夏の大会が始まる前部内の指揮を上げるためにも大切なお守り。
どんな形にしたら部員が喜んでくれるのか、去年と被らないデザインがいいけどどんなふうなのがいいのかと色々悩みますよね。
部員全員の分を作らなくてはいけないし、日々の練習もあって時間もない…
そんな中でも簡単にできるお守り制作アイディア3選をご紹介していきます!
材料もほとんど100均で揃えられますよ。
高校野球のマネージャーから部員にお守りを贈ろう!その1:ユニホーム型のお守り
お守りといえばやっぱり定番のユニフォーム型お守りですよね。
ユニホーム型のお守りの作り方
《材料》
- フェルト
- フェルトと同じ色の糸
- 固い紙(型紙用)
- アイロンで貼れるフェルト(背番号や名前用)
- トレーシングペーパー
- 紐
- わた
《必要なもの》
- はさみ
- 針
- 待ち針
- アイロン
- チャコペン(名前ペンでも可)
材料費:※700円〜
制作時間:約20分
※材料費は全て100均で揃えた場合です。
《作り方》
- ユニフォームのデザインを紙に書きます。
- トレーシングペーパーにTシャツ型と背番号のデザインを書き写し、形に沿って切っていきます。
- Tシャツ型を固い紙に写して型紙を作っていきます。
- まずTシャツを作るために3で作った型紙を元にフェルトにチャコペンで形を描いていきます。描き終わったらハサミで切りましょう。
これを表と裏の2枚作ります。
背番号はアイロンで貼れるフェルトに2で作った型紙を元にチャコペンで形をとってハサミで切ります。 - 4で作ったTシャツ型フェルトに背番号をアイロンで貼っていきます。
- 背番号を貼ったTシャツ型フェルトと表用のTシャツ型フェルトをデザインが外側になるように合わせてその周りをブランケットステッチで手縫いしていきます。
この時Tシャツの襟元は縫わないようにします。
ブランケットステッチの縫い方はこちらがわかりやすく動画で紹介してくださっています。
参考にしてみてください。
参考動画:ブランケットステッチの縫い方/始め・終わり・角・糸の替え方
- 周りを縫い終わったら開けておいた部分からわたを少し入れます。
入れすぎると閉じづらくなるので少なめに入れるのがポイントです。 - 上の方に輪っかにした紐をかませて開けておいた部分を縫っていきます。
全て縫い終わったら完成です!
高校野球のマネージャーから部員にお守りを贈ろう!その2:ボール型お守り
バット、ヘルメットなど使う道具をモチーフにするのもかわいいですよね。
その中でもボールは簡単にできるのでおすすめです。
普段の硬式ボールを縫っている感覚でボールの模様も簡単にできますよ。
ボール型お守りの作り方
《材料》
- フェルト(白)
- 刺繍糸(白と赤)
- 固い紙(型紙用)
- アイロンで貼れるフェルト(背番号や名前用)
- トレーシングペーパー
- 紐
- わた
《必要なもの》
- はさみ
- 針
- 待ち針
- アイロン
- チャコペン(名前ペンでも可)
材料費:※800円〜
制作時間:約20分
※全て100均で買った場合です。
《作り方》
- 基本的な型の取り方はユニフォーム型お守りと同じに行います。
ボールの丸はコンパスを使って描きます。 - ボール型のフェルト2枚ができたらそれぞれにチャコペンで薄くボールの模様の線を描いていきます。
- まず右側の2で描いた線を中心にして赤の刺繍糸でくの字に縫っていきます。
- 次に左側の線を中心に下からくの字に縫っていきます。
ボールの縫い目は右と左で上下が違うので注意しましょう。
これをボール型フェルト2枚とも行います。 - 1で作った背番号や名前のアイロンで貼れるフェルトを4のボール型フェルトにアイロンで貼りつけます。
- 背番号を貼った面を外側にして周りを白の刺繍糸でブランケットステッチで縫い合わせていきます。
この時上の方を3センチほど開けておきます。 - 開けておいて部分からわたをいれます。
入れすぎ注意です。 - 輪っかにした紐をかませながら開いた部分を縫っていって完成です。
高校野球のマネージャーから部員にお守りを贈ろう!その3:ミサンガ
切れたら願いが叶うと言われているミサンガ。
刺繍糸さえあれば家にあるもので作れてしまうほどお手軽にできるのがいいところです。
色々なデザインがありますが今回は初心者でもできる簡単でかわいいデザインをご紹介します。
ミサンガの作り方
《材料》
- 刺繍糸(好きな色を3本)
- テープ
- はさみ
材料費:300円~
作業時間:30~40分
《作り方》
- まずは刺繍糸3本をまとめてテープで貼ります。
- 一番左の糸を4の字の形にし、右隣の糸をくぐらせます。
そのまま奥にぎゅっと締めます。
これを2回行います。 - 次に左にあった糸が右に移動するのでその糸に2で行った4の字結びをします。
これで1段目が完成です。 - 2,3の作業を必要な長さまで繰り返し行います。
- 必要な長さまで編み終わったら、両端をみつあみします。
みつあみし終わったら端を玉結びし、余った部分ははさみでカットします。
完成です。
文では分かりづらい方は動画も参考にしてみてください。
craft famさんの動画がわかりやすく作り方を紹介してくださっています。
参考動画:簡単!刺繍糸3本で4の字結びを繰り返すだけのミサンガ
高校野球のマネージャーが試合前に部員にできることは?
試合で部員たちが力を発揮できるようにマネージャーとしてサポートしたいですよね。
そんな時マネージャーが部員達のためにできることはなにかないのでしょうか?
当時私が心がけたことが3つあります。
- 選手の個人的なサポートができるようにしておく
- バットやメットなど道具のメンテナンスをする
- テーピングをしっかりできるようにしておく
練習中に監督やコーチに指摘されたことを練習後個人練習する部員をさっとサポートできるようにしておきましょう。
特にピッチャーは投球練習をすることが多いので練習後すぐに肩のアイシングができるように準備しておきます。
バットやメットなど割れている物はないか、バットのグリップはきちんと巻かれているか等、日々メンテナンスしておくことも大切です。
公式戦で使えるバットの種類は決められています。
また破損しているものは使えません。
いざ試合で使うときに困らないようにマネージャーが管理しておきましょう。
以下は高野連が出している大会における規則です。
使用可能なバットの種類などが記載されていますのでチェックしておきましょう。
出典:公益財団法人 日本高校野球連盟
けがなどでテーピングが必要な部員はいませんか?
試合前はアップをしたりそれぞれの準備に追われ時間がありません。
短時間でしっかりテーピングできるように事前に練習しておきましょう。
サポーターやテーピングで有名なピップさんのサイトで全身のテーピング方法を動画で紹介してくれています。
テーピング方法がわからない時は参考にしてみてください。
出典:ピップ プロフィッツ
私はテーピングの必要な部員がいない時は自分の手や足で練習をしていました。
自分でやることで力加減の調節などがわかっていい練習になります。
ぜひやってみてくださいね!
経験者は語る!高校野球のマネージャーが試合や練習で感動したエピソード
高校野球の夏、といえば色々なドラマがありますがその中でも私が実際に経験したことをお話しします。
私が3年生の夏の大会。
私の所属していた部にはマネージャーが多く、同期は私の他に2人いました。
夏の大会の試合時には毎年3年のマネージャーがベンチに入ることができます。
例年3年のマネージャーは1人だったので全て1人で行なっていましたが私の代はマネージャーが3人。
夏の大会という大きな試合でベンチに入ることは憧れでもありましたし、できることなら入りたいと思っていました。
がここは公平にジャンケンで入る順番を決めました。
結果私は3番目。
全員がベンチに入るためには最低でも3回勝たなくてはいけません。
そんな私を見てか部員たちが「大丈夫、お前もベンチに入れてやるから!」と言ってくれました。
いざ試合が始まり、結果は2回戦敗退。
私がベンチに入ることはありませんでした。
試合後の引退式で部員たちがそれぞれ「マネージャーを全員ベンチに入れてあげてたかった。」と涙ながらに語ってくれた時は胸がいっぱいになりました。
結果はどうであれ私はその時のみんなの気持ちが嬉しくてそれだけでマネージャーを頑張ってきてよかったと心から思いました。
マネージャーとして日々部員たちを支えていましたが、感謝されることは正直あまりありませんでした。
私たちって必要かな、そう思って悩んでいた時もありました。
それでもくじけず支えてきた姿を部員たちは見ていてくれていたんだな、とその時に初めて実感しました。
普段あまり感謝される機会が少ないと思っていても、きっとどこかで部員たちは見てくれています。
今こうして部員たちのためにこの記事を読んでいるあなたの努力もいつか伝わる時が来ます。
めげずに一緒に頑張りましょう!
まとめ
お守り制作アイディア3選!
- ユニフォーム型お守り
- ボール型お守り
- ミサンガ
試合前マネージャーが部員に出来ることは?
- 選手の個人的なサポートができるようにしておく
- バットやメットなど道具のメンテナンスをする
- テーピングをしっかりできるようにしておく
以上を参考にこの他にも自分に出来ることを見つけてみてくださいね。
部員にお守りを作りたいけど手芸は得意じゃないから難しそう、そんな方もいらっしゃるかと思います。
私も1年生の時はなかなかうまくできずに何個も失敗作を生み出していました。
それでも先輩に教えてもらいながらコツコツ作っていきました。
また数をこなしていくと自然とコツをつかんできてバランスよく作れるようになります。
全員でお揃いでエナメルバッグにつければ連体感がうまれて絆も深まりますし、気持ちを込めて作ったお守りは部員を支える大きな力になります。
少々不恰好でも大丈夫!
あなたが気持ちを込めて作ったお守りならきっと部員たちも喜んでくれますよ。
ぜひ参考にして作ってみてください。
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