み込むことで、独特の模様のかごが完成します。
3. 「ペットボトルの植木鉢」:
使い終わったペットボトルを再利用して、自分だけの植木鉢を作りましょう。ボトルの上部を切り取り、底に穴を開けて水はけを良くします。その後、好きな色のペイントでデコレーションしましょう。
これらのアイテムは、材料が手に入りやすく、作り方も簡単なので、夏休みの工作にぴったりです。また、エコクラフトは環境に優しい活動なので、地球を守る意識も育てることができます。この夏休み、エコクラフトに挑戦してみてはいかがでしょうか。
親はどこまで手伝うべき?製作期間はどれくらいを考えておく?
夏休みの宿題と言えば、親の出番だと思わざるを得ない家庭は多いですよね。
間に合わなかったから手伝う、というのならまだしも、学校から「親と一緒に」と指定するところもあるようです。
私が小学生の時は、計画性がなかったものですから宿題が間に合っていませんでした。
なので、毎年のように親が手伝ってくれてました。
工作や自由研究が好きな親でもあったので、進んで手伝ってくれていたこともあり、困ることはありませんでしたね。
本当に、ありがたい限りです。
親の手伝いに関しては、子供さん次第だと私は思っています。
自ら積極的に取り組むような感じであれば、本人にさせてみるのも経験のひとつです。
そういう子供さんは自分で題材も見つけるし、作り方も試行錯誤できるから、親が無理に入っていかなくても大丈夫です。
困っているときにアイデアを提案するくらいでよいでしょう。
作りたいものが決まっているのに、どうやって作るか分からない子供さんには、アイデアをいくつか教えてあげましょう。
今回紹介したように、工作はブログやYouTube、Twitterなどたくさんの人が作品を紹介しています。
また、簡単にできるようにキットも販売されています。
いくつかの選択肢の中から、子供さんがしっくりくるものを選ばせてあげると、楽しく作ることができます。
作りたいものすら決まっていない子供さん、いますよね。
私もその中の一人でしたよ。
そういう子供さんには、ある程度親の手伝いが必要です。
ほっとくと宿題が終わらなかったなんてことにもなりかねませんからね。
まずは、子供さんの興味があるものを探ってみましょう。
本人に聞いてみて分からないときは、普段の生活を観察してみましょう。
興味があるものって、意外と自分では分からないものです。
生活の中で意識しなくてもサクサクできちゃってることや目の色が変わることは、本人が好きなことです。
それに沿ったものを教えてあげると、取り組みやすいでしょう。
他にも、親子で一緒に作ってみるのもイイですね。
一緒に作ることは、親子の会話も広がるし、やっていく中で新しく作りたいものが見つかるかもしれませんよ。
制作時間ですが、今回紹介したパチンコはくぎを使ったり、大きい作品になるので、時間がかかります。
だいたい、1時間~3時間くらいなので、制作自体は1日あれば良いでしょう。
ただ、くぎ、木片などは前もって集めておく必要があるので、その時間も含めて1~3日間をみておけば、十分に足ります。
木片はダイソーにありますし、ホームセンターに行けばほとんどの材料がそろって、必要な大きさに切ってくれるところもあります。
だからと言って、夏休みの最後まで工作を取っておくのは止めましょうね。
小学生の夏休みにパチンコをつくるポイントまとめ!
- 素材は大きく分けて2つあります。簡単に加工ができる段ボール、丈夫できれいに仕上がる木片、好きな方を選びましょう。
- くぎなど危険な道具を使います。けががないように十分注意してください。
- 制作時間は1日あれば十分ですので、早めに取り掛かりましょう。
いかがでしたでしょうか。
パチンコと一口に言っても、たくさんの種類があります。
ぜひ、お気に入りの作り方を探してみてください。
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