学校が長期間休校になる夏休み。
お子さんは夏休みに入ったことで毎日楽しく過ごしていることでしょう。
しかし、夏休みの自由研究のテーマに悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。
わたしたちの暮らしの中で身近に生息しているザリガニを自由研究のテーマにしてみるのはいかがですか?
ただ獲るのではなく、仕掛けでザリガニを獲ってみても面白いですね。
その仕掛けですが、ペットボトルで簡単に作れちゃうんです!!
今回はペットボトル仕掛けの作り方を紹介していくと共に、仕掛け場所やおすすめの時間などペットボトル仕掛けでザリガニを獲るために必要な情報を紹介していきます。
親子で自由研究も楽しみながらやっていくことで夏休みの思い出もひとつ増えていきますね!
ザリガニ釣りの仕掛けをペットボトルで作ろう!
小魚などをたくさん獲ることができる昔ながらの道具のことを「ビンドウ」と呼んでいました。
現在は「セルビン」とも呼ばれているみたいです。
そのビンドウ(セルビン)ですが、釣具屋さんでも安価で手に入れる事ができますが、ペットボトルを使うことで簡単に作ることができるんです!
まずは、作り方の流れを知るためにこちらの動画をご覧ください。
とても短い動画なのでサッと見ることができます!
参考動画:ペットボトル仕掛けの作り方と材料(ビンドウ) How to make a fish bottle trap
流れを把握したところで、作り方を詳しく紹介していきますね!
材料
- ペットボトル 2L (円筒のものより四角形の方が安定感があって◎)
- ハサミ、カッター
- テープ
- ひも
- 桐(キリ)
- 針金
作り始める前にペットボトルをよく洗い、乾燥させておきましょう。
作り方
STEP1.ペットボトルを切る
ペットボトルを切る箇所は2つあります。
- 1つ目は飲み口の部分。
- 2つ目は飲み口から3/1部分
です。
STEP2.ペットボトルの上下パーツを組み合わせる
先ほど切ったペットボトルの上のパーツ部分を飲み口の方を下にして下パーツに差し込みます。
STEP3.桐(キリ)で穴を開ける
まずはペットボトルが上下重なっているところに穴を開けます。
あとは全体にもまんべんなく穴を開けましょう。
水が入っても流れていくように底面にも穴を開けてくださいね。
もし強度の問題で穴があけにくい場合はSTEP1のペットボトルを切る前にやると穴が開けやすいかもしれません。
その場合はマジックなどで切る場所に印を付けるてあげると良いですね。
STEP4.針金やひもで固定する
ペットボトルの入り口部分が外れないように針金で固定します。
後述しますが、大きい餌を使う場合は先に片方のみ針金で固定しましょう。
あとは仕掛けた後で持ち上げやすいようにひもを付けると完成です!
小さなお子さんがいる場合は針金の代わりにテープを使っても良いですね!
しかし、1度剥がしてしまうと耐久性がなくなるますので取り出すごとに貼り直さなければいけないのが難点です…。
餌は釣具屋さんに売っている練り餌が良いですよ。
仕掛けをもってザリガニ釣りにいこう!仕掛ける場所や時間帯は?
ザリガニは身を隠すことのできる岩の隙間や影など奥に潜んでいることも多いので仕掛けを設置する際はできるだけ奥底に設置しましょう。
ただし、ペットボトルを用いたビンドウ(セルビン)でも、許可が無ければ使うことのできない漁具に入りますので、仕掛けを設置する際は設置場所の漁業権やルールなどよく調べてから使用しましょう!
よくわからない場合は、地元の釣具屋さんや漁業、都道府県の水産部局に相談するのもひとつの手ですよ。
田んぼや私有の池での使用は認められていますが、その際も必ず私有者の許可を取りましょう。
ザリガニは水温が高くなると酸欠状態になるので、水温が高い夏の昼間は底の沼などに穴を掘って休んでいます。
ですので仕掛けるのは朝方か夕方がおすすめです。
仕掛け方のコツですが、ペットボトルビンドウ(セルビン)の中に餌を入れて川などの奥底に設置します。
ペットボトルだけでは浮かんできたり流されたりしてしまうので餌と同じく中に重石代わりの石を数個入れましょう。
ペットボトルの上に石などの置いて固定しても良いですね。
そもそもザリガニはどんな場所にいる?よく釣れる時期は?
ザリガニは日本全国で生息しています。
比較的水の流れが緩やかで深水が浅い川や池、水田、用水路などで過ごしています。
ザリガニの活動時期は春の4月から秋の11月頃までと言われてます。
温かい時期に活動をして寒くなると泥の中に潜って冬眠してしまうため、冬の採取は難しくなります。
しかし、湧き水など1年を通して水温が安定している場所では時期が関係することなく雪が降っていても釣れるそうです。
ザリガニを大量に釣ったあとはリリースする?
仕掛けた罠に掛かっていたザリガニは飼育するものや用途があるもの以外はリリースしてあげましょう。
ザリガニの中でも種類によっては特定外来生物に指定されているものもありますので注意してくださいね。
環境省の公式サイトでは特定外来生物について確認できますので一度読むことをおすすめします。
生態系被害防止外来種ピックアップ|日本の外来種対策|外来生物法 – 環境省
仕掛けがなくても大丈夫!よく釣れる餌とは?
仕掛けですと罠を仕掛けて時間を置かないと採取できないですし、仕掛けても引っ掛かっていない時もあります。
実は仕掛けがなくてもザリガニは釣りあげることができるんです。
釣り竿もペットボトルの仕掛け同様簡単に自作できますのでぜひ作ってみてくださいね!
ザリガニ釣りの餌でおすすめなのがスルメイカなんです。
スルメは釣りで使う餌の定番でザリガニ釣りでも使われます。
匂いが強いので匂いに誘われてザリガニが寄ってきます。
生のイカもおすすめですがコスパを考えるとやはりスルメの方が良いです。
参考動画:ザリガニ釣りの竿の作り方釣り方まで教えます【大高緑地公園】
まとめ
ここまでザリガニを獲るためのペットボトル仕掛けについて紹介していきました。
要点をまとめていきましょう。
ペットボトル仕掛けの作り方
- ペットボトルの飲み口・飲み口から3/1の部分をカッターやハサミで切りましょう。
- 切ったペットボトルの上のパーツの飲み口部分を下にして、下パーツに差し込みます。
- 桐(キリ)でペットボトルにまんべんなく穴を開けます。
- ペットボトルを針金やテープで固定し、持ちやすいようにひもを付けましょう。
テープやひもは耐水性のあるものを使用してください。餌は練り餌がおすすめですよ。
仕掛ける場所や時間帯・仕掛けのコツ
- 身を隠すことのできる岩の隙間や影など奥に潜んでいるので奥底に仕掛けを設置してください。
- 水温が高なる夏は川や沼の底に穴を掘って休んでいるので、仕掛けるのは朝方か夕方あたりが狙い目です。
- 仕掛けに重石を入れると安定し、流されにくくなります。
- 仕掛ける場所によっては許可を取らなければいけないので必ず確認しましょう。
ザリガニがいる場所・時期
- ザリガニは全国で生息しています。
- 川や池、水田や用水路などの流れが緩やかな場所に生息しています。
- ザリガニが釣れる時期は4月から11月ごろです。
- 1年を通して水温が安定している場所は冬でもザリガニが活動している場合もあります。
獲ったザリガニをリリースして良い?
- 基本的にはリリースしても良いです。
- 種類によっては特定外来生物に指定されているものもありますので注意してくださいね。
仕掛けなしでよく釣れる餌は?
- 匂いにつられて寄ってくるスルメがおすすめです。
自由研究を親子で一緒に取り組むことで夏の思い出を増やしていきましょう!
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